素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号136 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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本日は、上野の森美術館で絶賛開催中の展覧会、

“兵馬俑と古代中国”のミュージアムショップで見つけた、

ちょっと・・・いや、だいぶクレイジーなグッズをご紹介いたします。

それが、こちらの兵馬俑日焼けし過ぎおせんべい(1200円)です。

 

 

 

1974年に、中国の農夫が井戸を作ろうと、
自宅の庭を掘った所、偶然発見された兵馬俑。

約2200年ぶりに太陽と再会しました。

ということは、きっとたくさん日焼けをしたいのでは?

その日焼け度合いをおせんべいで再現してみては??

 

・・・・・という、どこをどうやったら、

そんなふうな着地点に辿り着くのか、

謎も謎の発想で作られた公式グッズ。

公式が病気にもほどがあります(笑)

 

作ったほうもどうかしていますが、

僕もたいがいどうかしているので、

気づいたら、お買い上げしていました。

 

帰宅後、早速食べてみることに。

まずは、普通のおせんべいから。

 

 

 

巣鴨に本店がある手焼きせんべいの老舗、

雷神堂が1枚1枚手焼きしたおせんべいだけあって、普通に美味しいです。

ただ、個人的にはもう少し塩気があっても良いような気もしました。

 

続いて、二度づけ。

 

 

 

普通のおせんべいに比べて、

もちろん醤油の味は2倍濃くなっていました。

これはちょっと塩気が強いような。

普通のと、二度づけの間の味があればいいのに。

 

 

そして、三度づけ。

 

 

 

二度づけで十分しょっぱかったので、

ある程度の、覚悟はできていましたが。

その想像の斜め上をいく、しょっぱさでした。

 

 

正直なところ、これ以上食べないほうがいいと、

僕の身体が、僕の本能が警告を発していましたが。

ここまで来たら、引き返すわけにはいきません。

五度づけにチャレンジしてみました。

 

 

 

日焼けのレベルが、往年のみのもんた。

果たして、人が口にして良いものなのか、悩ましいところです。

えぇいままよ。

 

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辛っ!!

 

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しょっぱいを通り越して、塩辛い。

固形化した醤油を食べている感じでした。

 

 

そして、いよいよラスボス。

十度づけとの戦いです。

 

 

 

10日間かけて作られただけあって、

全体から得体の知れないオーラが発せられていました。

テッカテカもテッカテカ。

松崎しげるくらい黒光りしています。

 

 

 

果たして、そのお味は・・・・・・

 

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◎$♪×△¥○&?#$!(←悶絶)

 

もはや醤油味というか、海水。

口いっぱいに塩味が広がって、

口の中が溺れた気分になりました。

 

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普通の水がこんなにも美味しいものだとは!

水のありがたみを知りました。

 

どちらかといえば、兵馬俑展は、

若い人よりも、年配の方が足を運びそうな展覧会。

その公式グッズで、塩分控えめどころか、

真逆の塩分マシマシのおせんべいを作るだなんて。

良くも悪くも、発想がイカれてます(笑)

ただ、このコンプライアンスが厳しい時代に、

これほどクレイジーな、前例のないグッズを作るのは、マジで素晴らしい!

どなたが作ったのか存じ上げませんが、

そんなあなたを、ミュージアムグッズ界の始皇帝と呼びたいと思います。





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