〈1〉なぜなら、唯物主義によって混乱が生じているからです。昔からの間違った神   “黄金の子牛すなわち“金銭第一主義”がはびこっているからです。唯物主義はその本質が、貪欲・強欲・利己主義に根ざしています。同じ天体に住んでいる他者への思いやりも気遣いもなく、ひたすら自分の快楽と蓄財に励みます。唯物主義が、対立・戦争・怨恨を生み出すのです。これらは、物質がすべてである、死は人間の生命の終わりである、したがって物質を求めるのは当然であると考える唯物主義の副産物です。こうした考え方は、地上世界に暗黒と困難、闘争と暴力と憎しみを生み出します。

『 Lift up your Hearts 』


〈2〉私たちは、今度こそは“唯物主義”と“利己主義”の勢力が絶対にはびこらないように努力しています。そのためには人間みずからが、その勢力に負けないようにならなくてはいけません。日常において発生するさまざまな問題に霊的真理を活用することによってのみ、人類の前に迫りつつある恐ろしい破局を防ぐことができるのです。

『 教え・上 』P53/後1 ~ P54/3

 

 

イエスには使命がありました。それは、当時の民衆が陥っていた物質中心の生き方の間違いを説き、真理と悟りを求める生活へと立ち戻らせ、霊的法則の存在を教え、自己に内在する永遠の霊的資質についての理解を深めさせることでした

『シルバーバーチの霊訓 3巻』より P121/7~9

 

 

 

「地上人類の最大の問題点は、大霊よりも黄金の子牛(金銭)を崇拝の対象としている者が多すぎることです。欲の皮がつっ張れば霊性はしぼみます。霊性が第一であることを一人でも多くの人に説かないといけません。地上のいかなる財産も、この世かぎりのものです。来世までもっていくことはできません。」
                                        『シルバーバーチ最後の啓示』 P63

アーメン