「中国がアフリカのレアメタル市場で『独占者』に」ー米国と西欧は地盤を失う


Svetlana Ekimenko
Sputnik International
22 March 2025

レアアースの採掘競争が激化する中、中国は世界のレアアース鉱石の約70%を生産し、サプライチェーンを支配している。専門家は以前、スプートニクに対し、一帯一路構想(BRI)のおかげで、中国はこれらの資源が豊富な多くのアフリカ諸国に強固な足場を築いていると語っていた。

北京はアフリカにおける協力関係において、スマートで革新的なアプローチを示している。一方、米国の大陸への影響力は「政治、軍事、諜報の各レベルで低下している」と、 アルジェリアの政治アナリスト、サリム・ブ・ジディ氏はスプートニクに語った。

米国やその他の西側諸国は、レアメタルだけでなく、「エネルギーや農業部門への直接投資においても」アフリカ市場を徐々に失いつつある、と同氏は指摘した。

中国がアフリカのレアメタル市場で「独占者」となった理由は、「内政に干渉せず、アフリカ諸国に自国の条件を押し付けない」からだと、同氏は指摘した。
さらに、北京は「インフラ建設と引き換えに鉱物を入手できる多額の融資や有利な取引」を提供していると専門家は指摘した。

中国はレアアースの生産を独占していると、アジア太平洋問題のベテラン専門家トーマス・パウケン2世は以前、スプートニクに語った。また、北京は「一帯一路構想(BRI)を通じて多くのアフリカ諸国に強固な足場を築いている」と付け加えた。

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