今まで話題に出せなかった分、私たちは沢山話をした

話足りなくて、帰った後のLINEまで・・・

 

お経が終わった私の気持ち

やっぱり花を供えたい、そう思った

おもちゃとかお菓子じゃない

明日行こうと決めた

 

 

彼は、今日彼なりの誓いをしたようだ・・・

 

喧嘩したら、お互い今日の誓いを思い出そう

私たちはここから、また出直しだ

 

再スタートで頑張ろう

 

ここを無視してたら、きっと前には進めなかった

 

だから、そこから逃げてた私と

向き合おうとしてた彼が

今日やっと同じラインに立てた

 

喧嘩することもある

嫌なこともきっとある

 

でも、一緒に乗り越えた出来事もちゃんとあった

 

それだけは忘れないでおこうと決めた

 

空に旅立ったBabyのこと

 

もし、遠方でも供養したい方がいたらおすすめしたい。

善光寺、大勧進の水子供養

大僧正のありがたいお経がいただけます

 

12時45分・・・

受付を済ませてベンチで待っていろとの指示

場所を確認して、寺内を歩き回って戻るとベンチは行列

 

皆、数珠を持った人たち

私たちと一緒かぁ〜なんて思ってた

 

係の人がB氏に説明をしている

赤い傘で大僧正がやって来るので、しゃがんで待てと・・・

運が良ければ「お数珠ちょうだい」ができるとな

その後、隣の観音様にお経を・・・次にetc

その間に観音様にお参りして、本堂で再度読経がある

 

そんな流れ、、、

 

赤い傘が見え、私に袈裟をかけて隣に座ったB氏

バチんとお数珠が当たった

 

観音様にお経をあげている時、すでに涙腺が崩壊し始めた

 

係員に移動しようと言われたが、まだお参りしていないことに気づいた

 

やってから入ると伝え、観音様に手を合わせた

 

彼に促され、本坊へ入る・・・

 

どうやら、私たちだけらしい

 

5人の僧侶による読経が始まった。

散華が舞う姿がこんなに心に沁みるものだなんて思わなかった

 

お経が心に響くものだと初めて知った

 

勝手に湧き出る涙に、

あ〜こんなに悲しかったんだ、我慢してたんだと改めて実感した

 

今度は彼にと袈裟を預けた

隣で何を思っていたのだろうか・・・

 

焼香を促されたけど、中々立つことができなかった

でも、これだけはちゃんとやらなくてはならない

 

中途半端に見送っちゃダメだと思った

 

気合い入れて立ったけど、

涙で前は見えないし、震えて抹香も持てない

手を合わせるだけで精一杯だった

 

でも、これが今の私の限界

 

読経を聴きながら、贖罪とただ安らかであることだけを思った

 

 

30分で法要は終了した

 

お供えするものは、後で決めようと思ってたので

何も持ってこなかった

 

法要が終わって、何を供えてあげたいと思うかで決めたかった

 

こうして、私たちは本坊を去った・・・

 

 

お互い、涙でぐちょぐちょだったけど

気持ちは少しスッキリしていた

 

まだ、割り切れたわけじゃないけど

少し前に進めた気がした

 

こうやって、お別れの時間を作ってくれた彼に感謝

 

火葬後、中々話題に出せなかったけど

こうしてお別れの儀式は行われた

 

結果、私の現実にBabyちゃん達が戻って来たのも事実・・・

 

 

あのまま向き合わなかったら、

話題にすら出ないで、存在すら否定していたことになると

改めて気付いた

 

そっちの方が怖いよね・・・

 

続く・・・

 

 

 

 

 

彼の休みを使って、信州の旅へ行って来た。

目的は、善光寺・・・

 

かつて住んでいた街の寺院

当時、私たちは死産したBabyの法要を依頼した

 

観音様の縁日

18日は大僧正の出仕日で個別供養ができる

B氏が探して予約した当時

 

最初にやってきたBabyは、12週になる前に流産してしまった

エコーしか残っていない。

ショックだったけど、これも縁かも?とまだ何とか持ち堪えた

 

供養をどうしようかと立ち直った矢先

今度は双子ちゃんがやって来た・・・

 

3ヶ月が過ぎ、順調に育っていたけど

もうすぐだって時に、激痛に襲われた

結果、胎内で亡くなってしまった

 

ダメージが大き過ぎて、私は鬱状態になった

 

息子のことしかしない

それ以外は、仕事も休み、小さい骨壷と一緒にただただぼ〜っとしてた

そこまで長く入院できないと、無理をしたからかもしれない

でも、身体の回復より心が追いつかなかった・・・

 

なんとか仕事には復帰したけれど

今度は息子と仕事以外に興味がなくなった

部長への打診も辞退した

 

そんな私を見かねた彼は、水子供養を予約した。

 

落ち着くのを待ってたけど、どんどん重症化していく私に彼は言った

「無理なら途中で退席してもいいから頑張って一緒に行こう」

「一回ちゃんと送ってあげないとダメ、前に進めない」

 

そうして、私が向き合うまで1ヶ月半かかった

 

結果、法要を行なって良かったと思ってる

 

一緒にいてあげられなかったけど

亡くなったという事実を受け入れることができた

 

キツいことさせてごめんって彼は言うけど

遅くなってごめんって言うけど

早くちゃんと供養してあげられなくてごめんって言うけど

 

でも、今じゃなきゃ受け入れられなかったと思ってる

 

私1人じゃ火葬の手続きすらできなかった

 

息子以外、色のない世界だった

彼すら、色褪せた世界だった

 

でも、本堂でお経が始まって・・・

 

私の世界に色が少し戻った

 

続く・・・

 

 

 

 

 

付き合うと決めてから、B氏は結構頑張った

 

何も言わない私から話を聞こうと一生懸命だったし

自分がどうしたいのか?

私はどう考えているのか?

都度、照らし合わせて進めようとしてくれてた

 

 

そんな彼だったから、信じられたのかもしれない・・・

 

自分ができること、できないこと

私が何か言えば、ちゃんと答えてくれた

 

最初は「そっか〜」って思ったようなことも

付き合いが進むにつれ、それは可能なことに変わったものもある・・・

 

諦めていたことが、できることになったこともある

 

そうやって、少しずつ私は望みを叶えていった

 

 

その間に、私たちはゆっくり関係を構築できた部分もある。

 

本気だから、すぐ離婚する・・・

 

離婚してくれないから、離婚を考えていないから本気じゃない

 

 

それは違うと思うんだよね。。。

 

 

さて、、、彼と今後どうなりたいか?

日頃からアホな会話している私達だけれども・・・

 

彼が腹を括るのは意外と早かった

 

戻れんところまで来ちゃったというか、

今更、お互いのいない生活が想像できなくなってしまった。

 

事故って慰謝料わんさかも困るけれども

どのみち話しちゃったもんはね〜

仕方がないw

 

 

でも、こうやって時々方向を見失っていないか

確認するのは大事だと思う

 

お互い、今同じ方向に進んでる?

 

そこは間違えたくないなって思う。

 

 

でも、今同じ方向を目指していなくても

自分がそう決めてたら

そのうち同じ方向を向くって知ってる・・・

 

続く