カテゴリ:あれこれ
多くの方が、人前で話すのは嫌だ、と思う理由は 「アガって上手く話せないから」ではないでしょうか? 心臓がドキドキするのも、足が震えるのも「生きている証拠」なのですが なかなかそうは思えないものです。 アガリは「克服する」というよりも、アガリと上手に付き合う、コントロールする という考えがあります。 アガリをコントロールできれば、アガリは怖くない。 中には、人前でも平気だ、アガらない、とおっしゃる方もおられるかもしれませんが そのような方でも、多少の「緊張」はされていることと思います。 教室の講師でも、授業の始まる前には、緊張感を感じています。 何の緊張感もなく、前に立つというのも、考えようによっては 聞いてくれている方に、失礼なのかもしれません。 戦争体験や病気を克服した方が、多くの人を前にした講演などで 話をされるのを聞いたことがありますか? 決して流暢ではなく、標準語でなくても、心に伝わるものがあります。 また、その方が、アガっているようにも見えません。 これは、話をしたい・是非伝えたい・分かって欲しいという気持ちが 「アガっている自分を意識すること」よりも強く影響しているからです。 アガリは「自分がどのようにみえているだろうか?」 「足が震えているのがわかるだろうか?」など、 自分へ意識が向きすぎている、ということも一つの原因です。 最初は緊張やアガリを感じていても、話しているうちに 忘れてしまっている、ということがあります。 そういう場面に慣れる、ということももちろん大切な要素ですが 話したい気持ちを強くもつ、ということも 「アガリ」をコントロールできる要素のひとつと考えています。
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最終更新日
2023.02.06 15:33:27
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