国内のNFTにおいても数百円のものが数十万円になることもあり、NFT界はとても盛り上がりを見せています。
しかし、NFTを取り扱う際には様々な注意点が存在します。
本記事では、初心者の方にも知っていただきたいNFTの注意点について解説していきます。
私は社会人二年目の24歳!
職業:診療放射線技師
趣味:サッカー、スノーボード、ラーメン
主にNFTについての発信をしていきます!!
1)NFTとは何か
そもそも「NFT」とは何かについて簡単に解説していきます。
「NFT」とは日本語で非代替性トークンという意味があります。
非代替性=替えが効かない、トークン=所有者の証明書という意味がそれぞれあります。
つまり、NFTとは、唯一無二であることの証明書を結び付けたデジタルアートのことです。
NFTはデータの改ざんが不可能であり、唯一無二であることを証明できる点が特徴です。
人気の高いCryptoPunksやBAYC (Bored Ape Yacht Club)等では一回の取引で数億円が動くこともあります。
最近では、国内のNFT界も盛り上がりを見せており、今後さらに普及していくと考えられます。
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2)NFTの注意点
NFTにはいくつか注意点がありますので解説していきます。
・著作権の問題
NFTを購入してもそのNFTを所有をする権利が移るだけであって、著作権までは付与されません。
著作権はNFTクリエイターにありますので、注意が必要です。
しかし、中には商用利用等を認めているものも存在しますので、公式ホームページ等により確認する必要があります。
・詐欺が多い
NFT界はとても詐欺が多いです。ウォレットの中にある全てのNFTを奪われてしまうこともあり、被害額は数百万円になることもあります。
しかし、NFTに関する法律等の整備はいまだ整っておらず、自分自身で詐欺に対して対策する必要があります。
特に多いのは、不正なリンクを踏んでしまったことによる詐欺です。Twitter上には本物のプロジェクトに似せた偽物のプロジェクトが無数に存在します。
自分が欲しいNFTが割安で購入できると思い、偽物のプロジェクトのリンクに進んでしまうと、ウォレットのアドレスが相手に渡ってしまい、大切なNFTを奪われてしまいます。
極力Twitterのリンクを踏まない、本物のプロジェクトであると確認するなどの対策が必要です。また、DMに関しては詐欺が多いので、本物のプロジェクトかどうか判断できないときは、開かないようにしましょう。
その他にもハードウェアウォレットを使用する、mintするアカウントとNFTを保管するアカウントを分ける、Free Wi-Fiは利用しないなどの対策方法があります。
・ガス代等手数料の高騰
NFTの売買時には「ガス代」と呼ばれる手数料が生じます。
ガス代の価格は常に変動しており、仮想通貨の価格やネットワークの処理に連動しています。
特に大型のプロジェクトの販売時期など、取引が活発な時はガス代が高騰しやすいです。
また、所持しているNFTを販売した際には、Openseaへの手数料とCreator feeと呼ばれるNFTクリエイターへの手数料が発生します。
Openseaへの手数料は2.5%、Creator feeは5%~10%のものが多くなっています。
NFTを販売した価格からこれらの手数料を引いた価格が自分の利益となることに注意が必要です。
・NFTの価値やETHが下落する可能性がある
NFTは稼げる可能性もある分、損をする可能性もあります。
例えば、1ETH=20万円の時に1ETHのNFTを一つ購入したとします。
一ヵ月後、1ETH=10万円となり、NFTの価値は0.5ETHになったとします。
・購入時 1ETH×20万円=20万円
・一ヵ月後 0.5ETH×10万円=5万円
となります。
上記の結果から、NFTの価値は半分になっただけですが、ETHの価値も下がってしまったため、購入時の四分の一の価値となっています。
このように含み損が大きくなる可能性があります。
裏を返せば大きく含み益が出る可能性もあるので、ややハイリスク・ハイリターンであると言えます。
NFTの価格と仮想通貨の価格の二つに注目する必要があります。
3)まとめ
今回はNFTの注意点について解説しました。
まだまだ新しい分野であるため、法整備や詐欺への対策など問題はあります。
しかし、こういった問題が少しずつでも改善されていけば、もっと多くの人がNFTに興味を持つのではないかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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