保険好き国民の英語ベタ | ひとときのときのひと

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広告業界で鍛えたから、読み応えのある文が書ける。
外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
警備業界にいたから、この国の安全について語りたい。

そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 英語をフツーの大人に教えているとき(英会話スクールの中とかではない、オフィスの一隅でである)、驚かされたことがありっます。

 

 それは、質問の形はとっていたが、何のことはない、「自分のやり方は変えません」という生徒の意思表示なのです。

 

 「先生、さっき、〇〇〇〇って英文教えてくれましたけど、●●●って言い方でも、まちがいじゃないですよね?」

 

 おっしゃるとおりまちがいではありません。そちらを使ってもかまいませんよ。

 

 そう回答はしたものの、この人は、新しい言葉、未知の表現はできるだけ避けてしまう人なのです。

 

 恥をかきそうなことは、なるべくしないというリスク回避の性癖。

 

 あるいは仮に新しい試みを実行して成功しても、それは「まぐれ」であって、二度と再現できるなどとはゆめゆめ思わないようにしようという謙虚さ。

 

 それらは、今まではこの国に住む人々の美徳であったのかもしれませんが、これからはどうなのでしょうか。

 

 この国らしさ、この国にしかない貴重な何かを伝えようとするとき、この国の言葉以外の言葉を使わざるをえないという面倒くささや苦しみは、今に始まったことではないのに。

 

 仮にAIが大きな助けになってくれたとしても、もっと貪欲に英語を頭の中に取り込むしかないはずでは。

 

 また、それがたまたまのホームランだったとしても、「偶然、偶然、偶然ですよ」などとへりくだらず、「自分はこんなこともできるのです、これからだって」と胸を張って言える姿になることが必要でしょう。

 

 「精神的な鎖国」から自分を解き放つことなくして、日本人、日本の再生はありえないのです。

 

 以上、あなたの英語力アップのヒントになれば、幸いに思います。