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上のチャートはドル円1分足ですが、画像右端の赤色丸で売りますか、それとも買いますか?
 
もしくは、どういう状況になれば売りますか、それとも買いますか?
 
売った(買った)場合の利確目標やどこで損切りするのかということも含めて考えてみてください。
 
ちなみに、1時間足は、
 

 

このような感じです。

 

 

というのが問題でした。

 

 

では、私なりの解答例を発表したいと思います。

 

 

まず1時間足ですが、上昇の起点である黄色線で止められ、その後少し上昇したというのが問題である赤色丸地点です。

 

赤色丸の左側を見ると、オレンジ色丸で揉み合ったり、緑色丸の長い上ヒゲなどがあるものの順調に下落してきています。

 

 

以上のことから、戻り売り中心で考えてみたいものの、黄色線で反応しているので、戻り売りをするにしても黄色線までの値幅を稼ぎたい=しっかり戻ってから売りたいというのがパッと見た感じの印象です。

 

黄色線をしっかり下抜けた後であれば強気で売りたいところですが、現状ではまだ下抜けておらず、黄色線で反応したという経緯があるので買いについてもしっかり考えておくべきでしょう。

 

 

続いて1分足ですが、赤色丸までに順調に上昇し、黄色丸で上ヒゲ2本出してちょっと下げてきたというのが問題の地点です。

 

軽く押したところなのでここで買うという選択肢もあるでしょう。

 

この場合、どこで損切りするかですが、買ってすぐに逆行したら即切るか、上昇の起点である水色丸のちょっと下辺りにするのかは事前に決めておく必要があります。

 

逆に利確目標ですが、早ければ2本の上ヒゲを出した黄色丸辺りで反発し、ミニダブルトップみたいな感じになるかもしれません。

 

この時にどうするのかを事前に決めておいた方が良いでしょうし、ここを上抜けた場合の利確目標も設定しておくべきでしょう。

 

黄色丸を上抜けた後は軽く揉み合った緑色枠の上限辺りが目標となり、その後は下落の起点であるオレンジ色線、ここを抜ければ長い上ヒゲとなったピンク色丸辺りが目標になるかと思いますし、ここも抜ければ大きく狙える可能性もあるでしょう。

 

 

次に赤色丸で売るという選択肢について考えてみましょう。

 

赤色丸で売るということは黄色丸で上ヒゲ2本を出して下げてきた後なので、ちょっとタイミング的には遅く、どうせならもう一度上に行って黄色丸辺りでミニダブルトップみたいな感じになってからの方が良いでしょう。

 

ここで売った場合の利確目標は、まずは上昇の起点である水色丸辺りで、ここを下抜ければチャート内の最安値付近が目標となり、ここも難なく抜ければ大きく狙える可能性があります。

 

チャート内の最安値=1時間足の黄色線、つまり、1時間足でもかなり意識されそうなところなので、ここを抜ければ買いポジションを持っている人達の損切り+新規の売りで大きく狙えるかもしれないという理屈です。

 

損切りは黄色丸の少し上辺りが妥当でしょう。

 

 

次に赤色丸では売りも買いもしない場合ですが、どういう状況になれば買いたいですか?

 

 

赤色丸で買ってもすぐ上に黄色丸がありますし、すでにそこそこ上昇した後です。

 

更には、1時足の黄色線=重要ラインに一度タッチしただけなので、ここが本当に硬いかどうかという判断はまだできません。

 

ですので、もう一度1時間足の黄色線=1分足の最安値辺りの動きを見てと言いますか、この辺りまで引き付けて買いたいです。

 

逆に売りですが、1時間足の黄色線で反応したという事実がある訳ですから、なるべくこの黄色線から離れたところで売りを考えたいです。

 

具体的には、オレンジ色線や長い上ヒゲとなったピンク色丸辺りまで引き付ければ黄色線までの値幅を確保できます。

 

ただし、ピンク色線辺りまで来ると絶好の戻り売りポイントと言える半面、直前の勢いは上なので、買い勢が頑張ってくる可能性があります。

 

ですので、売るにしても注意が必要です。

 

 

 

上のチャートの赤色丸が問題の地点でその後どうなかったかと言いますと、黄色枠で少々揉み合った後、ここを下抜けたと思わせてその後一気に上昇しました。

 

せめてピンク色線辺りまで下げてくれれば買えたかもしれませんが、オレンジ色丸の直後に買うのはかなり難しいかと思います。

 

何故かと言えば、黄色枠を下抜けたという事実がある訳なので、オレンジ色丸の直後に買ってもすぐに黄色枠の下限で反発し、その後下げる可能性もあるからです。

 

これがピンク色線辺りからならどうでしょうか?

 

黄色枠の下限までに多少の値幅があるので、下限辺りの動きを見てからどうするかという判断もできるのですが、オレンジ色の直後だとこの判断時間が短くなります。

 

「判断時間は短くても大丈夫!」ということであれば問題ないのですが、不安なのであれば黄色枠の上限を上抜けてからでも遅くはないと思います。

 

 

以上ですが、如何だったでしょうか?

 

たった1問の実戦問題だけでも考えることはたくさんありますし、先日の記事で書いたMT4の便利技を使えば今回の問題のようなことをいくらでも考える練習ができます。

 

〇〇さんがこう言ってたからというのではなく、自分ならどう考え、どのようなトレードをするのかということを考えながら練習すれば自分なりの基準のようなものが出来上がってくるかと思います。

 

FXの世界にこれが正解ですというようなものはないので、自分なりの形を作り上げてください!

 

 

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