2020年9月23日水曜日

ローズステークス@中京回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • まずまずの入り方から、溜め→しっかりと加速という展開。
  • 一定の持久力&切れが問われた。

ローズS結果

リアアメリア1.59.9 34.4 02-02-02-02
ムジカ2.00.2 34.0 11-11-10-11
オーマイダーリン2.00.4 34.5 16-13-10-07
デゼル2.00.4 33.8 13-14-16-17
クラヴァシュドール2.00.5 34.6 08-07-07-07
リリーピュアハート2.00.5 34.3 10-10-10-11

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.5
前半1000m:60.9
12.6-10.8-12.3-12.7-12.5-12.4-12.1-11.6-11.3-11.6



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタート直後はまずまず速い入り方をしつつ、道中は
しっかりと緩む展開。そこから勝負所で大きく加速して、上がりが速くなった。

今回の場合、(比較している重賞の平均は速いという訳ではないが)この舞台
としては、前半はそれなりの流れ。そこで引っ張られたことで、とりあえずは
一定の持久力が問われた。

その後はしっかりと溜めての→加速という展開になり、当然適性的には切れが
必要になった。

脚質的には、往々にして前半引っ張られて→緩急がつく形は、差し馬が決め手を
発揮して浮上しやすくなるが、実際に今回は、勝ち馬以外は中団以降の馬。
前には(厳しいと言うよりも)少し難しかったイメージではある。

本番に向けては、まずは好位から完勝した勝ち馬ということになるが、(東の
トライアルもそうだが)溜めが入る展開…というところで、適性的にどこまで
つながるのか?という部分はある。個々のタイプの見極めが重要にはなりそう。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

リアアメリア
前半である程度脚を使いつつ、好位から唯一…という形での完勝。パドックでの
雰囲気も良かったし、その実力は当然認められる。
中身の良さ(純粋な持久力)と性能の高さ…というタイプ。
今回も一旦緩んでの→切れという形で、京都内回りに対しては展開面でのケチは
つくし、適性的には微妙なところだが、仮にそこでそれなりに高い位置取りから
(そういう競馬をするとして)→まずまず粘る…とかなら、もう1つ距離延長
した時に前進する可能性は考えられる。
2つ先まで含めて、しっかりと注目しておきたい存在。

ムジカ
外寄りの枠だったが、スタート直後にインを取り切って、後半少し持ち出しつつ
→上がりをしっかりとまとめての2着。好騎乗。
個人的には今回、上がり馬の見極め…という点に主眼を置いてみたのだが、その
中で結局来たのは、エピファネイア産駒のこの馬。坂を駆け上がる脚力&終いの
惰性力。切れを増したシンボリクリスエス一族のここへの適性。恐ろしい…。
(“あの馬“がここを使っていたら、どんなことになっていたのか?も気になる)
それはともかく、この馬の場合、前走&前々走で、前傾の持続力勝負で浮上して
いて、本番に対しても結構適性はありそうなタイプ。面白そうではある。



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