マスクを捨てよ、街へ出よ

皇紀2680年(令和2年)8月14日

 私たちは、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の世界的感染爆発(パンデミック)から春を知らず、梅雨の長雨から突然の猛暑にすっかり体も心も疲弊させられています。

 この猛暑に至っても尚、報道権力も私たち国民自身も「マスクをつけろ」と互いにわめき散らし合っています。

 七十五年前の明日、天皇陛下(昭和天皇)の玉音放送を賜って、全て国民(臣民)が大東亜戦争の終結とわが国軍(大日本帝國軍)の武装解除を知ったのですが、そこへ至るまで当時の報道権力も臣民自身も、やはり互いに「ほしがりません勝つまでは」「ぜいたくは敵だ」「パーマネントはやめませう」などと煽り合いました。

 これらの言葉は、決して国家権力側から出てきたものではありません。しかし現下の状況は、厚生労働省ら行政権力から「マスクをつけろ」とのお達しがまずあったため、戦時下よりも悪質といえるでしょう。

 さすがに猛暑へと突入し、いよいよ「暑い時は熱中症対策のためにマスクを外してもよいです」などといい出しましたが、もはや手遅れです。既に煽られた国民は、暴走したまま止まらないのです。

 感染発覚のかなり最初の段階で申しましたが、私たちが購入できる医療用サージカルマスクに感染防止の完全な機能はありません。

 まして暑さ対策のための「冷感マスク」や「通気性のよいマスク」は、当然ウイルスも通してしまいます。いや、ちょっと考えれば分かることでしょう。

 それでもつけていなければいけませんか?

 先日も申しましたが飛沫が他人に飛ぶのを防ぐ効果はありますから、ご高齢の方や基礎疾患を持っている方、肥満の方が重症化するかもしれないとして、その方がたを思いやる行動としてマスクは携帯しておくべきでしょう。

 これらの条件に当てはまらない人びと(主に基礎疾患のない普通体型の若者たち)が神経質に、互いにマスクをつけなければならないということはありません。暑い時は、無駄なマスクをつける必要などないのです。ただ人の多いところで自身の飛沫が発生しないよう気をつければよいだけです。

 マスクをつけなければ表も歩けないというのは、ゲートルを巻かなければ家から一歩も出られないという戦時下に自分たち自身が作り出した状況に酷似しています。そのくせ戦後、私たちは何といいましたか? 「お国に騙された」「日本は悪いことをしたのだ」といって卑屈になっただけです。

 もう一度卑屈になって「赤い反日人生」でも送りたければ構いませんが、それこそウイルスよりもはた迷惑なので、どうかおやめいただきたい。

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『マスクを捨てよ、街へ出よ』に2件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    地元の医療従事者に対する「差別」はまだ見たことがありませんが、マスコミが連日「今日の東京都内の感染者数は300人です!」「一都三県は運命共同体!」などとやり続けたおかげで、東京都民や関東住民に対する「偏見」は確実に蔓延したと思います。

    都民が東北や沖縄などへ旅行すると非難されかねないというので、多くの方が、神奈川や千葉など近県の観光地へ出かけているようです。
    (余談ですが、関東の田舎は高齢者が多く、多くの場合医療も充実していませんので、マスコミが連呼する所の「地方」と何ら状況は変わりません。)

    困ったのは、コロナ病床が患者でいっぱいになり始めていることです。
    「病床を増やしても医師が足りないのだ!」という話を再三耳にしました。
    「マンパワーの不足」が叫ばれていますが、医師や看護師は他国と比較して、どうして不足しているのでしょうかね?
    人間の「コロナ」流行の陰で、豚の病気も流行っていました。
    ここでも「人手不足」が指摘されていましたが、困ったものです。

  2. toichi:

    「毎日毎日コロナコロナって、うるせえよ!」と報道権力には家族共々怒っています。

    自分としては、少し前はともかく、現在は武漢コロナウイルスに罹ることが怖いと言うより、世間にコロナ感染者というレッテルを貼られる事の方が怖いという感じです。
    感染予防策にしても、万が一感染してそれが報道された場合、自分だけでなく家族、会社等、関係各所に迷惑をかけることになりかねないため、被害を出さない為に行っているという方が大きいです。
    マスクにはあまり意味が無いとも思っていますが、仕事上お客様から不安がられてしまうため、多少暑かろうがせざるを得ません。

    本音を言えば、一度こっそり罹って自主隔離し、免疫を獲得して復帰したいです。そして定期的にウイルスに曝されて免疫を維持する。そうすれば得体のしれないワクチンを打つ必要もないですね。
    不活化コロナ入りビール、「Coronaビール」とでも命名して販売してくれないでしょうか?

    冗談はともかく、遠藤先生が仰る様に、ご高齢の方々には感染させないような配慮が必要ですが、絶対に感染するもんか!とばかりに自粛や引きこもりをしてしまえば、コロナ以外での不幸を招くことになります。
    政治家が、この蟻地獄の様な現実に気づき、勇気を持って指定感染症から外して普通の対応をしようと言ってくれれば良いですが、それにも世論の後押しが必要でしょう。
    それには、今回の問題に対する専門家の多様な見方を国民に知らせ、世論の成熟を図らなければならないのですが、報道権力は連日「新たに〜名の感染者です。」ばかりで重症者が少ない理由を調べて報道する様子が全くありません。

    意味の無いことを延々と続ける不毛。こんな圧力を既存の権力によらず世間の目だけで行え、それを国家ですらも止められないということが恐ろしいです。
    後で考えればバカみたいな事なんでしょうが、それが現実に起きている。

    あ、ちょっと振り返れば民主党政権が誕生した時も同じでした(爆)

    近くの飲食店では、店主が壁に
    「コロナのバカ!」
    と書きなぐった張り紙をしておりました。

    私も全く同感です。
    加えて言いたい。
    「マスコミのバカ!」