ニクラスと同じ | パット上達ブログ

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パットはゴルフ上達のカギ。パットの理論(世界で唯一)からパット数の減らし方、グリーン上のウンチクなど上手くなるヒントをGreen Keeperが発信します。

「ニクラスと同じだったパッティングスタイル 球足が長くなる」という日刊ゲンダイDIGITALの記事を引用させていただきます。

 

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1965年カナダカップ(スペイン開催)で米国代表のジャック・ニクラスと同組でプレーしたことは、杉本英世にとってアイアンショットだけでなくパッティングも大いに役立った。

 パットのアドレスが、ニクラスとよく似ており、自信が持てたのだ。

 

杉本はパットをするときに左目の真下にボールを置いてアドレスする。
「スタンスの真ん中より左足寄りに置いたボールの真上に左目を構えると、頭はボールのやや後ろにくる。これなら右肩が前に出ることはない。両肩をパッティングラインと平行に構えることができる」
 これが杉本のパッティングの際のルーティンだ。

 すると、「両目を結ぶラインもパッティングラインと平行になる」と解説する。

 

■球足が長くなる

 

 左足寄りにボールを置いて頭をボールのやや後ろに構えると、ストロークの最下点をわずかに過ぎたところでボールをヒットできる。結果、オーバースピンのかかった球足の長いパットができる。
 プロなら誰でも分かることだが、杉本がニクラスのアドレスを見て自信を持ったのは、「ボールに対する顔の構え方だ」。

 杉本はプロになって間もない頃から、顔を真下に向け、顔が地面と平行になるように構えた。

 ニクラスのパッティングのアドレスも、同じだった。
ニクラスはショットメーカーであると同時にパットの名手としても知られていた。だから、杉本は、カナダカップでニクラスのパットのアドレスを見て、自分がやっていることは間違いないのだと安心すると同時に、確信を得たのだ。
 
 ニクラスよりも前の時代に、世界一のパット名手と呼ばれたビリー・キャスパーも顔を真下に向けて地面と平行に構えていた。

 日本ではパットの神様といわれた中村寅吉も、パットはボールの真上から顔を真下に向けて構えていた。

 取材をしたとき、そのことについて聞いてみたことがある。

「顔を起こして目だけ下(ボール)に向けて構えるプロが近ごろは多い。だが、顔を真下に向けて、顔を地面と平行に構えるのと、どっちがパターのフェースの向きを変えずに、真っすぐストロークできるかやってみるといい」と言われたことがある。
 
「ボールに向かって顔を真下に向けて、顔を地面と平行に構えたほうがパッティングライン上を真っすぐストロークしやすいことは間違いない」と杉本は断言する。

 近ごろの日本の若いプロはニクラス、中村寅吉、杉本のように顔を真下に向けて、地面に顔を平行に構えているプロは非常に少ない。顔を少し起こして、目だけを下(ボール)に向けて構えている。

 だからパット名手が出てこないのかもしれない。
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ゴルフジャーナリストの菅野徳雄さんの記事です。
辛口のゴルフ評論でお馴染みですが、最後の一言がまさに辛口ですね。
 
私もJ・ニクラスと杉本英世のパッティングスタイルは酷似していると考えていましたが、ご本人が納得づくでやってたんですね。因みに私もこれを理想のスタイルとしています。
 
余談ですが、ニクラス、ニクラウスと揺れる日本語表記。昔はニクラウスが多かったし、ご本人はドイツ系の米人なので私はずっとニクラウスと表記してきましたが、最近はニクラスの表記が多いようですので今後は私もそれに倣います。
 

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