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嵐山町志賀の東武東上線橋梁群(埼玉県比企郡) [近代化遺産]

 東京の池袋から埼玉県西部の坂戸までの鉄道が開業したのが1916(大正5)年で、東上鉄道株式会社の敷設によるものです。
 その後同社は1920(大正9)年に東武鉄道株式会社(1897年設立)と合併し、1923年に武州松山(東松山市)まで、同年11月には小川町まで路線を伸張させました。池袋〜寄居間の開通は1925(大正14)年です。
 武蔵嵐山〜小川町間の橋梁群は1923(大正12)年までには完成しており、その多くが改修を経ながら今日まで使われています。『埼玉県の近代化遺産ー近代化遺産総合調査報告書ー』によると嵐山町志賀には10の橋梁が造られました。
 同書では下り方面の順番で(1)鹿村第一橋梁(2)鹿村拱橋(3)鹿村水路(4)籠矢橋(5)水路(6)水路(7)水坂橋梁(8)吉野開渠(9)吉野陸橋(10)水路となっています。かつては水路を跨ぐ橋梁として造られたものの埋め立てられて道路を跨ぐ橋梁となったものもあります〔(3)(5)(10)など〕。

■引用・参考資料

『埼玉県の近代化遺産ー近代化遺産総合調査報告書ー』埼玉県立博物館、1996年

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