アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年) | 勝手に映画紹介!?

アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年)

アンホーリー 忌まわしき聖地


ここ最近、無料体験中の“JUNK FILM by TOEI”で昔のVシネばばかり見ていたので、なんとなく新し目の作品を見たいなって思い、WOWOWでエアチェックしてあったホラー映画「アンホーリー 忌まわしき聖地」を鑑賞した。ホラー専門スタジオの“ゴーストハウス”が製作し、サム・ライミがプロデュースで参加。本国アメリカだと劇場公開されてるんだけど…日本だと配信スルーだったのかな?公開情報などもネットで見つからず、現段階でセル商品の円盤もリリースされていない模様。ちなみに、Amazonプライムビデオだと会員無料対象になってましたね。

 

過去に捏造記事を書いて問題になったオカルト専門記者のジェリーは、校外の町“バンフィールド”で牛が怪死するという事件の取材をするのだがガセネタで、空振りに終わる。このままでは引き下がれないと、偶然、見つけた古いお守り“カーン・ベビー”を足で踏みつぶし、記事をでっちあげることにしたのだが…帰り道に、運転する車の前に少女が飛び出してきて、危うく轢きかける。彼女、アリスはヘイガン神父の姪で、聴覚障害を持っていたのだが…突然、耳が聞こえ、言葉をしゃべれるようになり、“聖母マリア”の奇跡として全米に知れ渡ることになるが…。

 

障害を持った女の子が突然、喋れるようになり…その後も難病の少年の治癒に成功したりして、“マリアの奇跡だ!”との評判が瞬く間に知れ渡り、世間の注目の的になる。バチカンからは調査専門の神父がやって来て、嘘か実か…必ず真相を突き止めると意気込み、どちらかというと、“そんな奇跡”は信じていない様子。主人公のオカルト専門記者のオッサンは一部始終を目撃してきたんだけど…過去に記事捏造の前科なんかもあり、同業者や調査にやって来た神父は、そのことからも最初は疑ってかかっていた…お前が絡んでるから胡散臭いよと(笑)

 

女の子が子供の足を治療するなど、やたらと感動的なシーンもあり…ホラーを見ているというのを忘れそうになるのだが、後に現代で起きる騒動の“元凶”が描かれるプロローグも最初に見てるわけだし、鑑賞している側からすれば、“オッサンが人形を足で踏みつぶしてぶっ壊してた”のが明らかに原因だろうとわかってるのでね…まぁ、本番はここから先だなと。案の定、段々と雲行きが怪しくなっていく。まぁ、みんながマリア様だと信じていたのは、本当は悪魔の仕業だった…悪魔はマリアのフリをして、大衆の支持を集めることで力を得ようとしていた的な感じ。

 

っていうか、何もかも“オッサンが一番悪いだろ!”って感じなんだけど、気づけば…文字通りの“悪魔の所業”を必死で食い止めようとする“善い人”になってまして、オイオイってツッコミを入れたくなる。関係者の中に死者もいっぱい出てるし、それどころか…奇跡を体験した人(言葉が喋れるようになった女の子や難病が治った男の子)も、悪魔を退治したら元に戻ってしまうらしい…ホント、ぬか喜びさせやがってだよね。騒動が沈静化した時に、女の子を抱いて涙ぐんだりしてたけど…このクソオヤジって思った。まぁ、全体の内容はホラーとして普通レベル。

 

 

監督:エヴァン・スピリオトポウロス

出演:ジェフリー・ディーン・モーガン クリケット・ブラウン ケイティ・アセルトン ウィリアム・サドラー

 

 

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アンホーリー 忌まわしき聖地(字幕版)

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