【体外受精】最後の望み!二段階移植をした結果【9周め】

体外受精 最終回アイキャッチ

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生理がきた!とうとう勝負の周期だ!!

保険外で課金しているため、かなり鼻息荒く予約の電話をしました。
泣いても笑っても、これで最後の不妊治療です。
どちらに転んでも、この不妊治療という苦しみから解放されます。

前回の記事はこちら↓

体外受精 9周め 【体外受精】夫婦でコンディションを整えて採卵してきたよ【9周め】

さあ、治療スタート!

2回移植すること以外は普段と同じ、診察や検査をして、採卵日を決めていきます。
変わらず体調も良し、すぐに移植に向けての治療が始められます。

・・・が、二段階移植では「複数胚移植に伴うリスクについての説明」をしっかり読んで同意書にサインしなければなりません。
多胎のリスクというわけで、ヴァイ子は「双子ができたらむしろラッキー」くらいに軽く考えていましたが、どうやら早産率が高かったり破水や母胎貧血、妊娠高血圧症候群のリスクも上がるみたいです。
説明文を読んで少し青ざめていたところ、ナースさんが「色々怖いこと書いてあってびびっちゃうかもだけど、こんなリスクがあるよってだけだから大丈夫」と声をかけてくださいました。
確かに双子三つ子を産んでピンピンしている人なんて沢山いますもんね。
そもそも妊娠や出産にリスクがゼロなんてありえないし。

こちらは持ち帰って再度嘉太郎と確認し、サインして移植前の診察日に提出します。

移植前の診察日までは、エストラーナテープを3枚、一日おきに貼ります。
診察日にきちんと子宮内膜が育っていることが確認できたので、3日後に初期胚移植、その3日後に胚盤胞移植が決まりました。
移植日の2日前からは膣座薬も追加で準備を整えます。

二段階移植、そして移植後の生活

テープの貼り忘れや座薬の入れ忘れもなく、安心して初期胚移植に挑みます。
もはや様式美となったドクターのおべんちゃら「綺麗に分割されたいい卵ですよ~」も久しぶりに真に受けて良い気分になっています。
3日後に胚盤胞の移植、10日後に判定となります。

何度もやってきた流れとはいえ、1周期に二回も移植すると何だかんだ疲れますね。
ただ移植するだけでもそれなりに緊張します。

移植後は相変わらずの膣座薬による乾燥と痒みとの闘いです。
今回もフェミニーナ軟膏には大変お世話になりました。


【第2類医薬品】フェミニーナ軟膏S 30g

妄想着床による腹痛や便秘にも耐えながら、とうとう判定日です。

運命の判定結果

これまで散々着床に失敗し、ギャフベロハギャベバブジョハバ!!と叫び続けてきましたが、流石の二段階移植をした今回は叫ばずに済むだろうと期待をしながら採血、そして結果を聞きに診察室に入ります。

「ぎゃふべろさん、二段階移植頑張りましたね~」

「今回、どっちの卵もすごく綺麗でしたが、着床しませんでした」




・・・。



「あ、そうでしたか」

あれ?意外とすんなりと受け入れられてしまいました。
散々頑張って時間もお金も労力もかけて、期待しまくっていただけに、この結果だともうちょっと頭で分かっても心はごねるんじゃないかなあ(※)と思っていたんですが・・・。

(※)RADWIMPSの名言。『me me she』という曲の歌詞。いつか使おうとタイミングを見計らってました。

「これだけやって着床しないなんて、なんでだろう・・・うーん、うーん・・・。筋腫の位置は問題ないはずだけど、ここまで着床しないとどうしても関連付けたくなっちゃうなあ・・・」
とドクターは納得のいかない様子。

それでもヴァイ子はこれで最後の治療と決めていたので、「しばらくお休みします」と告げました。
ここまで悔しがっている姿を見ると、辞めますまでは言えませんでした。

ドクターも「まあ、結果が出ないのに治療を続けるのも辛いですもんね。年齢的にもまだ諦める歳ではないですし、またやる気になったら来てください」と優しく見送ってくださいました。

残念ながらも色々と肩の荷が下りて楽になりました。

ちなみに今回の体外受精(保険外診療)で掛かった費用は

  • 採卵    324,764
  • 二段階移植 318,246
  • 判定    2,200円でした。

645,210円!金額見ただけでもメンタル削られますね。

今後に向けて

案外あっさりと諦めがついたのも、子供のいない人生プランを立てつつもあったからです。
これからは投資をしながら嘉太郎と旅行をしたり美味しいものを食べたりしながら思い出を作っていく方が、治療を続けるよりもずっと楽しいだろうなと思います。
周りを見ていても、子供を望んで不妊治療に挑みストレスから喧嘩をしてしまうぎゃふべろ夫婦よりも、子供を作らず二人仲良くしている夫婦の方がずっと幸せそうですもんね。
あと、この判定直後にヴァイ子の同級生が想定外の妊娠をしていたので、なおさら「授かる夫婦は授かるし、授からない夫婦は授からないんだな。うちは後者なんだな」と諦めがつきました。

ぎゃふべろ夫婦の妊活はこれでおしまい。
これから妊活をする方や現在頑張っておられる方のご参考になれば幸いなので、記事を残しておきます。
我々の屍を越えて行け!