消しゴムはんこの持ち手を作ってみた

★消しゴムはんこを作ってもらったけど


これは、2016年7月のDIYです。

我が家の三男はこの当時保育園に行っていました。まだおむつをしていたのですが、保育園に持っていくおむつには、名前を書いておかなくてはいけません。

同じおむつを持っていると、混ざってしまうことがあるからか、トイレに持って行ったときに、入れ違いになることがあるからかは、わかりませんが、毎日数枚のおむつに名前を書く必要があります。

そこで、妻は、消しゴムはんこを作るのが好きな友だちに依頼し、三男の名前の消しゴムはんこを作ってもらい、そのはんこを押すことで、名前を書く手間を省いていました。

なお、消しゴムはんことは、消しゴム(専用の消しゴムを大きくした板状のものもありますが)をカッターなどで削って作ったはんこのことです。



わたしは、自分が作るときには、キットは買わずに、消しゴムだけ入手して、彫刻刀やカッターで作るのですが、専用のキットがあった方が、うまく作れそうですね。

ちなみに、キットの消しゴムが黄色いのは、消しゴム全体が黄色いのではなくて、表面だけを黄色くしています。

削ったところと、削っていないところが分かりやすいようにわざわざ色をつくてくれているようです。

消しゴムはんこのおけげで、名前を書く手間は省けたものの、消しゴムだけを手に持って、はんこを押すのが、大変そうに感じました。

消しゴムとはいえ、厚みは12mmしかないし、押す部分以外は削ってあるので、薄い板を持って、インクを付けて、おむつに押し当てるのは、けっこう大変そうに見えました。

通常、はんこをおすときには、持ち手をつかんで押すので、押しやすくなっています。



★消しゴムハンコの土台をDIY


そこで、今回は、持ち手を作ってみようと考えました。木で消しゴムを固定して、木の部分を持って、はんこを押せるようにできればと思います。


中央に置いてあるのが、消しゴムはんこです。

ひらがなで大きく名前が書かれています。

名前に合わせて、周りを切ってあるので、周りはきれいな四角形になっていません。

大まかには四角形ですが、けっこうガタガタしています。


そこで、消しゴムを当てて、消しゴムの外側に沿って、型を取り、だいたいの形を写し取りました。

この形に穴を掘って、消しゴムをはめ込んでいれば、消しゴムが動くことはなくなり、押しやすくなるはずです。

この形に合わせて、電動トリマーという工具で、削っていきたいと思います。

ちなみにトリマーとは、軸を回転させて、木を削る工具です。



彫刻刀でも、削ることができますが、削った面を平らに、しかもスピーディーに削ろうと思えば、電動トリマーが早くてきれいです。

削りくずがたくさん出るので、室内で使うのは要注意ですが・・・。

電動トリマーで木を削ると、写真のようになりました。


これで、2~3mmほど削れたでしょうか。

回転の方向に合わせて、勝手に動きそうになるので、気をつけないといけませんが、このくらいの大きさだと、あっという間に掘ることができました。


消しゴムはんこをはめてみると、ぴったりです。

うまくはまったし、反対に向けても簡単には落ちてこないくらいにはまっています。

消しゴムが伸び縮みするので、それも良かったかもしれません。


サイズが大きすぎるように思ったので、小さくしていきます。

この大きさだと丸ノコは使いにくいので、手ノコで切っていきます。

左下の大きなものは、木が動かないように固定するためのクランプです。



大きな板をカットするには、便利な丸ノコですが、あのサイズの板をカットするのは危険です。


小さくした木の板を、やすりで削っていきます。

小さなものなので、あっという間にツルツルになりました。角がとがっていると、ぶつかったときに痛いので、角は丸めておきます。



★持ち手も作って持ちやすくしよう


次に、このままだと、結局木の部分が持ちにくいので、持ち手の工夫をしていきます。

持ち手として、この木の上にもう1つ部品を付け足すのですが、その部分を持って、はんこを押すので、グラグラしないように、慎重に部品を付けていきます。


小さくて、トリマーを使うと、本体を持ちながら削れなかったので、彫刻刀で削りました。

なので少しガタガタになってしまいました・・・。手作業できれいに、というのが一番難しいように思います。


持ち手を付けました。けっこうしっかりはまっています。ブカブカにならなくて良かったです。

念には念を入れて、穴に木工用の接着剤を入れ、木を押し込み、裏からコーススレッドで固定しました。

裏は消しゴムはんこを付ける部分ですが、まだ消しゴムはんこをつけていないので、コーススレッドを打つことができました。


消しゴムはんこを接着剤で固定すると、こんな感じです。周りをやすりで削って角を落とした分、柔らかい感じに仕上がりました。あとは、BRIWAXで色付けします。


アンティークブラウンという色にしました。

木目を消さずに色を付けることができるので、木の風合いが好きな人には、好みの雰囲気だと思います。



これで完成です。

妻に渡すと、押しやすくなったと言ってもらえました。

けっこう長い間使っていますが、特に支障は出ていないようなので、耐久性も高そうです。

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