フジテレビは3月いっぱいで現在放送中の再放送枠を廃止し、関西テレビで放送されている「とれたてっ」をネットすることを一部ネットメディアが報じました。これにより、テレビ朝日、テレビ東京、MXテレビを除く全ての平日昼間の生放送番組が増えることになります。
特に「ゴゴスマ」、「ミヤネ屋」、そして「とれたてっ」の三つ巴になることが予想されます。個人的には、フジテレビの名作ドラマが再放送でも視聴者を引き付けられると考えていましたが、再放送の権利関係の調整がうまく行かなかったのでしょうか?
90年代のドラマよりも、最近のドラマを再放送する傾向が強く、視聴者が望むものとは少しずれている感じがします。ドラマを流すよりもワイドショーをネット放送したほうが視聴率的にも稼げると考えているのでしょうが、最近は視聴者を引き付ける話題が少なくなっています。
昔は芸能人が問題を起こせば2週間ぐらい話題を引っ張ることもできましたが、今はせいぜい2日が限界。それだけ話題のサイクルも早くなっているので、他との差別化が成功の鍵となります。
「とれたてっ」については、関西よりのコメンテーターが多いため、全国ネット寄りに変える必要があります。ネタもローカルより全国で受けるものに変える必要があり、おそらく「ゴゴスマ」の一強時代はしばらく続くでしょう。
「ミヤネ屋」については、宮根さんが番組の終わりを考えているようで、最近はやる気や勢いを感じません。抜けるなら「ミヤネ屋」でしょう。「とれたてっ」の司会である青木源太氏は元日テレアナウンサー、一時期ジャニーズ好きをアピールしていました。しかし、ジャニーズ事務所の社長が引き起こした性加害が元で話題に出来ない状況となり推せなくなりました。
しかし、関西テレビとしては全国ネットを目論んで立ち上げた番組であり、その目論見が成功したと言えるでしょう。個人的には「ゴゴスマ」を見てしまいますけどね。ネット記事の内容が本当ならワイドショー戦争開戦って感じです。でも制作局がいずれも勢いのある地方局でキー局がネットするだけという情けない現状です。
そのうちキー局も地方局もない時代が来るかもしれないですね。面白いコンテンツを作ったテレビ局が系列局のトップに立つという日も現実になりそうだなと思います。