死者になることが悲劇であるかのようなご意見ですが、私はそのようには考えません。 私に言わせれば、死は魂が自由を獲得するための素晴らしい時なのです。
『シルバーバーチの教え・上』P176/後ろから2


死ぬということは悲劇ではありません。むしろ地上で生きている方が悲劇です。大霊の庭が利己主義と強欲という名の雑草で足の踏み場もない状態になっていることこそ悲劇なのです。死は、肉体という牢獄に閉じ込められていた霊が自由の喜びを満喫するようになることです。苦しみから解放されて霊本来の姿に戻ることが、本当に悲劇でしょうか。天上的色彩を眺め、物質的表現を超越した天上の音楽を聴けるようになることが悲劇でしょうか。痛みのない身体で自己を表現し、一瞬のうちに世界中を駆け巡り、霊の世界の美しさを満喫できるようになることを、あなた方は悲劇と呼ぶのでしょうか。
『シルバーバーチの教え・上』P186/後ろから2


 

 


いついかなる時も、あなたの身のまわりには見えざる存在がいてあなたを導き、守護し、あなたの存在価値を最大限に発揮させるべく働きかけているということです。一人ぼっちでいることは決してありません。見捨てられることは絶対にありません。
『地上人類への最高の福音』P40/5~8


自分が一人ぼっちでいることは絶対にない、のです。いつどこにいても、霊の世界からの愛と友情と親愛の念を受けているということです。最善をつくしている時には、かならず霊界からの導きの力が加わっていること、あなたの持っているものから最善のものを引き出し、あなたの人生から最高のものを学び取ってくれるようにと願っている、友愛と親切心と協調精神に満ちた霊が身近に存在してくれているということです。このことがスピリチュアリズムがもたらしてくれる、一ばん有り難いことです。
『地上人類への最高の福音』P87/8~P88/2


地上生活には、時として辛さと絶望、痛みと悲惨さがともないますが、そのすべてが魂にとって永遠の旅路に向かうための準備なのです。暗黒と光、陰と日向といった対照的なものも、実は一個の統一体の反映に過ぎません。陰なくしては光もあり得ず、光りなくしては陰もあり得ません。それと同じで、困難は魂が向上するための階段です。困難・障害・ハンディキャップ ― こうしたものは魂の試練なのです。それを克服したとき、魂はより強くなり、より純粋になり、より充実し深くなり、いっそう進化するようになるのです。無限の可能性を秘めた魂の潜在能力が、困難も苦痛もなく、陰も悲しみも悩みも悲惨さもなしに発現すると思われますか。発現するはずはありません。悲哀の極みを舐め尽くして初めて、魂の奥底からの喜びが味わえるのです。生命の階段を低く下りるほど、それだけ高く上がれるのです。地上人生の陰と思える体験を重ねるほど、日向の喜びがひとしお身に沁みるようになるのです。すべてのことが霊性進化の肥やしになります。
『 シルバーバーチの教え 上 』 P109/7 ~ P110/4


何の代価も支払わずに入手できるものは、この地上界には何ひとつないということです。代価を支払わずに霊的能力を開発することはできませんし、魂の富を蓄えることもできません。霊的成長をおろそかにして金儲けにうつつを抜かしていると、そちらの世界では金持ちと言われても、こちらの世界では哀れな貧しい魂になってしまいます。
『シルバーバーチの教え 上 』 P94/後から3 ~ P95/2


そのうちあなたも、地上人生を明確な視野のもとに見つめ直す時がまいります。その時、苦難こそ最も大切な教訓を教えてくれていること、もしもあの時あれだけ苦しまなかったら、悟りは得られなかったであろうことを、しみじみと実感なさいます。
『福音』 P48/後


見た目には混乱が生じているようであっても、地上に真理が広まることによって神の意図が具現化し、調和と平和が訪れるようになります。こうしたことを申し上げるのは、あなた方に、地上に真理を広めるための壮大な計画の一端を知ってもらい、私たち霊界の者がこうして物質の世界へ戻って来たのは、それを推進するためであることを理解していただきたいからです。そして今回の地上生活を終えるまでに、あなた方一人ひとりに果たさなければならない役割があることを知っていただきたいのです。
『教え・上』P47/後2~P48/4


一時的にインスピレーションがあふれ出たことはありますが、長続きしていません。このたびのコミュニケーションは組織的であり、協調的であり、管理・監督が行き届いており、規律があります。一大計画の一部として行われており、その計画の推進は、皆さんの想像も及ばないほどの協調体制で行われております。背後の組織は途方もなく巨大であり、細かいところまで見事な配慮がなされております。すべてに計画性があります。そうした計画のもとに霊界の扉が開かれたのです。このたび開かれた扉は二度と閉じられることはありません。  
『福音』P103/2~9


物質界の進歩のために役立つ仕事をしている人々には、それに拍車をかけて発展させようとする霊団が援助します。善を志向する努力が、無駄になることは決してありません。人類を向上させたいと願っている人、人類への奉仕を切望する人、大霊の子供たちの苦しみを取り除くために戦っている人の背後には常に多くの霊が待機しているのです。
『教え・下』P190/4~9


大審議会では数カ月間の仕事を見直し、新たな計画を作成し、指導霊の一人ひとりに役割が与えられます。私たちは大きな励ましを得て心を鼓舞され、再び各自の使命を果たすために地上近くへ降りていきます。私は皆さん方の援助によって力を与えられ、地上人類が少しでも大霊に近づくことができるように努力しているのです。
『教え・下』P45/後1~P46/3


忘れないでいただきたいのは、皆さん方のような地上での道具がなくては、わたしたちも何も為し得ないということです。皆さんはわたしたちに闘いのための武具を供給してくださっているようなものなのです。皆さんの力をお借りする以外に地上には頼りにすべき手だてが何もないのです。喜んでわたしたちに身をゆだねてくださる人以外に、道具とすべきものが無いのです。
その道具が多すぎて困るということは決してありません。こちらの世界では、使用に耐えられる人物の出現を今か今かと待ちうけている霊がいくらでもいるのです。わたしたちの方から皆さんを待ち望んでいるのです。皆さんがわたしたちを待ち望んでいるのではありません。地上への降下を待ち望んでいる霊力には、その表現形式が無数にあります。種類も様式もおびただしい数があり、さらには、用意された通路に合わせて形態を変えます。
もっともっと多くの人材――これがわたしたちの大きな叫びです。いつでも自我を滅却する用意のできた、勇気と誠意と率直さにあふれた男女――霊力がふんだんに地上世界へ降下して人生を大霊の意図された通りに豊かさと美しさと光輝にあふれたものにするためならいかなる犠牲をも厭わない人材がほしいのです。
わたしたちの仕事は、人生意気に感ず、の気概なくしては出来ない仕事です。その仕事の尊厳に誇りを覚えて全身全霊を打ち込むようでなくては成就できません。
『霊性進化の道しるべ』P115/3~P116/4


この宇宙には、物的身体による体験を持たない高級霊の界層が存在します。そういう種類の霊にしかできない宇宙経綸の仕事があるのです。一度も地上の人間のような形態をもったことのない高級霊です。その界層での成長にとって地上的顕現は不必要なのです。居ながらにして高級霊で、宇宙の上層部に所属しています。“ 光り輝く存在 ”と言うのがそれです。現実にそういう存在がいます。   
『 新たなる啓示 』P124/1~8


ナザレのイエスは、そんな目的のために降誕したのではありません。人間はいかに生きるべきか、いかにすれば内部の神性を顕現させられるかを教えるために地上界へ降りて来たのです。
『 シルバーバ―チの教え・上 』P152/3~5


それにも増してわたしは、その大審議会を主宰される、かつて地上で“ ナザレ人イエス”と呼ばれた人物が、わたしたちの業績に逐一通じておられるお言葉を述べられ、新たな力、新たな希望、新たなビジョン、新たな目的をもって邁進するようにと励ましてくださる時のそのお姿、そのお声、その偉大なる愛を、願わくば皆さんにも拝し、聞き、そして感じ取らせてあげられればと思うのですが、それができないのが残念です。もとよりそれはキリスト教によって神の座に祭り上げられているイエスではありません。数知れない霊を通して人類に働きかけておられる一個の偉大なる霊なのです。
『 霊性進化の道しるべ 』P244/9~P245/2


肉体の牢獄から解放され、望む所へは自由に行け、心で考えたことが形を取って眼前に現れ、好きなことにいくらでも専念でき、お金の心配がない……こうした霊界の生活と比べることができるものは、地上には存在しません。
「教え・上」 P184/後7 ~ 10


私たちが忠誠を尽くすのは、一つの教義ではなく、一冊の書物でもなく、一つの建造物でもなく、生命の大霊とその永遠なる摂理です。
「教え・上」 P41/6 ~ 7


もっとも、皆さんからシルバーバーチと呼ばれているこのわたしがお届けするのは、高級界の無限の叡智のホンの一かけらにすぎません。皆さんがさらに進化なされば、わたしよりさらに偉大な霊がより高い知識と叡智を届けてくれることでしょう。
『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』 P196/ 後から3~1


わたし個人は取るに足らぬ存在です。また、わたし個人として求めるものは何一つありません。私はただ霊的メッセージをお届けに来ているだけです。
『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』 P37/後から7~5




魂の受け入れ準備がすべてに優先するということです。魂がその真理を理解できる段階まで成長した時にはじめて、その真理の方からやってくるのであり、それまでは得たいと思っても得られないということです。受け入れるだけの態勢ができ上がっていないからです。
『スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』 P87/後から7~5


すべての人間に自由意思が与えられています。ただしそれは、大霊が定めた摂理の範囲内で行使しなければなりません。摂理は大霊の愛から造られたものであり、子供たちのすべてを平等に支配しています。それを変えることは誰にもできません。あなた方は、摂理の範囲内で自由であるということです。
『 シルバーバーチの教え 下 』 P125/後から2 ~ P126/2


摂理に逆らった生き方をする人は、一人の人間であろうと大勢の集団であろうと、民族であろうと国家であろうと、いつかはその代償を払わなければなりません。摂理の働きが完璧であることはいつも説いている通りです。その働きは人間の目には見えないかもしれませんが、原因と結果は常に連鎖しています。摂理がそのようになっているからです。何度も述べてきたことですが、それを改めて説くのは大霊の摂理がすべてだからです。
『 シルバーバーチの教え 上 』 P104/後から3 ~ P105/3


私に言えることは、いかなる過ちも必ず正さなくてはならないということです。もし地上 で正さなかったなら、こちらへ来てから正さなくてはなりません。
『 シルバーバーチの教え 下 』 P126/5 ~ 6


“罪を犯した”という事実は変えられません。神の摂理に照らしてその歪みを正すまでは、罪はそのまま残っています。それが大霊の摂理なのです。
『 シルバーバーチの教え 下 』 P134/4 ~ 6


悪行が招いた結果から逃れることはできません。間違いは正さなければなりません。告白によって罪を消し去ることができると思うのは、自分に対するごまかしにすぎないのです。蒔いた種は自分で刈り取らなければなりません。それが神の摂理なのです。
『 シルバーバーチの教え 下 』 P132/後から1 ~ P133/3


あなたの行為が招いた結果を代わりに背負ってあげられる人はいません。あなたのすること考えることの一つ一つにあなた自身が責任を取らねばなりません。
『 シルバーバーチの霊訓11』 P90/8 ~ 10

 

 


「あなたは、今まさに崩れつつある世界に身を置いていることを自覚しなければなりません。新しい秩序による世界、真の意味での天国が到来する時代の幕開けを見ているのです。その誕生には、痛みと苦しみと涙がともなうことでしょう。しかし最後には、大霊を中心とした世界が築かれるようになります。あなた方一人ひとりが、その新しい世界を招来する手助けができるのです。なぜなら、すべての人間は大霊の分霊であり、大霊の仕事の一翼を担うことができるからです。」
教え下 P119後4 ~ P120/2



イエスに対する最大の貢献はイエスを模範と仰ぐ人々がその教えの通りに生きることです。他人のために自分ができるだけ役に立つような生活を送ることです。内在する霊的能力を開発して、悲しむ人々を慰め、病の人を癒し、懐疑と当惑の念に苦しめられている人々に確信を与え、助けを必要としている人すべてに手を差しのべてあげることです。儀式よりも生活の方が大切です。宗教とは儀式ではありません。 人のために役立つことをすることです。
『 シルバーバーチの霊訓 9 』 P147/後3~P148/3




地上世界のための仕事に従事している私たちの多くは、より高い界層の霊たちによって、いつの日か地上はこうなるという未来像を見せていただいております。私たちは、その計画を受け入れる能力のある地上の同志に伝え、仕事を行っていくように彼らの心を鼓舞しているのです。私が見せていただいた未来像に比べると、現在の地上世界はとても醜く見えます。が、私には地上世界はこんなにまで立派になり得るのだ、こうでなければならないのだ、ということが分かっています。あとは時間の問題です。
『 教え・上 』P67/2~7




 



「スピリチュアリズム運動の本質 ― 霊界主導の地球人類救済計画」と、「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」に関する言葉
〈1〉 地上世界は流血と苦悩の涙と敵意にあふれています。霊的無知の中で地上人は、神の摂理にそって生きるのではなく暗黒と絶望へ向かう道を選択してしまいました。
『 教え・上 』P43/後4~2


〈2〉 私たちは常に霊的真理の宗教的意義を示そうと努めています。なぜなら地上人類がその霊的な重要性を認識すれば、戦争や流血による革命よりも、遥かに大きな革命が生じるからです。それは“魂の革命”と呼ぶべきものです。
『 教え・上 』P40/後1~ P41/2


 


地上的なものに心を奪われて、その分だけ、霊としての義務を怠れば、地上的な富 は増えても、こちらの世界へ来てみると、自分がいかにみすぼらしいかを思い知らされます。
『到来』 P65


人生の最高の目標が霊性の開発にあることを、ゆめ忘れてはなりません。自分の永遠の本性にとって必須のものに目を向けることです。それは人生について正しい視野と焦点をもつことになり、自分が元来不死の魂であり、それが一時の存在である土塊(つちくれ)に宿って自我を表現しているにすぎないこと、心がけ一つで自分を通じて神の力が地上に顕現するという実相を悟ることになるでしょう。こうしたことは是非とも心に銘記しておくべき大切な原理です。日常の雑務に追いまくられ、一見すると物が強く霊が弱そうに思える世界では、それは容易に思い出せないものです。ですが、あくまで霊が主人であり物は召使です。
『 シルバーバーチの霊訓1 』P116



〈1〉あなた方は本来が霊的存在であり、それが肉体という器官を通して自己を表現しているのだということです。霊的部分が本来のあなたなのです。霊が上であり身体は下です。霊が主人であり身体は召使いなのです。霊が王様であり身体はその従僕なのです。霊はあなた全体の中の神性を帯びた部分を言うのです。
『 シルバーバーチの霊訓1 』P26/後3~P27/2


〈1〉“ナザレのイエス” と呼ばれた人物を通して顕現した霊は、二千年前に開始した使命を成就すべく今なお地上界へ働きかけています。
『 教え 上 』 P139/5~6


〈2〉その後、イエスは進化し、彼を通して現れる霊的意識は、地上時代とは比較にならないほど次元が高くなっています。当時、地上で現れていた意識は、必然的に時代的な制約を受けざるをえませんでした。とは言え人類史上、イエスほどその霊を顕現させた人物はいません。彼ほど大霊の摂理をはっきりと体現してみせた人物はいないのです。
『 教え 上 』 P140/1~5



儀式よりも生活の方が大切です。宗教は儀式ではありません。人のために役立つことをすることです。本末を転倒してはいけません。― 気高い奉仕の生活を送れば立派に“宗教的人間”でありうるのです。そういう生活こそ、内部の霊性を正しく発揮させるからです。
『 地上人類への最高の福音 』 P272/10~P272/15

 

 

〈1〉なぜなら、唯物主義によって混乱が生じているからです。昔からの間違った神   “黄金の子牛すなわち“金銭第一主義”がはびこっているからです。唯物主義はその本質が、貪欲・強欲・利己主義に根ざしています。同じ天体に住んでいる他者への思いやりも気遣いもなく、ひたすら自分の快楽と蓄財に励みます。唯物主義が、対立・戦争・怨恨を生み出すのです。これらは、物質がすべてである、死は人間の生命の終わりである、したがって物質を求めるのは当然であると考える唯物主義の副産物です。こうした考え方は、地上世界に暗黒と困難、闘争と暴力と憎しみを生み出します。

『 Lift up your Hearts 』


〈2〉私たちは、今度こそは“唯物主義”と“利己主義”の勢力が絶対にはびこらないように努力しています。そのためには人間みずからが、その勢力に負けないようにならなくてはいけません。日常において発生するさまざまな問題に霊的真理を活用することによってのみ、人類の前に迫りつつある恐ろしい破局を防ぐことができるのです。

『 教え・上 』P53/後1 ~ P54/3

 

 

イエスには使命がありました。それは、当時の民衆が陥っていた物質中心の生き方の間違いを説き、真理と悟りを求める生活へと立ち戻らせ、霊的法則の存在を教え、自己に内在する永遠の霊的資質についての理解を深めさせることでした

『シルバーバーチの霊訓 3巻』より P121/7~9

 

 

 

「地上人類の最大の問題点は、大霊よりも黄金の子牛(金銭)を崇拝の対象としている者が多すぎることです。欲の皮がつっ張れば霊性はしぼみます。霊性が第一であることを一人でも多くの人に説かないといけません。地上のいかなる財産も、この世かぎりのものです。来世までもっていくことはできません。」
                                        『シルバーバーチ最後の啓示』 P63