弓道を始めてしばらく経つけど、なかなか上達しない。
そんな悩みを抱えている方も多いと思います。
弓道は、奥が深く、上達するのに時間がかかるスポーツです。
そのため、なかなか上達しないことに悩む人は少なくありません。
上達しない原因はさまざまですが、矢数をかけすぎる、他人のアドバイスをすべて取り入れようとする、他人と比べて焦ったり嫉妬したりするなどのことが考えられます。
そこで、このページでは、弓道が上達しない原因と解決策について詳しく解説しています。
具体的な解決策や情報の利点も示しているので、上達に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
弓道が上達しない原因は?ついやりがちな3つのこと
弓道を始めて間もない頃は、矢数を重ねれば重ねるほど上達すると思いがちです。
しかし、実際には質の高い少数の射が大切です。
矢数をこなすあまり、形や呼吸、集中力を崩してしまうことが上達の妨げになります。
まずはゆっくりと正しい形を身に付けましょう。
矢数をかけすぎる
弓道の練習では、矢数をかけることが上達につながると考えがちです。
しかし、むやみに矢数を重ねることはかえって弊害を生むことがあります。
正しい形や呼吸、集中力を崩し、悪い癖が身に付いてしまうことがあるのです。
大切なことは、ゆっくりと時間をかけ、少数の矢でも正しい形を身に付けること。
量から質への転換が上達への近道です。
他人のアドバイスをすべて取り入れようとする
先輩方から様々なアドバイスを頂くことが多いでしょう。
ですが、すべてのアドバイスを取り入れようとすることは逆効果です。
一人一人の体型や特徴が異なるため、自分に合ったやり方を見極めることが大切です。
アドバイスを参考にしつつ、無理のない範囲で取り入れていきましょう。
他人と比べて焦ったり嫉妬したりする
他の人の上達ぶりを横目で見て、比べたり嫉妬したりする気持ちになることがあるかもしれません。
ですが、弓道は他人と競い合うものではなく、自分自身との競い合いです。
上達のペースは人それぞれ。
焦りや嫉妬は集中力をそぐだけです。
取りあえず500回矢をただ繰り返し、反省を踏まえ、更に500回。素直に自分のペースで繰り返しましょう。
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以上、弓道が上達しない3つの原因と対策です。
根気よく自分のペースを守り成長することが弓道の醍醐味でしょう。
「弱くとも正しく」を信条に正しい型を身につけましょう。
弓道で上達を早くするための練習に対する考え方
弓道を始めたての方で、上達を早く実感したいと考えている人は多いでしょう。
効率的に実力をつけるには、次の4つの点を心がけることが大切です。
1本1本考えて引く
まずは、むやみに矢数をこなすのではなく、1本1本を大切に引くこと。
最初の1本と最後の1本で気持ちに差があってはいけません。
1本目から最後の1本目まで同じ気合いで取り組みましょう。
1本1本に集中力を注ぎ込んで引くことが上達への近道です。
ブレない精神力を持つこと
引き終わりの姿勢を崩さない強靭な精神力が必要です。
最後まで気力を緩めずに引き抜くことが大切。
気合いと集中力のブレが射の質に直結します。
深呼吸して無心になりきること。
精神と身体の張りがポイントとなります。
射法八節を正しく理解すること
基本の射法八節とは、立ち位置、矢をつがえる、引き始め、弓をあげる、引く、全引、離す、残心の8つの要素です。
この射法の流れを体得するためには、先輩の射をじっくり観察し、自分も意識して繰り返し身につけるなければいけません。
細部にも気を配れるようにしましょう。
自分の射の見直しを徹底すること
上達のポイントとして、自分の射を振り返り、反省し、改善するサイクルをまわすことが欠かせません。
ビデオで撮影して形の癖を探したり、感覚と結果の違いを検証していくこと！
同じ過ちの繰り返しを避け、着実に前進することが目標です。
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以上、弓道上達のための練習法を解説しました。
こうした要点を踏まえることで、効果的に実力がついていくはずです。
基本から体得し、反復実践が大切です。
誰でも確実に上達する弓道の練習方法
弓道では様々な練習方法がありますが、誰でも確実に上達できるコツがあります。
今回は、上達のポイントとなる練習方法を7つ紹介します。
上手い人の射のイメージを脳に叩き込む
まず大切なことは、上手く射ができる人の動きをできる限り脳にイメージすることです。
稽古場には必ず上手な人がいますから、その人の射姿勢や引き味をじっくりと目で追いかけましょう。
頭の中で再現し感覚を研ぎ澄ましていきます。
上手い人の射をイメージしながら徒手練習をする
次に、上手な人のイメージをしながら実際に徒手練習を行います。
弓を持たずに立ち姿勢や足さばきから射の一連の流れを再現してみるのです。
稽古以外でもこつこつとこの「空射」を意識的に行い脳内で上書きしていきます。
下手な人からも学ぶ
下手な人から学ぶことも大切です。
なぜなら、自分と同じような危ない癖を見つけることができ、それを直す作業は上達への近道になるからです。
互いにアドバイスし合える相手がいると励みになると思いますよ。
毎日1射目を全力で引く
毎日の練習で1射目だけは全力を尽くして引き切ります。
気合と体の引き締まり感覚を最高潮に高めてください。
この感覚をその後の射にも活かしていくイメージトレーニングにもなります。
DVD教材で内面の動きなど細かい部分を学ぶ
DVDや動画教材から細かな部分のテクニックを学び取ることも有効です。
内面的な動きのポイントなど外からはわかりにくいこともスロー再生で研究していきます。
プロの技能習得コツが手に入ります。
足踏みと腰の動きをチェックする
自分の足踏みと腰の使い方にも注目します。
バランスを崩していないか、体重移動は滑らかか、引き終わりの動作は正確か、着眼点は定まっているか等をチェックします。
細かい拍子木運びのコツも見逃さないこと。
引き分けの方向と力の入れ方を確認する
最後に、弓を引き分ける方向と力加減にも気を配ります。
弦と程よく平行に引き分け、必要十分な引く力で抜く感覚が大切です。
引き始めと引き切りの張力バランスを体得していきます。
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以上、弓道上達の鍵となる練習法を7つ紹介しました。
これらを意識的に行うことで、確実に技能は向上していくはずです。
上達の要点を押さえましょう。
まとめ
弓道が上達しない原因は、矢数をかけすぎる、他人のアドバイスをすべて取り入れようとする、他人と比べて焦ったり嫉妬したりすることです。
これらの原因は、弓道の上達に必要な「集中力」「精神力」「自分との向き合い方」を欠いていることが原因と考えられます。
上達を早くするためには、1本1本考えて引くこと、ブレない精神力を持つこと、射法八節を正しく理解すること、自分の射の見直しを徹底することが大切です。
また、上手い人の射のイメージを脳に叩き込む、上手い人の射をイメージしながら徒手練習をする、下手な人からも学ぶ、毎日1射目を全力で引く、DVD教材で内面の動きなど細かい部分を学ぶ、足踏みと腰の動きをチェックする、引き分けの方向と力の入れ方を確認するなどの練習方法も有効です。
これらのポイントを押さえることで、弓道が上達するだけでなく、心身の成長にもつながるでしょう。
また、弓道の上達には、集中力、精神力、自分との向き合い方が必要です。
上手い人の射を参考にしたり、自分の射を客観的に見つめ直したりすることも大切です。
弓道は、一生楽しめる奥深い武道です。
上達のために、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてみてください。
