セリエA第34節 ユヴェントスvsACミラン -2位決戦-

ユヴェントス FW ケナン・ユルディズ

 

2024年4月27日

セリエA第34節

ユヴェントスvsACミラン -2位決戦-

監督:アッレグリ ピオリ

 

ユヴェントス

352

   ユルディズ ヴラホヴィッチ

   ラビオ カンビアーゾ

コスティッチ    ロカテッリ   ウェアー

  ダニーロ ブレーメル ガッティ

       シュチェスニー

 

Aサンドロ、ルガーニ、マッケニー、ミレッティ、キエーザ等がベンチ。

 

ACミラン

4231

     ジルー

レオン   ロフタスチーク プリシッチ

   ラインデルス アドリ

フロレンツィ ティアウ ガッビア ムサ

    スポルティエッロ

 

前節のミラノダービーにてトモリ、Tエルナンデスカラブリアが出場停止になっている。

 

メニャン、ベナセル、チュクウェゼ、オカフォー等がベンチ。

 

【0~15分】

 

ユヴェントスはハイラインハイプレス(運ばれたらローラインブロック)でポゼッション。

 

ミランはミドルブロック&プレスでポゼッション。

 

ユヴェントスが良いというよりは、ミランがいつも通り4231で守備が悲惨なため、ユヴェントスが優勢に進める。4231で352を相手にするのは無理がある。

 

4231では中央のスペースが空きすぎているし、人数も足りない。これでは守れない。

 

352は元々、当時流行っていた4231や4312を封殺するために開発された戦術であり、戦術上の相性もすこぶる悪い(4231についてはそもそも最早現代サッカーで通用する戦術ではない)。

 

ただし、ユヴェントスアッレグリ家安徳)は352を全く上手く扱えていなく、352というよりは532でラインも低すぎるので、何とかはなる。

 

ユヴェントスはプレスをしている時は良いが、セットした時のラインが低すぎて話にならない。

 

ただし、ユヴェントスは今日は珍しくユルディズがいるので、攻撃面はいつもよりは良い。

 

ユルディズもソウレもそうだが、ここまで素晴らしい選手を使わないアッレグリ監督は逆の意味で本当にすごい。

 

また、攻撃時に、今日は珍しく攻撃能力の低いラビオをかなり下がり目でCBの位置でパスを捌かせているので、それも良い。

 

ラビオが空けたスペースはユルディズとコスティッチが使い、CBはスライドしてガッティやカンビアーゾが前目の位置を取る。

 

ラビオが中盤にいないというだけでかなりプラス。

 

まとめると、ミランは攻撃時は433気味になるためまずまず、守備は良くない。

 

ユヴェントスは、攻撃はユルディズがいるためいつもよりは良い、守備はプレスをしている時は良い、セットしている時は良くない。

 

守備(戦術)の分でユヴェントスが優勢。

 

ユヴェントスは監督が変わり、ユルディズ、(戻した)ソウレ、キエーザを使うなら本当に強い。監督が変われば相当強いというのはミランにも言えることだが・・・

 

【15~30分】

 

段々とユヴェントスがいつものドン引き守備になり始め、指示か何か知らないがラビオを下げるのもやめてしまい、いつもの良くないユヴェントスに戻る。これは酷い。ラビオが邪魔すぎる。

 

ミランがボールを支配し始める。

 

【30~45分】

 

変わらずミランがボールを支配する。

ユヴェントスはいつものことだがラインがあまりにも低すぎる。

 

前半終了0-0

 

ミランはピオリ監督なので守備の修正を求めるのは不可能なため、特に言及はしない。

 

攻撃については、ロフタスチーク→チュクウェゼで、チュクウェゼを右サイド、プリシッチをトップ下にした方が良い。中央を上手く使いたい。

 

ユヴェントスは、ラインが低すぎるので、前半序盤のようにハイラインハイプレスにし、攻撃はラビオを下がり目の位置にするか、ラビオに変えてキエーザを投入したい(アッレグリ監督はしないだろうが)。

 

352でインサイドハーフに足元の技術がない選手がいるのは致命的すぎる。

 

せっかくミランが中盤中央(インサイドハーフの位置)を空けてくれているのに、そこがラビオでは攻撃にならない。

 

また、ドン引き守備をするならするで、カウンターになるのだからヴラホヴィッチではなくキエーザである(これもしないだろうが)。もしくは、最低ミリク。

 

【45~60分】

 

ユヴェントスがハイラインハイプレスにしてきたのでユヴェントスが再び優勢に。前半のように最初の〇分と決めているだけかもしれないが。

 

【60~75分】

 

ユヴェントス

ヴラホヴィッチ→ミリク

コスティッチ→キエーザ

良い交代。

 

ミラン

アドリ→ベナセル

 

ミラン

ジルー→オカフォー

 

ユヴェントス

ウェアー→マッケニー

 

試合は良い交代をしたこともあり、変わらずユヴェントスが優勢に進める。

 

【75~90分】

 

ユヴェントス

ユルディズ→ミレッティ

 

ミラン

ムサ→バルテザーギ

ロフタスチーク→ゼロリ

プリシッチ→チュクウェゼ

 

ユヴェントスがチャンスを多く作るが決めきれない。

 

ハイラインハイプレスを継続していることや、選手交代、ラビオを下がり目に戻す等、アッレグリ監督が珍しく良い采配をしている。ただし、決めきれない。

 

試合終了0-0

 

後半は終始ユヴェントスが優勢に試合を進めたが、決めきれずにスコアレスドロー

 

ユヴェントス

アッレグリ 5.5 前半序盤と後半は良かったが、「いつもよりは」という話であり、根本的に良いわけではないため、評価は高くはならない

ユルディズ 7.0 

ヴラホヴィッチ 5.5 

ラビオ 5.5 

カンビアーゾ 6.5 

コスティッチ 6.5 

ロカテッリ 6.0 

ウェアー 6.5 

ダニーロ 6.5 

ブレーメル 6.5 

ガッティ 7.0 

シュチェスニー 6.5 

 

ACミラン

ピオリ 5.0 この内容で失点しなかったのは幸運であった

ジルー 5.5 

レオン 6.5 

ロフタスチーク 5.5 

プリシッチ 6.0 

ラインデルス 6.5 

アドリ 6.5 

フロレンツィ 6.0 

ティアウ 7.0 

ガッビア 6.5 

ムサ 6.5 

スポルティエッロ 7.0 

 

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