マイナス金利解除でJリートが…!? 2024年3月末の運用状況

2024/03/31

資産運用

 今回は毎月恒例の資産運用状況報告です。2024年3月末時点のデータをお伝えします。

この3月は日銀のマイナス金利解除という歴史的な出来事がありましたが、僕の投資先はどんな影響を受けたのか?

それでは早速、ポートフォリオの現状(円預金・日本国債を除く)を見ていきましょう。



(※金額は3月31日時点の時価、カッコ内は含み益、1万円未満切り捨て)


🔷インデックスファンド

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)2927万円(+902万円)

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)  412万円(+52万円)新NISA

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)  175万円(+55万円)旧NISA

eMAXIS Slim米国株式           232万円(+112万円)旧NISA

たわらノーロード先進国株式       461万円(+278万円)iDeCo

VTI                 401万円(+240万円)

eMAXIS Slim先進国債券        117万円(+17万円)

eMAXIS Slim国内債券        29万円(−2万円

eMAXIS Slim国内リート        425万円(+25円)

NFJ-REIT                   194万円(±0万

iシェアーズ・コア225         244万円(+43万円)


🔷個別株

CDS                      17万円(+5万円)

日本ケアサプライ                19万円(+7万円)

日本アコモデーションF        65万円(+7万円)

アドバンス・レジデンス       100万円(+10万円)

いちごホテルリート               59万円(+12万円)

アサンテ                    16万円(±0

シード                       6万円(±0円

三井住友FG                    89万円(+63万円)

オリックス                     32万円(+20万円)

三菱HCキャピタル                   10万円(+6万円)

東京海上HD                    141万円(+91万円)

JR東日本                     87万円(+19万円)

JR西日本                     62万円(+9万円)

JR九州                      35万円(+8万円)

日本航空                     29万円(+9万円)

KDDI                     44万円(+17万円)

ゼンリン                     8万円(−4万円

SHEL                      20万円(+13万円)

🔷その他

金                 489万円(+189万円)

ドル預金(1$=151円)       1412万円(+412万円)

🔷合計

                   8364万円(+2620万円)


今年に入って含み益が954万円膨張

昨年12月末時点ではポートフォリオ全体で1666万円だった含み益が、年初来の株高で1月末に2029万円(前月比363万円増)になったと思ったら、2月末は2296万円(前月比267万円)、そして3月末は2620万円(前月比324万円)!

つまり、この3カ月で含み益が954万円も膨らみました。これまでにないペースです。

2020年3月に早期退職して投資を始めて以降の、投資元本と含み益の推移はこんなふうになっております。

(単位は万円)


(※過去の推移の背景はこちらで詳しく説明しています


「インフレ怖い」でJリートを買い増し

それでは今月の投資成果を見ていきましょう。

大雑把に言うと「日銀のマイナス金利解除にも関わらずどれもこれも好調だった」ということになるわけですが、あえて特筆すべき点を挙げるなら「買ったばかりのJリートが予想外の値上がりをした」といったところでしょうか。

順を追って説明すると、3月に入ったころの僕は「日本株も米国株も金もこんなに高騰してしまったから、もう今から何を買っても高値掴みになってしまいそうで買う気になれない」という心境に陥っていました。

とはいえ、これだけ各資産が高騰してゆくのを目の当たりにしていると、僕のように現金比率を高めにしている人間は「ああ、円の価値だけがどんどん目減りしてゆく~」とジリジリしてきます。

こういうときは金利の高い海外債券でも買い増せばいいのかもしれませんが、1ドル=150円前後の円安だと「わざわざいまドル建ての債券を買いに行くのもなんだかな~」という気分になって、これも実行できません。

そんな八方塞がりの中で、唯一「買ってもいいかな」と思えたのが、このところずっと価格が低迷していたJリートでした。

実は、僕は3年ほど前からJリートのインデックスファンドであるNFJ‐REIT(NEXT FUNDS東証リート指数連動型上場投信)を保有しているのですが、ここ最近は含み損になっていました。

そこで2月、「今こそリートを買い増そう」と考えて、同じくJリートのインデックスファンドである「eMAXIS Slim国内リート」を100万円分購入していたのですが、そこからさらに下落して、こちらも含み損を抱えてしまいました。

もちろん下落するには理由がありました。日銀が近いうちにマイナス金利を解除するとの観測が広がっていたからです。大雑把にいうと、「日銀がマイナス金利を解除する→世の中の金利が上がる→借金しながら不動産を経営するビジネスは苦しくなるだろう」という論法です。

なので、いつもの僕なら怖がってこれ以上手を出さないところですが、「このままインフレで現預金の価値が目減りしていくのは悔しいから、インフレヘッジの意味も込めてもっとJリートを買い増してやろう。マイナス金利解除でさらにJリートが値下がりしたら、さらに買い増せばいいや」という、かなり無鉄砲な気持ちでJリートを買い漁ることにしたのです。

具体的には、3月上旬に「eMAXIS Slim国内リート」を計300万円買い増し。さらに3月中旬には、個別リートの「アドバンス・レジデンス」と「日本アコモデーションF」を計145万円分購入しました。二つとも主に都内の高級マンションに投資する住宅リートです。

ちなみに、個別リートの銘柄選定はテキトーでした。

とりあえず、ホテル系リートはすでに1銘柄保有していたので「今回は住宅系リートにしよう」と決め、さらに「分配金利回りは低くてもいいので経営が安定してそうなところにしよう」と思って、YouTubeでJリート紹介動画をいくつか見て、この2銘柄に決めました。そんな程度の選び方です。

マイナス金利解除でまさかの上昇


そして迎えた3月19日、日銀の植田総裁は案の定、マイナス金利解除を発表したのですが、不思議なことに、僕が仕込んだJリートはどれもググンと上昇しました。NFJ-REITの含み損までほぼ解消されてしまいました。

当初はキツネにつままれたような気持ちでしたが、いろんな経済ニュースやらSNS上の声やらを見ているうちに何となく状況が飲みこめてきました。要するに、日銀は予想通りマイナス金利を解除したのですが、その説明をよくよく聞いてみたら、みんなが予想してたほどすぐに金利は上がりそうにない内容だった、ということらしいです。

とりあえず、結果オーライ。

と同時に、「僕みたいなド素人は短期的な株価予想なんてやるだけ無駄だ」と改めて思った次第です。

というわけで、今月は普段のインデックス長期投資路線から随分脱線してしまいました。まあ、たまにはこういうのもいいでしょう。


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コロナ禍のなか、45歳で新聞社を早期退職し、念願のアーリーリタイア生活へ。前半生で貯めたお金の運用益で生活費をまかないながら、子育てと読書と節約の日々を送っています。

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