これぞ広島野球 ダブルスチールで加点!救援陣も無失点リレーで2連勝!

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矢野ダブルスチール

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4月17日対DeNA5回戦は、2回表に牧のソロで先制されるも、3・4・5回に押し出し四球や足技を絡めた得点などで着実に加点していき、終わってみれば5-1の快勝となりました。

見せ場は1-1同点の4回裏でした。先頭の田村がライト前ヒットで出塁すると、矢野の送りバントをピッチャー濵口が1塁への送球をもたつきオールセーフで無死1・2塁。

続くアドゥワ誠の打順で、新井監督は代打二俣翔一を送ります。ここまで64球7安打6三振1失点と粘りのピッチングを見せていたアドゥワだったのですが・・・

ファンとしては勝利の権利が掛かる5回まで投げさせたいし、この場面は送りバントで良いのになぜ?と思いましたよね。

新井監督談「粘ってよく投げてくれた。点が欲しい状況、打順、明日が休みということで、代わってもらった」

という事で代打二俣の場面ですが、セオリー通りの送りバントを、これまた濵口がうまく処理できずオールセーフで無死満塁。

続く1番秋山はこの日2打数2安打と期待が掛かりましたが敢えなく三振に倒れます。

そしてここからが広島野球です。2番菊池が1B2Sから打った強いゴロはセカンド寄りに守っていたショート真正面・・・併殺で万事休すと思いましたが、全力疾走の菊池の足が勝り併殺崩れの間に勝ち越しとなる1点をもぎ取りました。

さらに3番野間の場面2死1・3塁からドラマがありました。
0B2Sとなった3球目に1塁ランナー菊池がディレードスチールを仕掛け、キャッチャー山本が2塁へ送球するのを見て、3塁ランナー矢野はホームへ、菊池は2塁へ滑り込まず1・2塁間に挟まる間に矢野がホームインというダブルスチールの形でもう1点を追加しました。

矢野談「誰もが狙う場面。思い通り。キクさんがああいう形でやってくれたので、いい1点が入った」

菊池談「投げてきたら挟まれるだけだし、投げてこなかったら進塁するだけだった。僕は意外と簡単ですけど、矢野がしっかりスタートを切ってくれた」

結局この回は、相手のまずいプレーもありましたが、1安打だけで2得点するという実に泥臭い野球で、広島らしさを見せてくれました。こういう点の取り方をしていけば、もう何試合も続けて完封負けすることは無いでしょう。

リリーフ陣無失点リレーで塹江敦哉が白星

いつもながら、投手陣は頑張ってくれていますよね。

この試合はアドゥワから始まり塹江、益田、矢崎、島内、中崎、栗林と計7投手の継投となりましたが、強力打線のDeNAを相手に13安打も打たれながらも無四球1失点に抑えた投手陣は、本当に素晴らしいです。

そしてこの試合は塹江が1回と3分の0を4人の左打者と対戦し18球1安打無失点で、2022年以来の勝ち投手となりました。今季8試合で自責点0と好調をキープしていますので、そのご褒美ですね。

この試合のように派手なホームランなどが無くても野手陣が足を絡めたりしながら加点していき、投手陣が踏ん張っていけば勝ち星は自然に増えていくことでしょう。

いいぞいいぞ!その調子だ!がんばれカープ!!