選ばなかった方が良かったと思う現象について
説明したいと思います。


A社かB社か
はたまた
A君かB君か

A社を選べばB社の方が良かったと後悔し、
A君を選べばB君の方が良かったと後悔する。


結局何を選んでも後悔する羽目になるのです。

もしこういう性格的な傾向があるなら
考え方を変えた方が幸せです。

なぜ隣の芝生が青く見えるかというと、
それが現実化していないからなのです。


どういう事かというと、

A社を選べばA社での生活が具体化していく、
そうなれば当然、
現実的なコントラストに直面する。
現実化というのはそういう事だから。


一方、選ばなかったB社は
現実的なコントラストが起こらない。
当然ですよね、現実化してないんだから。
つまりいつまでも理想のままなのです。


恋愛ならば、
A君を選んだら、A君との現実が始まる。
それに伴い幻滅することも出てくる。

B君を選ばなかったら、
ずっとB君は理想のまま。


現実化すれば、
げ!っと思うような、
嫌な側面も発見してしまう。

これは当たり前の事なのです。

でもそれがあるから、
もっと良くしていけるのです。
更なる願いが発展するのです。
コントラストとは伸び代です。

コントラストのない現実はあり得ないのです。

コントラストが発生しないのは
(言い換えると、ずっと幸せな妄想を描けるのは)
現実化していない場合だけです。


Aを選んでもBを選んでも現実化すれば
それぞれに必ずコントラストは出てきます。
なので選択を間違えたかもと、
後悔することはありません。

選択自体に正解も不正解もなく、
その選択を正解にするかどうかは
結局のところ自分次第なのです。


せっかく手に入れたのに
「こんなはずでは……」ってガッカリしても大丈夫。
現実ってそもそもそんなものなのです。


現実よりも大事なのは解釈です。
そこに、どれだけ良さを見出していけるのか、
なのです。

どんな現実でも文句ばかりの人もいれば
どんな現実でも良さを見つけられる人もいます。



本当の運命の分かれ道は、
どちらを選ぶかといった表面的なことではなく、
意図的に有利な意味付けをしていけるか、なのです。