曲作りで悩んでいる人は、部分的に他の曲を参考にすると良いでしょう。全体をコピーするのではなく、あくまで一部を参考にするのです。これにより、曲のクオリティーが向上することが期待できます。
まずはコード進行です。コード進行は道路標識のようなもので、曲が進行する方向を示しています。コード進行自体には著作権がありませんので、参考にしても問題ありません。実際、ヒット曲のコード進行を利用することで、良い曲が作りやすくなります。
インターネットで検索すれば、たくさんのコード進行が見つかりますし、書籍も販売されていますので、困ることはないでしょう。
次に楽器のパターンを参考にしましょう。特にドラムのパターンは、最初はどのように打ち込んでいいか分からないことが多いので、ネット検索や書籍を使ってビートのパターンを実際に打ち込んでみると良いでしょう。簡単なビートであれば、自分で打ち込むことができるようになるはずです。
その他にも、ギターやベース、ピアノのバッキングパターンや、コーラスのハーモニーなど、参考にできるものはたくさんあります。
ただし、メロディーには著作権があるので、そのままコピーすると問題になる可能性があります。しかし、アレンジ部分についてはどんどん取り入れて、自分の曲に反映させることが重要です。引き出しを増やすためにも、たくさんの曲を聴くことでアイデアが広がっていくでしょう。
現代において、完全に新しい音楽は存在しません。むしろ、既存のものと何かを掛け合わせることで新しい曲を生み出すことが、現代の新曲の定義と言えるかもしれません。