2023/11/16

振込手数料無料で銀行間でお金を動かす方法

Summary

自分が使っている・知っている銀行間で無料でお金を動かす方法をまとめました。単純に振込無料回数がほしければSBI新生銀行、自分名義の銀行間でお金を動かすなら終盤に出てくる大和ネクスト銀行がおすすめです。
なお、すべてネット経由・個人口座が前提です。



同じ銀行間の口座

書くまでもないかもしれないが、ネットバンクでは同じ銀行の他の口座への振込は無料になっているところが多い。


手数料無料枠を使う

SBI新生銀行

利用状況に応じて最大月50回

SBI証券との連携をするだけでステージが最上位(ダイヤモンド)となり50回無料となる。資産が不要で、SBI証券があれば手間がかからず回数も多いため、とにかく回数がほしい場合はおすすめ。


野村信託銀行

無条件で月10回

野村證券の口座があれば、野村信託銀行の口座も開ける。無条件なのがありがたい。


住信SBIネット銀行(フルーツ支店)

ほぼ無条件で月5回、利用状況に応じて最大月20回

スマホアプリで「スマート認証NEO」(スマホの生体認証)を登録すれば、誰でもランク2の5回は確保できる。ランク3の10回は、外貨預金残高、SBIハイブリッド預金残高(SBI証券との連携)、デビットカード利用など指定された取引のうち3つを満たせばできる。外貨預金は毎月の積立ではなく残高があればよいため、南アフリカランド(10円程度)でよい。
最上位であるランク4の20回は、外貨預金残高500万円以上など条件がきつくなるが、自分はプラチナデビットカードの契約で満たしている。年会費11,000円は高いがスマホ等の保険も付帯しているため、保険料と思って持っている。


住信SBIネット銀行(提携NEOBANK支店)

無条件で月5回

住信SBIネット銀行は他の企業との提携支店があり、違う支店であれば複数の口座を開ける。また、住信SBI同士なら、振込手数料が無料となっている。そのため、複数の支店に口座を開けば、実質的には住信SBIからの振込手数料無料の回数を5回増やせる。


auじぶん銀行

利用状況に応じて最大月15回

他の自分の銀行口座からの定額自動入金、クレジットカード等の口座振替、スマホ決済(◯◯ペイ)へのチャージ1円以上、円定期預金1円以上、総資産50万円以上の5つで、15回を確保できる。


UI銀行

きらぼし銀行の口座があれば無条件で月5回

個人的には、UI銀行のアプリが使いにくい。


イオン銀行

利用状況に応じて最大月5回

自分は使ってないが、月5回を達成するのは大変そうなため、振込手数料の無料回数だけが目的なら他の銀行の方がおすすめ。


楽天銀行

利用状況に応じて最大月3回

給与の振込があれば3回となる。他に、預金残高100万円などでも達成できる。


メガバンク

三菱UFJ銀行だと楽天と同じく給与受取で月3回、三井住友銀行だとOliveアカウントがあれば月3回など。みずほ銀行は渋め。


みんなの銀行

プレミアムサービス(月600円)で月10回まで無料

プレミアムサービスは有料だが、同じく有料の住信SBIのプラチナデビットカードも書いたため、こちらも一応紹介。


その他

月1~数回でよければ、他にもいろいろある。また、条件は厳しいが、回数が多いところではソニー銀行(投資信託等の残高が1,000万円以上で月11回など)、三井住友信託銀行(投資信託等の残高+住宅ローン当初残高の1/2が3,000万円以上で月20回)などもある。


少額送金

ことら送金

BankPayアプリに対応している銀行なら、1日10万円まで送金ができる。
J-Coinアプリに対応している銀行なら、1回10万円、1日25万円まで送金ができる。
三井住友銀行のアプリなら、1回10万円まで、1日5回(最大50万円)のことら送金が使える。

他にも銀行のアプリで対応しているところがある。


決済アプリ等を経由

PayPayならPayPay銀行、楽天キャッシュなら楽天銀行などへ無料で出金できる。相手も使っていることが前提となるが、これらのアプリ経由でも送金ができる。もともとのチャージ方法により銀行へ出金できる・できないがあるため、要注意。


提携・資本関係のある銀行

三菱UFJ銀行とauじぶん銀行
三井住友銀行とSMBC信託銀行
住信SBIネット銀行と三井住友信託銀行
きらぼし銀行とUI銀行
 などは振込手数料が無料(調べれば他にもあるはず)

「三井住友信託銀行」と「SMBC信託銀行」は別の銀行のため、注意。(「三井住友信託銀行」は、「三井住友銀行」を中心としたSMBCグループではない)。


自分名義の他の銀行口座への振込・送金

大和ネクスト銀行

一部銀行を除き無制限

大和証券の口座を開くと、大和ネクスト銀行の口座も開ける。住信SBIのTポイント支店等を除き、自分の名義の口座なら他の銀行でも回数無制限で振込手数料が無料となる。ちなみに、他人名義の口座(自分名義のTポイント支店等も含む)へは無条件で月3回まで無料となっている。
大和証券からお金を移動できるため、手間はかかるが、大和証券対応の自分名義の銀行口座→大和証券→大和ネクスト銀行→別の自分名義の銀行口座の順番で動かすと、ほとんどの銀行へ無料かつ回数無制限で動かせる。


AirWALLET

24時間あたり30万円まで

登録できる銀行口座は限られるが、登録した銀行口座からAirWALLETへ入金し、別の登録した銀行口座へ出金ができる。
メガバンク、りそな、ゆうちょ、楽天、住信SBI、PayPay銀行などがあり、下のJ-Coinよりも使い勝手はよいかもしれない。


J-Coin

1日あたり50万円まで

これも登録できる銀行口座は限られるが、登録した銀行口座からJ-Coinへチャージし、また登録した別の銀行口座へ出金できる?(試したことはないが、説明を読む限りはできそう)
みずほ銀行が提供しているアプリのため、以前はみずほ銀行と一部の地銀等しか対応していなかったが、今は三菱UFJ銀行にも対応している(「三井住友銀行」は対応していないが、「三井住友信託銀行」は対応している)。


三井住友銀行とPayPay銀行の振込

PayPay銀行の前身であるジャパンネット銀行は、三井住友銀行の前身であるさくら銀行が中心となり設立されたため、今でも自分名義間なら振込手数料が無料となっている。PayPayでまとまった金額を受け取った時に、PayPay→PayPay銀行→三井住友銀行へ順に送れば、さらに証券会社やことら送金などで無料・スマホのみでいろいろと資金を動かせる。


証券会社・FXなどを経由

証券会社やFXでは、ネット口座で特定の自分名義の口座から入金無料となるところが多い。そして、ネット系だと事前に登録した自分名義の銀行口座なら出金無料となるところが多い。そこで、A銀行の自分の口座→証券会社→B銀行の自分の口座、というかたちで無料で資金を動かせる。入金のところは、FX会社の方が対応している銀行が多い印象。
ただし、出金先口座は不正出金を防ぐために事前登録が必要で、変更が手続きに手間がかかるところが多い。また、証券会社等が手数料を負担しており、本来の使い方とは異なるため、おすすめはしない。


(おまけ)IPOでの資金移動

自分は、各証券会社の出金口座を三井住友銀行に設定している。理由は、もともとメインバンクとして使っていたこと、メガバンクのため無料入金に対応している証券会社が多いこと、メガバンクの中では入金のメール通知に唯一対応していることの3つ。IPOが多いと複数の証券会社間で出金・入金を繰り返すため、証券会社の対応だけでなく、入金メール通知も意外と重要。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は三井住友からの無料入金に対応していないため、急ぐ時はことら送金で自分の三菱UFJ銀行へちまちま送ってから入金している。

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