2023年02月08日
人類を救う １００万人の法華経入門 『妙法蓮華経従地涌出品第十五』について ６
※少病少悩悩は、人生の宝になるのです。何も病気もないのもつまらない人生です。少しは悩んだほうがよいのです。わざわざ「少病少悩」と言っているのです。
人類を救う １００万人の法華経入門 『妙法蓮華経従地涌出品第十五』について ６
「及び諸の四衆も、亦皆、黙然たること五十小劫、仏の神力の故に、諸の大衆をして半日の如しと謂わしむ。」（続く）
日蓮大聖人様は、誰かに教わって、記別を与えられて、仏になったわけではありません。これが、日蓮正宗の教学である、久遠元初の仏です。
お釈迦様の時代あり、そのまた先があります。「一番先に何があったのか？」というと、久遠元初です。「久遠元初に悟った仏様は誰か？」というと、それが日蓮大聖人様です。そのようなことを知っておく必要もありますが、それをめぐって論争する必要はありません。
理屈でいうと、最初に生まれた仏様が、日蓮大聖人様です。日蓮大聖人様のことを、久遠元初自受用報身如来と言います。久遠元初とは、時空を超絶した一切の根源をいい、本仏の悟りの境地を表しています。
お釈迦様はもっと後で生まれたのです。お釈迦様は、久遠実成の仏様です。最初の仏様を久遠元初の仏といいます。久遠実成も遠い過去なのに、そのまた先の久遠元初です。
「そこには、誰がいたのか？」というと、仏様がいたのです。すると、「この話は本当だ」ということが、わかってくるのです。時は瞬間しかありません。
それなのに、人間のほうが時というものを感じ取っているのです。それは、錯覚です。ということは、一瞬にして終わりです。生命は一瞬です。
「爾の時に四衆、亦、仏の神力を以っての故に、諸の菩薩、無量百千万億の国土の虚空に遍満せるを見る。」
爾の時に四衆、亦仏の神力を以っての故に、諸の菩薩の無量百千万億の国土の虚空に遍満したのを見たのです。
この地上を歩いて、「隣に王国がある」という話ではありません。虚空に国土があるのです。虚空とは、空です。
「是の菩薩衆の中に、四導師有り。」
是の菩薩衆の中に四導師あり。
「一を上行と名づけ、二を無辺行と名づけ、三を浄行と名づけ、四を安立行と名づく。」
一を上行と名け、二を無辺行と名け、三を浄行と名け、四を安立行と名づけ、四菩薩と称します。
「是の四菩薩、其の衆中に於いて、最も為れ上首唱導（じょうしゅしょうどう）の師なり。」
是の四菩薩、其の衆中に於いて、最も為れ上首唱導の師なり。これは、日蓮大聖人様のことを言っているのです。四菩薩は皆、偉いのです。それを率いている人がいるのです。それを「上首唱導の師なり。」と言っているのです。
「大衆の前に在って、各共に合掌し、釈迦牟尼仏を観たてまつりて、問訊して言さく、」
大衆の前に在って、各共に合掌し、釈迦牟尼仏を観たてまつりて、問いて言さく、
「世尊、少病少悩にして、安楽に行じたもうや不や。」
世尊は、少病少悩にして、安楽でしょうか？
仏様になっても、少病少悩ですから、悩みはなくなりません。大なる悩みにぶつかると、人生は終わりになってしまいます。悩むにしても、少しだけ悩むのです。病気も小病です。
これは、人生の味わい深いところです。何も悩みがなければつまらない人生です。悩みがなければ、一瞬にして人生は終わってしまうのです。時を感じるのは、病気をした時です。病気になって寝ていると短い時間でも、長い時間に感じます。死ぬような大病だと、大なる苦しみになってしまうのです。風邪をひいて寝ているとか、軽い怪我は小病です。
眞子のように母親にも殴り掛かり、「圭ちゃんの悪口を言う奴は許さない！」などと言ったら、もう狂人です。狂人は、少悩ではありません。大なる悩みになってしまうのです。
すると、少病少悩は、人生の宝になるのです。何も病気もないのもつまらない人生です。少しは悩んだほうがよいのです。わざわざ「少病少悩」と言っているのです。
「法華経を信じるということは、大なる悩みが少病少悩になってしうまうのだな」とわかってくるのです。病気が丸ごと消えてしまうのではありません。人間は皆、体の悪いところがあります。体が悪くなければ、頭が悪いなど、悪いところが出てくるのです。それは、仕方ありません。「三世常恒なるを経と云う」（『御義口伝』）と日蓮大聖人様は言われています。
前世、頭の悪い人は、今世も頭が悪いのです。三世は変わりません。法華経の信者になると、自分の宿命を変えていくことができるのです。「私も昔は、大いに悩みました。今でも少しの悩みはあります。まあ、それは遊びのようなものね」とわかってくるのです。
悩みは、刺激ですから、遊びです。刺激がなければ、何も面白くありません。変な男に引っ掛かるのも悩みです。それが、自殺するまで追い込まれて、取り返しのつかないようなことになったら大変です。そのような大悩は、いけません。
本当は、そのような大悩に遭うのですが、法華経を信じることによって、少病少悩になってしまうのです。少病少悩が、楽しみになってくるのです。「衆生をどのように救っていくのか？」ということも悩みです。（７に続く）
『妙法蓮華経従地涌出品第十五』
及び諸の四衆も、亦皆、黙然たること五十小劫、仏の神力の故に、諸の大衆をして半日の如しと謂わしむ。（続く）
爾の時に四衆、亦、仏の神力を以っての故に、諸の菩薩、無量百千万億の国土の虚空に遍満せるを見る。
是の菩薩衆の中に、四導師有り。
一を上行と名づけ、二を無辺行と名づけ、三を浄行と名づけ、四を安立行と名づく。
是の四菩薩、其の衆中に於いて、最も為れ上首唱導（じょうしゅしょうどう）の師なり。
大衆の前に在って、各共に合掌し、釈迦牟尼仏を観たてまつりて、問訊して言さく、 世尊、少病少悩にして、安楽に行じたもうや不や。
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この記事へのコメント
1. Posted by トワ 2023年02月08日 11:14
講義をしていただきいつもありがとうございます。
仏様になっても、少病少悩ですから、悩みはなくなりません。
仏様になっても悩みはなくならないとはびっくり致しますが、悩みのもとは雑草の如く生えてきます､共に悩みの元も生命ですから仕方がないことと思い、その都度少しの悩みのうちに摘み取っていけるように心がけて行きます。
悩むにしても、少しだけ悩むのです。病気も小病です。
このごろは､風邪をひいても伝染病とまちがわれてしまうためにひかないように注意して来ました、伝染病が流行る前は体をいたわることはあまり無かったように想えます｡
狂は未成熟の脳の部分が人生をくるわして仕舞うと思えます？､私も間が入りおかしな事を考えて取り越し苦労をしていることが有ります、それらに気づいて御題目を唱えて魔を追い出して生きます。
「法華経を信じるということは、大なる悩みが少病少悩になってしうまうのだな」とわかってくるのです。病気が丸ごと消えてしまうのではありません。
すぐにはなくならないところが辛いところですが、それにもめげずに法華経の大きな乗り物に乘っかつて進んで生きます。
法華経の信者になると、自分の宿命を変えていくことができるのです。
ありがたいです、一方的に食べ摂取してきた報いが、今の自分姿です、反省して法華経を人々に教え与えられるように願って行きます。
仏様になっても、少病少悩ですから、悩みはなくなりません。
仏様になっても悩みはなくならないとはびっくり致しますが、悩みのもとは雑草の如く生えてきます､共に悩みの元も生命ですから仕方がないことと思い、その都度少しの悩みのうちに摘み取っていけるように心がけて行きます。
悩むにしても、少しだけ悩むのです。病気も小病です。
このごろは､風邪をひいても伝染病とまちがわれてしまうためにひかないように注意して来ました、伝染病が流行る前は体をいたわることはあまり無かったように想えます｡
狂は未成熟の脳の部分が人生をくるわして仕舞うと思えます？､私も間が入りおかしな事を考えて取り越し苦労をしていることが有ります、それらに気づいて御題目を唱えて魔を追い出して生きます。
「法華経を信じるということは、大なる悩みが少病少悩になってしうまうのだな」とわかってくるのです。病気が丸ごと消えてしまうのではありません。
すぐにはなくならないところが辛いところですが、それにもめげずに法華経の大きな乗り物に乘っかつて進んで生きます。
法華経の信者になると、自分の宿命を変えていくことができるのです。
ありがたいです、一方的に食べ摂取してきた報いが、今の自分姿です、反省して法華経を人々に教え与えられるように願って行きます。
2. Posted by 大田 2023年02月08日 15:17
今日のご講義拝読いたしました。
＞これは、人生の味わい深いところです。何も悩みがなければつまらない人生です。
今だからそうだなと思いますが、父の看病から始まって、母の介護をしていた頃は次から次へわからないことに遭遇し、問題ばかりが次々と出てきて「もう結構です」と何度仏様に申し上げたかわかりません。
ただ母が元気な時に「仏様が与えてくださる試練は喜んでさせていただきなさい。もうダメ、もう無理だと思っても自分で決めないで、ひと頑張りしなさい。何かが開けてすーっと問題が解決するものなのよ」
この言葉を頼りにしてきました。
当時の私にとっては大難大難のオンパレードで気持ちに余裕がなくなっていましたが、子供たちに助けてもらって何とか通ることができました。
そのくらいの試練を与えていただかなければ、博士にお会いすることもできず、法華経を学ぶことができない私であったと思います。
今は感謝の気持ちで一杯です。
博士 ありがとうございます。
さえ子先生 ありがとうございます。
＞これは、人生の味わい深いところです。何も悩みがなければつまらない人生です。
今だからそうだなと思いますが、父の看病から始まって、母の介護をしていた頃は次から次へわからないことに遭遇し、問題ばかりが次々と出てきて「もう結構です」と何度仏様に申し上げたかわかりません。
ただ母が元気な時に「仏様が与えてくださる試練は喜んでさせていただきなさい。もうダメ、もう無理だと思っても自分で決めないで、ひと頑張りしなさい。何かが開けてすーっと問題が解決するものなのよ」
この言葉を頼りにしてきました。
当時の私にとっては大難大難のオンパレードで気持ちに余裕がなくなっていましたが、子供たちに助けてもらって何とか通ることができました。
そのくらいの試練を与えていただかなければ、博士にお会いすることもできず、法華経を学ぶことができない私であったと思います。
今は感謝の気持ちで一杯です。
博士 ありがとうございます。
さえ子先生 ありがとうございます。
3. Posted by ドバコくん 2023年02月08日 17:50
・「日蓮大聖人様のことを、久遠元初自受用報身如来と言います」
・「是の四菩薩、其の衆中に於いて、最も為れ上首唱導の師なり。これは、日蓮大聖人様のことを言っているのです」
理解しているということではありませんが、
日蓮大聖人様は久遠元初の仏さまで、
偉い四菩薩を率いる、上首唱導の師であるということを覚えます。
・「久遠元初とは、時空を超絶した一切の根源をいい、本仏の悟りの境地を表しています」
・「「そこには、誰がいたのか？」というと、仏様がいたのです。すると、「この話は本当だ」ということが、わかってくるのです。時は瞬間しかありません」
・「生命は一瞬です」
ここの教えがわかってくるようになりたいのですが、
自分は「時」を感じて錯覚しているから、わかってこないのだなと思いました。
精進します。
・「是の四菩薩、其の衆中に於いて、最も為れ上首唱導の師なり。これは、日蓮大聖人様のことを言っているのです」
理解しているということではありませんが、
日蓮大聖人様は久遠元初の仏さまで、
偉い四菩薩を率いる、上首唱導の師であるということを覚えます。
・「久遠元初とは、時空を超絶した一切の根源をいい、本仏の悟りの境地を表しています」
・「「そこには、誰がいたのか？」というと、仏様がいたのです。すると、「この話は本当だ」ということが、わかってくるのです。時は瞬間しかありません」
・「生命は一瞬です」
ここの教えがわかってくるようになりたいのですが、
自分は「時」を感じて錯覚しているから、わかってこないのだなと思いました。
精進します。
4. Posted by マリー 2023年02月08日 19:26
理屈でいうと、最初に生まれた仏様が、日蓮大聖人様です。日蓮大聖人様のことを、久遠元初自受用報身如来と言います。久遠元初とは、時空を超絶した一切の根源をいい、本仏の悟りの境地を表しています。
お釈迦様はもっと後で生まれたのです。お釈迦様は、久遠実成の仏様です。最初の仏様を久遠元初の仏といいます。久遠実成も遠い過去なのに、そのまた先の久遠元初です。
日蓮大聖人様の事は久遠元初自受用報身如来という事は覚える必要があると思います。
お釈迦様はもっと後で生まれたのです。お釈迦様は、久遠実成の仏様です。最初の仏様を久遠元初の仏といいます。久遠実成も遠い過去なのに、そのまた先の久遠元初です。
日蓮大聖人様の事は久遠元初自受用報身如来という事は覚える必要があると思います。
5. Posted by M 2023年02月08日 19:32
＞「法華経を信じるということは、大なる悩みが少病少悩に
大変有難いことですね。
大変有難いことですね。
6. Posted by 愛子 2023年02月08日 20:49
中杉博士、本日もご講義を有難うございます。
＞仏様になっても、少病少悩ですから、悩みはなくなりません
以前のご講義で、博士が「四悪道の心が限りなく小さいのが仏様、四悪道の心が限りなく大きくなったのが、麻原などのような悪人」と教えられたことを思い出しました。
＞法華経を信じるということは、大なる悩みが少病少悩
これが学会、顕正会のような邪教の会員は、ますます悩みが大きくなり、娘が自殺未遂し、その後行方不明、70代の地区部長からの借金を帳消しにする代わりに、後妻に自分の娘を要求されたり、犯罪やF倫、信じられない事件ばかりです。
先日、顕正会新聞がポストに入っていましたが、会員は皆、「功徳を受けた」と言いながら、皆、将来の希望のない青白い顔をしており、博士のような円融円満、明朗快活さはゼロ、浅井に洗脳され奴隷になっています。
＞仏様になっても、少病少悩ですから、悩みはなくなりません
以前のご講義で、博士が「四悪道の心が限りなく小さいのが仏様、四悪道の心が限りなく大きくなったのが、麻原などのような悪人」と教えられたことを思い出しました。
＞法華経を信じるということは、大なる悩みが少病少悩
これが学会、顕正会のような邪教の会員は、ますます悩みが大きくなり、娘が自殺未遂し、その後行方不明、70代の地区部長からの借金を帳消しにする代わりに、後妻に自分の娘を要求されたり、犯罪やF倫、信じられない事件ばかりです。
先日、顕正会新聞がポストに入っていましたが、会員は皆、「功徳を受けた」と言いながら、皆、将来の希望のない青白い顔をしており、博士のような円融円満、明朗快活さはゼロ、浅井に洗脳され奴隷になっています。
7. Posted by believer 2023年02月08日 22:19
御講義ありがとうございます。「少病少脳は人生の宝」
今思えば過去の躓きなど大した事なく、むしろそのおかげで免疫がついたり、信仰継続できたりしています。
真剣に取り組んでいるのにくだらない話しで邪魔したりやる気をそぐような人間がいますが、無視し、信念の行動あるのみです。
8. Posted by 青山 2023年02月10日 16:51
御講義有難うございます最初に生まれた仏様が、日蓮大聖人様で、日蓮大聖人様のことを、久遠元初自受用報身如来といい、久遠元初とは本仏の悟りの境地を表している。お釈迦様はもっと後で生れ久遠実成の仏様だということを知っておかなければならないと思いました。
9. Posted by うち 2023年03月13日 19:50
中杉博士、「人類を救う １００万人の法華経入門 『妙法蓮華経従地涌出品第十五』について ６」の御講義をありがとうございます。
＞ 久遠元初とは、時空を超絶した一切の根源をいい、本仏の悟りの境地を表しています。
御釈迦様は久遠実成の仏様で、日蓮大聖人様は久遠元初の仏様であることを学びました。
＞ 本当は、そのような大悩に遭うのですが、法華経を信じることによって、少病少悩になってしまうのです。
大悩が少病少悩となる有難い御経である法華経を信受し続けてまいります。
＞ 久遠元初とは、時空を超絶した一切の根源をいい、本仏の悟りの境地を表しています。
御釈迦様は久遠実成の仏様で、日蓮大聖人様は久遠元初の仏様であることを学びました。
＞ 本当は、そのような大悩に遭うのですが、法華経を信じることによって、少病少悩になってしまうのです。
大悩が少病少悩となる有難い御経である法華経を信受し続けてまいります。
