ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

今日の試合については，別段文句の付けようはない。惜しむらくは床田が大山に打たれたホームランだけ余計だったが，５-０からだったからまあよい。９回の栗林の失点も，そりゃ栗林だって未来永劫市民球場無失点を続けるはずないのであって，３点リードだったしそのあと抑えたから別によい。

しかし，勝ったとはいえ，やりきれなさが残る。このままじゃカープは早晩駄目になる。いや，駄目になるのならさっさと駄目になってしまえばいいとさえ思う。死に水なら取ってやるから。

要するに，この組織，今更言うまでもないが，腐ってるとしか言いようがない。腐臭が漂っているのだ。とにかく組織としてバラバラに動いてるんだろうということが，よく分かる。こんなことが続いていたら，早晩このチームは崩壊するだろうと思う。

今朝の大本営発表。中国新聞スポーツ面をはじめ，広島版スポーツ新聞の見出しに至るまで，支配下登録したばかりの持丸のスターター起用について言及されていた。まあここまで言うのならばきっとスターター起用されるのかと思っていたら，案の定肩透かしである。まあ西勇輝に會澤が相性がよいこともあったのかもしれないが，ならそんなことを吹聴しなければいい。いわばファンに対して公然と嘘をついたも同然なのである。いや，それでも８回裏，投手に打席が回れば持丸の登場もあるかと思っていたら，映像に映ったのは松山。こりゃ駄目だと思った。

これは推測だが，首脳陣の中でも，言うことやることががバラバラなんだろう。持丸起用を推した人と今日のスターターを組んだ人が別だったと考えれば合点がいく。しかも持丸を推した向きはきっと球団当局と近かったんだろう。そんな気がする。いずれにせよ，なんともやるせない。

そんな中。サンスポが先行して記事を出したところであったが，カープがMLBをリリースされた秋山翔吾の獲得に乗り出すことが正式発表されたところである。まあこれだって，前記の状況を見れば，ふーん，どうせガス抜きでしょ？としか思えない。もちろん現状は打力不足著しく，ポジションがどこであろうと強打の選手が必要なのは間違いないところであるから，今のカープにぴったりであるのだが，本当にやる気ある？としかいえないのだ。うがった見方をしたら，獲得するポーズを見せてうるさいファンを黙らせ，実は狂信者からの現有戦力を使えコールを引き出すための狡猾な作戦ではないかとも思えるところである。

しかし，カープが秋山を口説ける可能性は，ないわけではない。秋山がメジャーに行く前の年俸が単年２億５０００万。これが黒田博樹や田中のマー君のように凱旋帰国というなら別だが，秋山はMLBで爪痕残せず年月だけがたったのであるから，単年度５億とか言うインフレ相場になる可能性は少ないというべきだろう。いくらホークスでも，そこまで無定見に金を出すチームではないとみるべきだ。だから，条件闘争では十分勝負になる。あとは，秋山が入ってくる物語性を作ればいいのだ。現状ではライオンズが有利だと思うが，カープで野球をやることのメリットを見せれば，あながちない話ではないと思う。

もっとも，それはカープが本気で秋山を口説く気があればの話だ。やはり私は今回の話は単なる大風呂敷だと思っている。それほどこの球団の当局者は，狡猾な人間であるのだ。

ほかにも書こうとしたことはあったのだが，なんか無駄に長くなったのでやめる。

しかし，もし本当に秋山が入れば，このチームも劇的に変わる可能性があるのにね。その変革を拒む向きが相当多いことを，悲しく思う。

悔しかったら今日から６連勝してみろ。


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