来月75歳になる父。
先週救急車で運ばれたらしい。
風呂上がりに不調になったのだとか。
救急車の中で血圧80(普段は高血圧で200近い)、酸素濃度80になって、付き添いの母は「これは危ないかも」と思ったのだとか(母は元看護師)。
さいわい命に別状はなく、副交感神経の異常な亢進による一時的な状態だった。
点滴してちょっと安静にして帰宅。
一応、風呂場と脱衣所の寒暖差ヒートショックの可能性を鑑みて、脱衣所に暖房器具を設置して、お風呂に入る時にはスイッチ入れるようにしている……
てなことを、だいぶ時間が経ってから知ったわたし。
「久しぶり〜 元気だった?」
「元気…まあ元気だけど、この前お父さんがね…」
て。
「元気?」って聞かないで「今日寒いよね〜 雪降った?」とか、話の導入が違ったら教えてこなかった可能性まである。(だって無事だったから)
叔父さんが心臓のバイパス手術したっていう話しも術後数週間後まで知らなかった。
情報の伝達が薄い。
わたしも連絡はマメとは程遠い人間で、母に電話したのも2週間ぶりくらい…たぶん今年に入って話をしたのが2回目……ぼーっとしてると1ヶ月音信不通(お互いに連絡しない)ってこともままあるのでこういうことになってしまう。
しかし、さすがにもうちょい連絡を密にする必要があるのではないか。
このままだと。
絶体絶命の危機だとか危篤になったら「チチキトク スグカヘレ」はあるだろうけど、その前段階の状況を知らないままになりそう。
同じ愛知県内に住んでるのに、会わないし、話もしないし、ラインもしない。
仲が悪いわけでもなんでもない。
ただ、淡白。
そもそも、母とは電話で(たまに)話すけど、父とは話さない。
思い返すと、最後に父とたくさん話をしたのって何年前になるか思い出せないほど過去になってしまっている。
最近話したのって、いつだっけ?
去年の…秋頃だっけ?
何を話したんだっけ?
愛知用水がどうとか?
野菜がどうとか?
思い出せない。
テキトーに聞いてた。
これはマズイかもしれない。
父も…母も、確実に老い衰えている。
救急車に運ばれるほどの体調不良に、とくに理由はなかった。
敢えて理由を探すなら、老い、なんだろう。
元気な母も、電話で聞き返すことが増えてきた。
何度も聞き返してくるのは耳が遠くなったからだろう。
あんなに地獄耳だったのに。
バリバリ看護婦で働いていた元気が有り余っていた現役時代の母のイメージが強くて、いつまでも母は元気で強いイメージがあるけど、母だって74歳。
2度も車に轢かれたのにピンピンしてた父(脂肪が身を守ってくれたのかもとみんなで爆笑)が、風呂に入るだけで倒れるとは。
老いは確実に歩をすすめてきている。
もっと頻繁に連絡をとろう。
そして、もうちょっとは、話をしよう。
まだ実感はないけど、悠長にしている時間は、あんまり残されていないのかもしれない。
とはいえ、長生き家系なので、90歳くらいまで元気に畑仕事してるんじゃないか、とも思っている。(希望的観測)