アマチュア作家の成り上がり執筆録

素人作家がどこまで高みに昇ることができるのか

【カクヨム読まれない】自分の強み

 皆さんは自分の強みを分かっているだろうか。
 自分の強みというのは自分ではなかなか分からない。
 そうかなと感じても、やっぱり人の意見も聞かないと自信が持てない。

 カクヨムというところは、他の投稿サイトに比べてとにかく反応が多い。
 僕が思うにそれがカクヨムの一番の売りだと思う。

 僕も毎日たくさんコメントを頂戴する。
 それを読むと、僕自身の考え方や思想が、ああ僕だけじゃないんだ、みんなもそう思っているんだと言うある意味の安心感につながる。そして自分の作品に対するある程度客観的な評価にも通じてくる。

 コメントには二種類ある。
 前向きなコメントと後ろ向きなコメントだ。
 皆さん、はっきり言うが、後ろ向きのコメントなど一切気にする必要などない。
 そういうコメントが来たら、無視するか削除するだけでいい。
 口調は丁寧でも駄目だしが目的だったら、一言ありがとうございますといって、それっきりで全然かまわない。

 他人の声には客観性があるといったが、それは前提がある。
 前向きなコメントの場合だけ、ある程度客観性をもつのだ。
 人が人を貶すときというのは、どんな理由でも勝手に作れる。
 ある意味、その時の気分次第ですらある。
 そんなものにイチイチ、気を使う必要なんて一切ない。

 

 

 一方、前向きなコメントを書こうとすると、人っていうのはそう適当には書けない。
 何か確かにそう思えるものを探そうとする。
 それが物凄く漠然でもやっぱりそういう傾向を探す。

 あの人は人に優しい。
 あの人は真面目だ。
 あの人は細かいところに気が付く。

 皆さんだって人を褒める時は、やっぱり気を使って考えるでしょう。
 そういうものなんです。
 だから、人からもらった前向きなコメントの中には、どんなに漠然な言葉でもある程度自分の作品が持っている良さの方向性があるんです。

 例えば、僕がもらったコメントは、僕が書いたキャラに対する応援だったり、そのキャラが好きだと言う声が凄く多かった。
 加えて、文字ぎっしりで漢字も多いのに、なぜか読みやすいという声も多かったように感じる。

 そう言う声をもらうことで、僕は自分のキャラ作りなり、文体というものに自信を持った。
 そういうものをもっと磨いていこうと思った。

 強みがあれば弱みがある。
 弱みについては、明日にでも書こうと思うが、カクヨムで書き始めたばかりなら、弱みをどうこうしようとするよりも強みをどんどん生かすべきだ。
 自分の強みが一番伝わる物語を書くべきだと思う。

 そのためにも自分の強みをしっかり認識しましょうということだ。
 そのためにも自分にコメントをくれる人を大事にして、そのコメントをしっかり咀嚼することが大事だと思う。
 自分の作品の何が受けたのか、それをしっかり分析することが大事だ。 
 PVだ星(★)だとそんなことに一喜一憂するんじゃなくて、そういうことに意識を向けるべきだと思う。

 結局のところ、PVも星(★)もその一作品だけにしかつかない。
 新しい作品を書けば、またゼロから始まる。
 だから星(★)をいくらもらっても、あなたという書き手にとっては何の勲章にもアドバンテージにもつながらない。
 自分が書いた作品から何をくみ取っていくか、自分の強みを見つけることができるか、自分の強みを生かすことができたか。
 それが成長するうえで一番大事なことだと思う。

 

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※ このエッセイは、かつて僕がカクヨムという投稿サイトで活動して際に書いたものを掲載していますので、現在の実態とそぐわないことがあるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。

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