遊びにきてくれてありがとうございます
ふわっと香ってきた懐かしい匂い。
ん？これは彼の匂い
電車で隣にいる女の子から同じ匂いがする
同じ柔軟剤なのかな
どこのですか？
って聞きたかったのをグッと我慢した
こういうことは年に１度あるかなぐらいで
同じ匂いに遭遇することがあったけど、
このタイミングでくるのやめてー
会いたくなるじゃん
匂いの魔力に負けそうになる
それぞれの家の匂いってあるけど、
それも好きな匂いとかありますよね
みんなそれぞれ違う匂いって
一体、何万通り匂いってあるんだろ？
って思ってたことを思い出したり
自分の匂いとか知りたいけど、
分かんないし、家の匂いも分からない
どうせならいい匂いと願いたいけど....
もーさー
好きな人の匂いってなんでこんな
落ち着くの？
前に調べたことあって、
それは遺伝子レベルで相性がいいらしい
すでに遺伝子から伝わって求めてるとか
すごくないですか？
そりゃ、格別なわけだ
いつも彼がトイレとか行ってると、
こっそりセーターとか嗅いでたな
毎回セーターとかシャツとか
こっそり持って帰りたかった←変態
それくらい
ものすごーく安心するんです
それも、柔軟剤+彼の匂いが合わさるから
いいわけで
柔軟剤だけでは足りないんです
赤ちゃんがお母さんの匂いを嗅ぐと
眠ってしまうのと同じような感覚
彼も同じようなことを言ってて
わたしの匂いを覚えてるらしい
こういうの知ると、
私が産まれるずっと前に
この人とすでに出会っていて
その頃の匂いと記憶がまだ残ってるのかな
って思ったら
となった
死んだら...
何も持って死ねないっていうけど
大切な匂いや記憶を忘れずに忘れずに
次に産まれてくる誰かに託し続けて
今
があるんだとしたら
私もこの遺伝子に大切に刻んで
紡いでいきたいと思った
来世でも出会えるように
ではまた。
最後に
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