”遺骸は腐蝕する”

家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪え難き事なり。
深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。細かなる物を見るに、遣戸は、蔀の間よりも明し。天井の高きは、冬寒く、燈暗し。造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合い侍りし。
-徒然草 第55弾より-

これには幾つかの反論や疑問をお持ちの方もおられると思われますが、何もここで徒然草の解説をしようというのではない。
今夏(2022年)は特に猛暑日が続きしかも大量の電力不足が予想されている。
猛暑予想の原因として、日本上空の太平洋高気圧の上に大陸から来たチベット高気圧が重なる二重高気圧の配置とエルニーニョ現象が起きているためだと言われている。
我が国では、発電の方法として主に火力発電、水力発電、原子力発電(原発)、再生エネルギーに分けられるが、この中で火力発電が約80%を占めているといわれている。
火力発電を主としていながら、その燃料(液化天然ガス)は、ほとんど輸入に依存している。これでは相手国に何か異変があった場合我が国は忽ち電力不足に陥ってしまう。
710年前頃書かれたとされる前述のころとは違い、今や住居は全く比較にならない。 ましてや都会ときたら、鉄筋コンクリートの高層ビルとアスファルトにおおわれてその放射熱たるや殺人熱と呼ぶのに相応しい。
日常の生活用品もここに羅列するまでもなく電気なしでは全く用をなさないものばかりです。
やはり原発を稼働させるしかないと考えます。今定期検査中で停止している原発を至急検査して安全を確認し稼働させることに尽きると思います。

原発事故は人災です。しっかり管理していけばけっして危険なものではありません。
何事にも負の要素はついて回ります、子孫の負担を減らす、といっていますが現在の人達が生存せずして子孫はありえないのです。
都会の生活は、空気を入れ替えようと窓を開けば、隣の家の中を覗き込むことになる場合が多いのです。ましてマンションやアパートなどでは、窓を開けたり、物音をさせたりすることに随分気を使って生活して行かなければならないのです。

あまり節電節電と声高に叫び続けると、普段自宅にこもっている高齢者は、エアコンを使用することに負い目を感じて暑い部屋にこもり、結果的に熱中症で亡くなるケースが増加することが考えられます。

まして一人暮らしの高齢者の場合は死亡していても中々気が付いて貰えず、腐敗が始まって始めて気付かれる場合があります。

貴方は腐乱死体を見た事がありますか、多分見たことは無いと思います。

なぜなら自分で自分を見ることは出来ませんから。

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