F1 ドライバー角田選手の活躍に期待

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今年(2025)の F1 日本 GP が目前に迫る中、大きなニュースが駆け巡りました。
日本人ドライバーの角田裕毅選手が、現役チャンピオンが在籍するレッドブルレーシングへ移籍する事になったのです。
1980 年代から F1GP を見てきましたが、「勝てるチーム」で日本人ドライバーが走るのは久しぶりの事で、期待が高まります。
来週は鈴鹿へ行きますので、現地で角田選手を応援したいと思います。

角田選手が乗るレッドブルのマシンは、ホンダ製エンジン(Power Unit)を搭載しています。
それにちなんだご祝儀ということで、愛車(もちろんホンダ)を洗車してワックスをかけ、模型店へ行ってホンダ車のキットを買ってきました。


先日ハセガワから発売された、シビック(EF9)のキットです。VTEC エンジン搭載で人気を博した車ですが、私は同じエンジンを積んだインテグラ(DA6)に乗っていました。そのインテグラもいつかキット化して欲しいという願いも含め、お布施として購入しました。

そして、角田選手が乗るレッドブル RB21 の模型が欲しいです。タミヤさんとハセガワさんに頑張ってもらって、商品化してくださることを願います。


 

1/32 紫電改を組み始めました。
まず機体を仮組みしてみましたが、面白いキットです。


製作開始にあたって、保存機の写真が掲載されている資料本を入手しました。レストアされた保存機とともに、白黒ながら大戦中の写真も載っていますので、これらを参考にしながら製作します。

座席やレバー類を除いた状態でコクピットを組んだところ、テープや木工用ボンドを使わなくても形になったのは驚きです。
続いて胴体の前半部分を組むのですが、説明書には、機体右側にある扉のモールドを削り落とすよう指示があります。資料本によるとここには救命筏が収納されていますが、この扉は後期型とされる二一型甲にのみあったようです。限定生産で後期型も販売されていたので、互換性のためにモールドされているのですね。指示に従って扉を削り落し、スジ彫りを追加しておきます。

機体の左右パーツだけであればピッタリ合いますが、桁やコクピットを挟むと隙間ができます。パーツ裏の突き出しピン跡や接触部分をあちこち削ってやると、隙間なく合うようになりました。いつものパターンですね(笑)。
後期型は尾翼の形状が異なるため、尾翼部分は別パーツとなっています。ここは左右のパーツがズレてしまいますが、ガイドピンが正しい位置にないのが原因なので、切り飛ばしてやればちゃんと合います。
主翼と機体の勘合はバッチリで、隙間はできません。


士の字にしてみました。カッコいいですね!
1/32 スケールはでっかくて迫力があります。作りこむと楽しそうです。


 

由布院で撮影したフィルムの現像が上がってきたので、早速スキャンしました。
予想以上に美しく撮れており、フィルムの素晴らしさを再認識しました。

一枚目は由布岳の写真です。空にはうっすらと雲がかかり、雪を被った山頂と山の稜線がきれいです。
空の青色は少々派手に感じます。ベルビアの鮮やかな色描写が健在で、嬉しくなりました。


フジクロームベルビア100 ニコンFM3a Aiニッコール28mmF2.8S / ニコンCoolScan V ED

二枚目は宇奈岐日女神社の境内です。石畳の質感と木々の緑がよく再現されています。


フジクロームベルビア100 ニコンFM3a Aiニッコール28mmF2.8S / ニコンCoolScan V ED

今回はリバーサルフィルムで撮りましたが、スキャナーで取り込む前提であれば、ネガフィルムより良さそうです。
フィルムで撮った写真は、高精細かつ緻密で美しい。
良いフィルムと単焦点レンズ、フィルムスキャナーが揃えば、最新のデジタルカメラにも決して引けを取りません。
またカメラを持って、あちこち出かけたくなってきました。


模型活動を再開

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またしても、投稿間隔が開いてしまいました。
公私ともに手間のかかる事が続いて作業机の前に座る時間が取れなかったのですが、ようやく模型製作を再開できそうです。

この一か月ほどの間にいろんな事がありました。
まず、今年は確定申告をする必要があったため、面倒な計算と書類作成で頭が痛くなりました。
次に、自宅に光ファイバーを敷設することになったので、業者の手配やNTTとの調整などに手間取りました。
その結果としてインターネット接続が高速化されたのは良いのですが、その恩恵を享受するために一部の機器を新調してネットワークを再構成する必要がありました。
最後に、嫁から「由布院へ行きたい」と要望がありましたので、計画を立てて宿と飛行機を手配し、大分県へ行って参りました。温泉に浸かって美味しい料理をいただき、美しい景色を見て、たいへん楽しい旅でした。

そんなこんなで、面倒な事と楽しい事が怒涛のように過ぎ去り、日常に戻って一息つきましたので、模型製作を再開しようと思います。F-2A やゴジラなど仕掛かり品が複数あるのですが、それでは今一つモチベーションが上がりません。それらは一旦脇へ置き、新しいキットの箱を開けることにしました。


タライにお湯と洗剤を入れて、パーツの洗浄からスタートです。でっかいパーツに繊細なモールドでテンションが上がりますね!
その一方、もうすぐ 2025 年の F1GP が開幕します。来月の鈴鹿はチケットと宿を確保済みですので、こちらもぼちぼち準備を進めます。


フィルムスキャナー復活

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PC を新しくしたのを機に、フィルムスキャナーを復活させました。


二十代の私はどこへ行くのもカメラと一緒で、いろんな所へ旅したり、日常の風景を撮っていました。
今でもニコン F2,FM3a、そしてミノックス 35GT-E という三台のカメラを現役で使いフィルムで撮影しています。

私は、良いフィルムとレンズで撮った写真はデジタル写真に劣らないと考えています。一例を挙げると、豊かな諧調表現は量子化されたデジタルでは得られません。「暖かみ」とか「懐かしさ」とかではなく、フィルム写真が極めて高画質だから使い続けています。
デジタルカメラの利便性が高いことは確かですが、私にはスマートフォンの内蔵カメラで充分です。
しかし今(2025年)では、フィルムから高品位なプリントを得る事はとても難しくなりました。町の写真屋さんにはミニラボが置かれていませんし、例えあっても内部でフィルムをデジタルスキャンしてからプリントしているため、出来上がったプリントはデジタル写真になっています。純粋なアナログで写真をプリントする技術は、もはやロストテクノロジーになりつつあるのが現状です。

それでもフィルムを使い続け過去の資産を生かすために、フィルムスキャナーは強力な武器となります。
さて、物置の奥からニコンの COOLSCAN V ED を引っ張り出して来ました。フラットベッドではない 35mm フィルム専用のスキャナーであり、発売は 2003 年ですから二十年以上前の機器です。

数年間電源を入れていませんでしたが、PC に接続して電源を入れると問題なく起動して安心しました。しかし問題は、ハードウェアではなくソフトウェアの方です。このスキャナーは十年以上前にサポートが終了しており、Windows11 上で動作するドライバーもソフトウェアもありません。しかし、捨てる神あれば拾う神あり、世の中には有志で対応ソフトを開発公開してくださっている方がおられます。そんな中から、VueScan と SilverFast という二つのソフトを試用してみました。


一枚目は 2024 年四月の F1 日本グランプリをフジカラーの ISO400 フィルムで撮影した写真です。スキャンしたままの画像はファイルサイズが大きいので、画素数を下げサイズも小さくしています。色は肉眼で見た印象に近く、細部まで再現されています。


二枚目は、三十年前にコダックエクター25で撮影した写真です(ソフトウェアがまだ試用版なので、購入を促す文字が表示されています)。経年劣化による若干の退色がありましたが、補正してやると当時に近い色が再現できました。
エクター25 は ISO25 という超低感度と引き換えに、高い粒状性に支えられた高画質を誇りました。低感度ゆえに扱いにくいですが、ここ一番の撮影に使うフィルムでした。
このエクター25 と、美しい色再現性を持つフジカラーリアラの二つが常用フィルムでしたが、はるか昔に製造終了となってしまい、ネガフィルムで高画質な写真を撮るのは難しくなっています。リバーサル(ポジフィルム)では、コダクロームは消え去ったもののベルビアやエクタクロームが生産され続けていますので、アナログプリントを前提としないのであればこちらをメインにした方がいいかもしれません。

スキャンソフトはしばらく使ってみて、どちらを購入するか検討します。
これでしばらく、フィルムカメラを使い続けることができそうです。