今週は、やはり“ペロシ米下院議長の台湾訪問問題”が世界の注目を集めましたね。

あの気の強そうなおばちゃん(ペロシ米下院議長)は、日本の報道でも言ってるよう

アメリカで大統領、副大統領に次ぐ“アメリカNo.3の人”!

すごい人が台湾を訪問しましたね。

こんな人が台湾に来るという事は、中国政府としてはメンツを潰されたわけです。

今後はどうなるのでしょうか???

米中の意地の張り合いだったペロシ米下院議長の台湾訪問

日本の報道で言っている通り、今回のペロシ米下院議長の台湾訪問は、

選挙を控えたアメリカ、3期目を狙う習近平主席の中国の意地の張り合いで

お互いに一歩も引けなくなってしまった状態でした。

アメリカ目線で考えれば、中国が“台湾に行くな!”と言ってる中、訪問中止にすれば

“アメリカは中国に屈した!”と取られるため、台湾訪問を簡単に中止できなくなってしまった。

中国目線で考えれば、“アメリカNo.3の要人が台湾訪問”という事は、中国が大原則にしている

“一つの中国”の原則を無視する挑発行為!なので、なめられてはいけない!絶対に許せない行為。

中国は“弱腰”!と取られ、習近平主席の3期続投決定に大きなマイナス要素になってしまう。

そんな感じで、米中共に引くことができない状況となりました。

中国国内では、“ペロシ米下院議長の乗った飛行機を打ち落とすのでは?“なんて噂もあったくらいです。

米原子力空母も控えているので、さすがにそれはないとは思っていましたが、無事に台湾につくか?

凝視していた人は世界中にいたようですね。

中国の報復処置

結果的には、ペロシ米下院議長は台湾に到着し蔡英文総統と会談をしたりしてましたが、

それに対する中国の報復処置は、、、

軍事面では、(ペロシ米下院議長が去った後の)台湾への軍事威嚇

経済面では、農産物などの輸入禁止

参考記事

【中国、台湾に軍事威嚇本格化 農水産物の輸入停止】

アメリカに対してではなく、台湾に対して締め付けを強めるという、なんとも姑息な対応ですね。

結局のところ戦争するの? 

中国でも、この“ペロシ米下院議長の台湾訪問”は、とても注目度が高かったですが、

(戦争になるかも?と思ったけど)“結局何もしなかったじゃん!”

という意見が多かったと思います。

“期待外れ“と思っているのか? ”中国は平和を愛するから~“と思っているのかは、

よくわかりませんが、私の知り合いがとても面白い表現をしていたので、ここで紹介します。

戦争を起こす国と起こさない国には大きな違いがある。

今回の中国は、“キャンキャン吠える犬と同じ”

キャンキャン吠える犬は、結局ガブリと噛むことはない。(噛む勇気がない)

逆に、ロシアがウクライナ侵攻した時は、

“ロシア軍は侵攻するかどうか?”→“な~んだ、侵攻しないじゃん!”

と周りが安心して少ししてから本当に侵攻しました。

ガブリと噛む犬(ロシア)は、あまりキャンキャン吠えることなく攻め込みました。

確かに、強い犬はあまりキャンキャン吠えないし、弱い犬ほどキャンキャン吠えますね。

うまい表現だと思います。

年々強くなる中国軍、日本は身軽にしないとね 

しかし、中国は10年前とは比べ物にならないぐらい軍備を増強してきています。

現在はまだキャンキャン吠える犬ですが、数年後はキャンキャン吠えない犬になっているかもしれません。

ドンドン強くなっていく中国軍は、いつか噛みつく可能性は十分にあると思います。

そんな中、台湾有事は多かれ少なかれ日本にも影響が出るはずです。

しかし、日本には憲法の成約が多すぎて、世界でもかなり規模の大きな軍隊(自衛隊)を持っていますが、

正直言って宝の持ち腐れで使い物にならないと思います。

憲法の成約という“重し”をできるだけ取り払い、自衛隊が身軽に動けるようにする準備が必要ですが、

超緊迫した日本近郊の状況下、平和ボケした日本の人々はどんな風に考えているのでしょうね?

早く眠りから覚めて欲しいと願いたいと思います。

今回は、ペロシ米下院議長の台湾訪問問題と私個人の考察に関するお話でしたとさ

おまけ(広島に原爆が投下された日)

今から77年前の1945年 8月6日に広島に原爆が投下されました。

世界で初めての原爆投下。

世界で唯一の被爆国である日本。

私は、広島に旅行レベルでしか行ったことはありませんが、

77年前にあのきれいな街・広島が1発の原子爆弾でめちゃくちゃになったという事は、

日本人であるならば絶対に知っておかなければならない事ですね。

しかし、ロシアVSウクライナ 台湾をめぐる米中対立。

核兵器使用の危機は残念ながら以前より高まってしまっていると思います。

この機会にもう二度と核兵器が使われないことをお祈りしたいと思います。