解決済:WinSCPでSRXに接続するとエラーになる

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■SRXにWinSCPでSCP接続するとエラーになる

SRXに対して、WinSCPを使ってSCP接続をしてみます。
ログイン認証までは問題なくできますが、その後、以下のようなエラーが出ます。
「ホストは15秒以上、通信していません。待機中です...」
WinSCPタイムアウト


仕方なく中止にすると、次のメッセージが出ます。
「開始時のメッセージ省略のエラー。選択したシェルはWinSCP互換ではないかもしれません。(bashをお勧めします)」
WinSCPエラー


この原因は、非rootユーザーで接続していること。rootユーザーの場合は、問題なく接続できると思います。
SRXに非rootユーザーでログインする場合、ターミナルはオペレーションモード(>)から開始します。
・参考「JUNOS - shell / operational / config」

WinSCPは、GUIの表示内容を取得するために、バックグラウンドでUNIX系コマンドを実行しているようです。
しかし、オペレーションモードではそれらのコマンドは失敗してしまい、冒頭のエラーが発生します。

■解決策

というわけで、ログイン後にシェルコマンドモード(%)になるように、WinSCPの設定を修正しましょう。
WinSCPの接続設定で、「環境→シェル」を開きます。
「シェル」を、デフォルトから「start shell」に変更します。
WinSCPシェル設定


これは、SRXでオペレーションモードからシェルコマンドモードに移行するためのコマンドです。
この設定により、WinSCPからのログイン時にシェルコマンドモードになり、支障なく操作ができるようになります。
WinSCPでSRXに接続