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芸術に決して完成ということはない
途中で見切りをつけたものがあるだけだ
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前回の投稿で強制終了タイム
の設定が大事だと書きました
作業興奮を使って
仕事をスタートできたは良いものの
これには、副作用が生じます。
その作業に没頭するあまり
他に抱えている仕事が
放置されてしまう・・・
という副作用です。
不器用な職人気質の仕事人は
<つまり私のことですが・汗>
どうにか対処したいものです。
そのために、1つ1つの作業に
その日の締め切り時間を設ける
今日は〇分以上やらないというルール
これが、強制終了タイムの設定でした
シンプルなルールですが
深い理由があります。
精神医学の世界では
「心理的リアクタンス」
という効果があって
それを活用した
時間管理テクニックなのです。
人が自由を制約されると
それを回復しようとする
心理的な反発作用が生まれます。
見るな、と言われると、見たくなる
あの反応ですね。
つまり、強制終了タイムによって
途中でも作業を終えることが強制されます。
すると
中途半端で終わらせたくない
という心理的リアクタンス効果が
生まれます。
その結果、強制終了タイムまでに
何とか終えようとして
集中力や判断力が
上がるんですね。
枝葉の作業を
バッサリ切れます。
無駄な作業、無駄な思考が減ります。
「見切り」の力が発揮できます。
相場の世界で
見切り千両と言いますが
まさに
タイム・イズ・マネーです。
こうして、強制終了タイムまでに
区切りの良いところまで
作業が終わるのです。
ここで、一息つこうかな
という気持ちの余裕が生まれ
別の仕事に、気持ちを
切り替えて行けます。
作業興奮の副作用から抜け出せます。
作業が、手につかず始まらないときは
作業興奮で
仕事にはまって
バランスを崩しそうなときは
強制終了タイム
(心理的リアクタンス)で
攻めと守りをバランスよく
時間を使いこなしていきたいものですね。
志村 康善 著
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