「なぜ太る?」


太りやすい部分があれば、時期があり、太りやすい食べ方があります。女性の時期だと、一生では初潮の始まる思春期に女性ホルモンで体脂肪が増え、閉経の時期には腹部の脂肪が増えます。

月経周期だと、月経前は増傾向、後が減少傾向。月経後がダイエット期といえるのです。


ダイエット効果を期待して食事を抜くのは危険です。腹が極度に減っている時に多量のエネルギーが補給されると、血糖値とインシュリンが急上昇し、脂肪細胞で脂肪合成が高まるのです。


たとえば、3食だったのを2食にすると、空腹時間が続きます。

体の中には、骨・筋肉・髪の毛・皮膚を作る細胞等、色々あり、栄養素が少なくなってくると、これらの体の中の細胞たちが、栄養素が入ってくるのをいまかいまかと待っている状態です。

食事をすると、そこにエネルギーが入ってきます。となると、細胞同士のエネルギー取り合いです。一番強い細胞が他の細胞を押しのけて、優先的に取っていく。


そして、どの細胞より力強い細胞が「脂肪細胞」なのです。どうして?

脂肪細胞は人間が危機的状態になった時絶対必要だからです。

もし、飢餓状態や寒冷状態になったら、脂肪がないと女性は、

子宮が冷えてしまい大切な部分を守れなくなってしまいます。

「体を温める」と言う意味で脂肪細胞が一番先にエネルギーを摂る。

食事回数を減らすと、お腹が凄く空く。

そんな時に一気にドカ食いしてしまうと、吸収率が上がっているから太る!



「太りやすい食べ方」


●非活動時の食事

いわゆる寝る前や休暇時の食事のことです。 寝る前などは副交感神経の活動により血液中のインシュリンが

上昇し血糖を脂肪に変えて脂肪細胞に蓄える働きをします。「食べてすぐ、寝てはいけません!」


●早食い

よく噛んで唾液をいっぱい出さないと消化吸収が下がりカスが溜まります。


●高脂肪・高糖質・低タンパク質は太る元

食事量を減らしてもケーキ?⇒「とんでもない!」⇒「余計な糖質や脂質は体脂肪に早変わりです!」


☆三つの要因


①リバウンド ②遺伝 ③生活習慣・家庭環境


①リバウンド(食事制限をして痩せ、やめたらまた、太る)

  タンパク質の代謝異常により、脂肪細胞への中性脂肪の取込が大にな

り、 食事制限によって、防御機能のポイントが早く訪れ痩せにくくなり、

脂肪細胞が脂肪を合成しやすい状態になります。

②遺伝

  親が太っていれば、子供太りやすいし、

痩せていれば痩せやすい?⇒これは、絶対ではありません!

親が太っていれば、子供のすべてが太って生まれてくるわけではな

いから、遺伝より、原因大が後述の③です

③生活習慣・家庭環境

  お母さんがいつも、ゴロゴロしていたら⇒子供もゴロゴロ⇒太る。

  親がアクティブに動いていれば⇒子もアクティブにほっそり。

  家庭の食事も脂肪分豊富な食生活だと⇒子も太る。


☆ボディトレーナー街道☆(上田敏由樹)