【テニス肘】専門医で良くならなかった右テニス肘が改善

右テニス肘で来院された女性（50代/主婦）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

定年退職後にテニスを始め、右肘に痛みを感じながら続けていくうちに痛みがひどくなる。

いつか治るだろうと過ごしているうちに、ペットボトルが開けられない、重い物を持てない状態になって困り果てている状態。

来院に至るまでの経緯

10年前にテニスを始めて右肘が脹れて痛みを起こし整形外科にて電気、リハビリ、超音波で治療。

痛み専門の病院にて動注治療、動脈注射、ステロイド注射、プロロテラピー、PRP療法を試しても改善しなく最後は、手術を薦められていた。

テニス肘は外側上顆に痛みを起きることが多く、今回のように内側上顆に痛みを訴える事例は少ないため、手術しても良くなるとは言い切れないと言われ困り果てて来院された。

鍼施術を受けても一時的には良いが完治しなく、テニスコーチの紹介で来院された。

検査と所見

以下の内容が初回検査の内容となる。

自律神経検査・交感神経優位状態
左頚椎緊張
右肩の挙上制限
右肘の屈曲制限
左足関節運動制限
右顎関節障害

上記の検査データーから自律神経が緊張状態の為に疲れやすく、さらに体の左右のバランスが崩れていることが判明する。

施術内容と経過

可動域制限が顕著だった為、右肩甲挙筋、僧帽筋、左足関節を重点的に施術する。

体全体の状態: 右肘の内側を触るだけでも痛みが出る状態です。本人は軟式テニス歴が長く、公式テニスをしてもフォアハンドで打つ際は、軟式テニスの要領で打つ癖が内側上顆に痛みを起こす原因だと分かった。
疲労回復整体・鍼灸マッサージ: 左荷重の癖があるため、テニスラケットを振ると手打ちになっている状態から頚椎の神経圧迫、右肩甲挙筋、僧帽筋、左足関節の歪みを矯正する疲労回復整体、鍼灸施術を行った。
生活指導: 手打ちをしない公式テニスの打ち方、関節の動かし方の指導を行う。

3カ月ほどで右手に力が入るようになって、ペットボトル、重い物を持てるようになり改善した。今は思いっきり公式テニスを楽しんでいる。

以下ご本人のメッセージ

藁をすがる思いで貴院にテニスコーチの紹介で来院させて頂き、右肘に負担をかけていた原因について指導頂きました。

全身のバランス調整する整体を受けさせて頂き、テニスでの体の使い方の間違いを教えて頂きました。

すると、日々の日常に於いても体との向き合い方が変わり、ペットボトルの蓋が開けられるようになるにつれて、指先に力が入るようになってきました。

痛みも徐々に減って、３ケ月後にはテニスをすることができるようになりました。

今は打ち方を意識することで、テニス後の疲労が全然違います。肘だけを治そうとするのでなく、日々の体の使い方を意識する大切さを学びました。今後共宜しくお願い致します。

院長からのコメント

院長：海野

テニス肘が楽になって良かったですね。

スポーツトレーナーから多くのアスリートを診る中で、ケガをするパフォーマンスを分析をしてきた結果、痛める原因を指導させて頂きました。

患部を治療するだけではなく、自分のパフォーマンスを見つめ直しながら施術をさせて頂きました。

しかし、普段当たり前に動かしているご自身の癖を取るのは、大変だと思われます。
根気よく向き合って頂けた結果が実りましたね。良く頑張ったと思っております。

最先端医療を施しても改善しない方、スポーツのケガで悩んでいる方、スポーツパフォーマンスをあげたい方、テニス肘で悩んでいたら一度ご相談下さい。