千葉県旭市に拠点を置く食品企業の「株式会社栄進フーズ」が、4月1日に千葉地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けて倒産したことが明らかになりました。
2001年に設立された同社は、中華惣菜や冷凍食品、業務用食材などの製造・販売を主力にしており、グループ会社を通じて食肉加工やホテル事業も展開していました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で飲食店向けの業務用食材の売り上げが急激に減少し、業績が悪化しました。加えて、積極的な事業拡大に伴う多額の借り入れが資金繰りを圧迫し、経営が困難になりました。そのため、一部の事業を別の会社に譲渡し、自社では破産手続きに入ることを決断したようです。
負債総額は約20億円と見られます。また、同社のグループ会社である「株式会社栄進フーズ」(宮城県塩釜市)、 「株式会社松央ミート」(千葉県山武市)、 「株式会社栄晃」(千葉県旭市)、 「有限会社泉食品」(千葉県旭市)にも同様の措置が取られ、これら5社の合計負債額は約40億円となっています。
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