こんにちは、音音です。
10日空けたことがなかったはずのブログ更新を、ついに14日飛ばしてしまいました。年に1、2回くらいのペースで更新をすっ飛ばす感じになってきている。
昨年は夏の繁忙期も冬の繁忙期も更新休まず乗り切ったんですけどねえ。仕事で弾丸人事によって突然別部署に飛ばされ、勤務地も変わり、いろんなペースが崩れてさすがに無理だった。
しかし、そう言っている間に大寒波もピークを過ぎ、庭の忙しさが復活してきました。まずはこれ。
デン!!!! 届きましたよ国華園カタログで注文したブツが。
下右から青ちりめんしそ、三つ葉、ワイルドルッコラ、スイスチャード、つるなしエンサイ、ひまわり「クラレット」、上左からバジルスペルボジェノベーゼ、ステビア、コモンマロウ、グリーンアーティチョーク、バジル「ベルガモ」、パープル丸バジル、ヒソップ「ローズ」。
新しく買った種だけで13種類。さらにチャボトケイソウを苗で注文しましたが、それはもっと暖かくなってから別で送られてくるようです。
これに加えて、今まで家でとれた種たちも蒔くことになりますので、マジで庭が爆発するんじゃないかとすら思えてきます。が、じつはこれ、ほとんど元々家にあったのに枯れてしまった種類のリベンジなんですね。だから、実質増えたのはヒマワリと、スイスチャードと、アーティチョークと、三つ葉と……あれ結構あるな……
ともあれ、特に去年は畑に大失敗して、バジルの類がほとんど育たなかったために、余計に増えたような気がしてしまいます。3年間失敗しまくった経験を生かし、失敗した種類を全部上手に成功させたいものです。今年は大リベンジの年にするぞ。
さて、そのためには何が一番大切かというと、種をまく時期です。早すぎれば寒さにやられ、寒さが終わるまで待っていると、今度は成長途中で暑さにやられます。
すべては最近春や秋がなくて、寒いのが終わったと思ったらいきなり猛暑になるせい。それぞれ種まき適期はありますが、それよりもひと月くらい早めに蒔いてちょうどいいくらいかな、とみています。
と、いうわけで。家にあったタネとあわせて、種まき適期が3月のものはもう蒔いてしまおうと思います。
左のグループはビニールポットに。右のグループは芽が小さいのでセルトレーに。上のグループは間引いたやつから食べたいので、プランターに直播します。
右上のグループは、蒔こうか迷ったけど、成長が速いので最高気温が10度に乗るようになってから蒔くことにしたグループ。
寒いといっても、もう植物は春を感じ始めてますね。これはタラの木。てっぺんの芽がもう動き出しています。
さ~~~~て苗床の準備をするぞ。この間の記事で↓
togimarufriends.hatenablog.com
雪の降る中洗ってきれいにしたビニールポットとセルトレーが火を噴くぜ。
はい、全部でこれだけです。
そこに鉢底石を少量入れ、上質の赤玉土を敷き詰めます。
種まきの土もいろいろ試しましたが、結局上質な極小粒赤玉が一番いいな、ということになりました。乾きすぎずべたつきすぎず、水はけも水持ちもいい。
バーミキュライトに蒔いていた時期もありましたが、バーミキュライトって粒が細かすぎて、水をやるたびにめちゃくちゃ流れていっちゃうんですよね。その点、こちらは粒がしっかりしているので、鉢底石さえ敷いていればあまり流れていきません。
そして粒が大きすぎないから、芽が小さい植物にもやさしいんです。
種をまく前にラベルを作ります。材料こんだけ。
ビニールテープを切って、真ん中に爪楊枝を貼り付けます。
テープを半分に折り、小さな旗になりました。
お名前書いてできあがり。去年はこれを紙で作ったので、種に水をやるとその水がかかってどんどん茶色くなっちゃったんですよね。ケツ拭き紙がよ。
作業してたらすごい音がして、見に行ったらうじきちが陸地から落ちて怒ってた。怖い顔をしている。
はい、こんだけです。
さて、ようやく蒔きますよ。まず、土が舞うとめんどくさいので最初に霧吹きで湿らせておきます。
このとおりです。
こちらはニチニチソウの種。家でとれたもの……というか、寒いから家の中に鉢ごと入れたら家の中で実が熟して、勝手に床中にまき散らされた種です。
セルトレーにパラパラと。
粒がそこそこ大きいのでよく見えますね。
薄く覆土します。こんくらい? ニチニチソウなんて、勝手に自分で種まいて勝手に鉢の中からたくさん生えてくるくらいなので、適当にやったって生えてきます。
しっかり霧吹きして、
旗を立てて完成。
こちらはワイルドルッコラ。粒が小さくて砂みたいです。
しかし、色が薄いので目立ちますな。
こちらもうすーく覆土して、霧吹きして、
完成。
こちらはトルコキキョウ、職場の事務のねーちゃんにいただいたものです。ワイルドルッコラよりさらに細かく、砂を通り越してもはや定義上は泥なのでは? くらい小さい。
真ん中の列2セルにまいたのですが、小さすぎて全く分かりません。トルコキキョウは好光性種子なので、土をかぶせずできるだけ光がよく当たるようにしておきます。
その上から霧吹きをするので、小さな種がめっちゃ吹っ飛んでいく。
はい、完成。実はトルコキキョウ、10月あたりに一度秋蒔きをしているのですが、AIさんの知識を信用して日陰で種を管理した結果全然発芽せず、しびれを切らして日の当たるところに移したら、播種後3週間目くらいにしてようやく発芽したんですね。しかしそのころにはもう寒すぎて、ろくに育つことなくお亡くなりになりました。今回はリベンジです。上手くいくといいのだが。
次はヒソップ。トルコキキョウの種を見た後だとでっか! となる。
うん、よく見るとわかる大きさ。
薄く覆土して、
霧吹きして、
完成。これは「ローズ」の品種名にあるとおり、ピンクのかわいい花を咲かせるヒソップだそうですが、うちはヒソップを風邪気味の時に飲むハーブティー用に育てたいので、別にかわいくなくてもいいから、いっぱい葉っぱつけて茂ってほしい。
こちらは、去年家で取れたコモンマロウの種。秋にも一度蒔いたのですが、芽が出る前に事故でポットをひっくり返してしまったせいか↓
togimarufriends.hatenablog.com
出なかったんですよね。
粒が大きい。数粒を深めのところに蒔きます。
で、家で取った分が発芽しなかった時のために、新しく注文したタネも別ポットに蒔いておきます。コモンマロウは花を収穫し、「マロウブルー」という有名な青いハーブティーとして飲むのですが、去年は一株で腐るほど花がとれたので、本当は一株でいいんですよね。
しかもこいつ体がデカくなるので、2株もあったらどうすんのか私にもわからん。
1cmくらいの覆土をして、霧吹き。
はい、できあがり、
次はアーティチョーク。この子は初めて育てますね。彼氏がぜひ食べたいけどその辺に売っていないということで、育ててほしいという依頼がありまして、挑戦してみることになったんです。
ミカンかな? みたいなサイズの大きなタネ。3〜4粒を、軽く指で穴を空けて埋めます。
追加で覆土しとくか。
はい、完成。
これはピーチトマト………の、子孫。3年前に中玉の「ピーチトマト」という品種を買ってきて、そこから毎年タネを取り、タネを取り、今年まで繋いできたのであります。
でも代を経るごとにできる実が小さくなって、3年目にとったタネはこんなに貧相な大きさになってしまいました。果たして、ちゃんと発芽して育つのだろうか……
まいてみても小さい。
不安なので少し浅めに埋めて、霧吹きします。
トマトはナス科、アンデス山脈の高地が原産です。夏野菜とは言われますが、高山出身なので実は暑さがそんなに得意じゃないのです。しかし、やはり高山出身なので強い日光は必要。高温多湿で悪天候の多い日本の気候には、全然適していません。
しかも最近は、夏野菜だからと思って夏ごろに実がなるイメージで育てると、5月ごろに真夏日がやってきて、その後の暑さでバテて、まともな実がほとんど採れません。
YouTubeで農家さんのめっちゃ頭のいい動画を見ていると、もう寒いうちからタネを蒔いて、トマトの故郷の気候に近づく4月ごろに収穫できるイメージで育てた方がいいそうな。
トマトはもう春野菜だと思った方がいいのでは?
こちらはクロタネソウ。ニゲラとも言い、雪の結晶みたいな形の花を咲かせます。隣に住んでる婆さんちの庭を草抜きしてあげてたら、そこに植わっていたニゲラの枯れた実からポロポロ降ってきたのがこのタネです。
ニゲラのタネは嫌光性種子で、明るいと発芽しにくくなります。ですので、他の種よりきもち深めに埋めます。1.5cmくらいだろうか。
しっかり覆土して
霧吹きして
完成。
はい、最後。トウガラシ。トウガラシは去年も作ったのですが、芽が出たばかりでナメクジに食い荒らされ、もう一度蒔き直して育てている間に寒くなってしまい、結局実が一つも取れずじまいでした。
ですので、これは一昨年なった実をとっておいたものです。タネが古いので、トマト同様ちゃんと発芽するか不安……ナス科はわりと簡単に発芽するんだけどなあ。トマトと同じアンデスの高地出身なので、この時期に蒔いたらたくさんとれると信じている。
4粒。
薄く覆土して、
霧吹き。
完成。これで、今まく分は全部まけました!
さて〜〜〜これだけのタネを今から育てることができるのは↓
togimarufriends.hatenablog.com
この時買った国華園のヒーターマットと、育苗ケースがあるからですよ。しかし、冬の間いろんなものをここで育てすぎてめちゃくちゃ汚いので、
洗うか……。
シート面が水濡れOKでめっちゃありがたい。
はい、きれいになりました。これを、
こうして、
こうじゃ!!
完璧です。ヒーターマットに苗床を乗せていると、すごい勢いで土表面が乾くので、毎日忘れずに水をやりながら発芽を待ちます。さあ、一体どれだけ発芽するかな!?
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。