標題の「弱きを挫(くじ)き、強きを助ける」は、あるフランス人ジャーナリストの日本のテレビ局に向けた発言から借用した。
私は数年前から、日本のテレビ・新聞は強いものには逃げ腰で、弱いものをいじめるところだと思ってきた。「日本の」としたのは外国のマスコミのことは殆ど知らないからである。
最近、その典型的事例が表面化した。2023年に公になったジャニー喜多川(芸能プロモーター、1931~2019 . . . 本文を読む
政治家(おもに議員)の不正(犯罪?)が、年に数回、ニュースとなる。おもに、金銭的に大きなというか性質のよくない不正である。
不正をした議員はテレビなどに顔がでる。私は、その顔をみて「あれー」と思うことがたびたびある。それは、人相(にんそう)が悪いからである。この人相なら、そういったこともしただろう、などと思うのだ。
人相という言葉は、以前はけっこう耳にしたが、最近はあまり聞くことがない。
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本日の提言は、人を「○○先生」と呼ぶのは、できるだけ少なくしようということである。なぜなら、ある人たちだけを「○○先生」と呼ぶのは、差別意識の現れといった側面があるからである。もちろん、学校の担任や習い事の指導者を「○○先生」というのはかまわない。
ここ1年ほどテレビで新型コロナウイルス(以下、コロナとも書く)関連の番組をみていて、大いに気になることが一つある。それは、番組のなかでコロナを解 . . . 本文を読む
喫煙の最大の問題は「タバコの煙で肺ガンになる」かどうかです。この小稿では、歴史的事実や臨床家の観察などをもとに「タバコの煙で肺ガンなどの病気になることはない」と結論を出しています。 . . . 本文を読む
薬(化学薬剤)で病気は治せません。薬は症状を緩和するだけの対症療法(一時的措置)です。そして副作用があります。ところが薬は使われすぎて、副作用で苦しむ人は絶(た)えません。
薬の弊害(過度な使われ方など)は、ここ数年、週刊誌などが繰り返し取り上げており、関心が高まっています。それを受けて私は、私が過去10数年の間、折々見てきた本のなかから、24冊を紹介します。
薬の諸問題を指摘した本は沢山あ . . . 本文を読む
目次
1, 物事の本質に迫る方法を得る
2.「諸問題が良く見える」が通じない局面に
3.家庭医学のコーナーで解決
4.おわりに
5.付録
5-1 川上武について
5-2 高橋晄正について
5-3 武谷から学んだもう一つのこと
5-4 武谷の技術観、科学観
5-5 中谷宇吉郎『科学の方法』から
1.物事の本質に迫る方法を得る
友人らが武谷三男研究を . . . 本文を読む
目次
はじめに
1.高橋晄正の玄米食・漢方薬批判について
2.科学卑(かがくひ)
3.科学は人間の体をどのくらい分かるのか
4.内科は科学か
5.科学志向の強い人はなぜ健康食品をきらうのか
6.自然医食か安全食か
7.長寿集団、短命集団
8.おわりに
はじめに
この小稿はもともとは「武谷三男らから得られたこと得られなかったこと」の付録として書いたものである。ただ、分量が . . . 本文を読む
目次
1. 原発は何が問題なのか
1-1 原発が良くない理由は
1-2 原発批判者たちの被曝労働の見方
2. 被曝労働の実態と問題点
2-1 被曝労働はどこでいつ起きるか
2-2 被曝労働による被害状況
2-3 被曝労働はさけられないのか
2-4 原発労働者は使い捨て
3. 被曝労働を知れば原発問題の見方が変わる
3-1 まるで被曝労働がないかのように
3-2 犠 . . . 本文を読む
ガン患者がガンを克服するための要点を短くまとめました。ガンにかかってから克服法を探すのでは、間に合わないことがあります。この文章を読んで、頭の片隅においておくことをお勧めします。
ガン克服のための基本事項を、6つにしぼって示します。
1.ガンは全身病
ガンは全身の病気です。ところが、腫瘍がある部分に集中してできるとか、病名が胃ガン、肺ガンなどとなっているため、内臓などの腫瘍をとればガンが . . . 本文を読む
2016年1月、週刊文春の報道で、甘利前経済再生担当大臣の秘書たちが、都市開発機構(UR)と建設会社の補償交渉の口利きの見返りで、建設会社から献金などを受けていたことが明るみに出た。
一連の報道をみていると、秘書たちの関与は度を越したものであり、また、高級車を求めるなど見返りの要求ぶりも異常である。だが、私がここで問題とするのは、甘利氏自身が大臣室で現金50万円を受け取ったことである(2013 . . . 本文を読む
認知症はこわい病気である。重くなると自分で自分のことが分からなくなる。また、他人に多大な迷惑をかける。50代で認知症になった妻をもつ夫たちが、定年前に退職している事例が、しばしば報道されている。また、国家財政も健康保険や介護保険の政府負担分が増えるから大変だ。私は1年ほどまえにNHKの番組で認知症患者がふえていることを知り、「これでは国家が破綻してしまう」とまで思った。2012年の厚労省統計では . . . 本文を読む
本日は、働き過ぎの方々、なかでも、自分の仕事量に、自分で調整の余地がある方々への提言である。なお、ここでの仕事には、サークル活動などの準仕事も含めて考える。
働き過ぎ防止のための習慣・制度としては日曜日がある。7日に1日の休みはキリスト教などでは安息日(あんそくび、又はあんそくにち)と呼ばれている。
私は安息日ができた意味を考えると、働き過ぎを、ある程度、防げると考えている。
安息日が . . . 本文を読む
目 次
1.改正案は自衛権を明記した
2.自衛権などに関する日本の現状
3.集団的自衛権に関する自民党改正案
4.憲法で集団的自衛権を認めるとどうなるか
(1)例えによる集団的自衛権
(2)アメリカはお友達か
○アメリカの戦争と爆撃の実態
○アメリカの国際法遵守状況
○アメリカの軍事 . . . 本文を読む
自民党憲法改正案は政教分離の緩和を提案している。
政教分離とは、国と宗教団体が結びつかないようにすることである(本稿での「国」には地方自治体や公共団体を含めることがある)。
まず、現行憲法の政教分離関係の規定をみておこう。
20条
1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、……てはならない。
3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活 . . . 本文を読む
自民党憲法改正案は、現行憲法に規定のない国家緊急権の新設を提案している。
国家緊急権とは、戦争、内乱、大災害などの緊急事態のときに、総理に大きな権限をあたえることである。非常大権ともいう。
通常、総理が国家緊急権によってもつ権限は、行政権のほか法律と同等の緊急政令の制定権や財政支出権である。
国家緊急権のもと総理に大きな権限を与える目的は、総理の強いリーダーシップにより、困難な状況にある国 . . . 本文を読む