家のお嬢さん、早いものでもう4歳になっています。

今はずっと憧れていた(行きたがっていた)幼稚園にも楽しく通っているのですが。

入った頃には色々ありました。

 

何でも興味を持つし、たくさんのお友達とも遊びたいんだけど、なんせ自分からは「一緒に遊ぼ」などと言えないのがお嬢さん。

 

幼稚園に通い出して、割と初めの頃、こんな事を言いました。

 

「何で私だけお友達増えないの…」

 

いやね、ちょっと可哀そうではあったんですよ。

クラスの3/4は家が近所とか何だかんだで、すでにお友達がいたんです。

全く誰も知らない状態で入って行ったお嬢さん、自分からは声が掛けられないので、ちょっと寂しかったようです。

涙をこらえて私にそう言った時、小さいながらに色々考えてるんだなあと抱きしめながら思いました。

 

そんな中でも徐々にお友達も出来てきて。

1人、とても仲の良い女の子が出来ました。

 

ところがその子(Aちゃん)は、とある休み明けに幼稚園に行くと、何と別の幼稚園に移っていたのです…。

 

幼稚園の帰りに「今日Aちゃんお休みだった」と言われ。

続けて「違う幼稚園に行っちゃってんて」と。

何で何でと聞かれても私は答えを持ち合わせておらず…。

 

いえね、恐らく幼稚園ともめてやめたんだろうなとは分かってるんです。

でも、そんな事言えないし。

 

1週間位ずっとAちゃんAちゃんって泣き暮らし。

「私もAちゃんと同じ幼稚園に行く!」

「Aちゃんとまた会いたい!」

ばっか。

 

幼稚園の先生に事情を話し、もう一度うちのお嬢さんにAちゃんの事を話してくれないかと頼んでみた所(詳しい事情など何も知らない私が話しても納得してくれないので)。

ようやく落ち着きました(先生すごい!)。

 

その後、今度はB君という男の事仲良くなったお嬢さん。

先生からも、ずっと仲良く手を繋いで遊んでいますという話は聞いていたのですが…。

 

この前のクリスマス、園でのクリスマス会でその2人を見た私、愕然。

中高生カップルかというぐらいのいちゃつきよう…(お互いこそばしあいっこしたりずっと笑ったり手を繋いだりしてるだけなんですけど)。

 

で、私の心はズンと沈む。

というのもですね。

そのクリスマス会のちょっと前に、B君のお母さんから、クリスマス休暇中に引っ越すって話を聞いたのですよ…。

 

えっ、また?また大の仲良しがいなくなっちゃうの?

 

ものすごーく悩んだのですが。

私からは言わない事にしました(Aちゃんの時の事を考えて、先生から言って貰った方がいいのかなと)。

これは後から考えると大失敗だったのですが、なんせAちゃんの事が頭をよぎり…。

 

クリスマス会も終わって数日後、年内最後の幼稚園の日。

B君が今日で幼稚園からいなくなると先生が皆にお話しし。

特別の計らいにより、うちのお嬢さんがB君に気持ちを伝える時間を作ってくれました(今まで一緒に遊べて楽しかったよ、的な事を言ったらしい)。

「寂しいけど、納得はしてくれました」と先生。

 

いざ出て来たお嬢さん。

暫く何も言わず。

大分して「B君いなくなっちゃうの…」と。

そして私にしがみつき、声を出さずに泣く…。

 

私、前の日に、お嬢さんにB君に向けた手紙を書かせていたんですね(その頃お友達との手紙交換が流行っていて。お別れのってんではなく、その流れで書かせました。「書く?」と聞くと「書きたい」と言ったので。それが一つの区切りになるかなと思って)。

それを渡しに行った時も私の手をギュッと握って、なかなか渡せない…。

 

ようやく渡して、園を出た途端、吼えるように泣き出しました。

園内で泣くのは我慢してたんだって。

私の方が泣けてきたよ…。

 

B君が引っ越しちゃうと聞いて。

私ちょっと検索したんですよ。

幼稚園でお友達が引っ越しちゃった場合、って。

 

掲示板みたいなところに同じ状況の人が書いていたのをいくつか読んだのですが。

「4歳でしょ?そんなの次の日には忘れてるよ」

「親バカなの?心配のし過ぎ」

みたいなコメントが結構ありました。

 

声を大にして言いたい。

そういう子もいるけど、そうじゃない子もいる!

 

家のお嬢さんは完璧後者。

Aちゃんの事も、B君の事も、いまだに時々言っています(元気にしてるかなあ、また会いたいなあって)。

 

お嬢さんはB君引っ越しの話を聞いた日、5-10分おきに「B君がいなくなるの、いや!」と言っては泣いていました。

 

B君一家は幸いにも3つほど向こうの市に引っ越しただけだったので。一度公園で一緒に遊ぼうと約束し、その話を聞いてようやくおさまりました。

 

年が明けて、B君と公園で遊ぶことが出来たのですが。

いつもなら同じ幼稚園のお友達と公園でばったり会って、向こうが一緒に遊ぼと言ってくれてもなかなか一緒に遊べないお嬢さん(恥ずかしい)が。

B君を目にすると固まってたのは一瞬で、すぐに一緒に遊びだしました。

 

暫く遊んで、帰るよってなった時。

2人で手を繋いで、恨めしそうに、悲しそうにこっちを見たりお互い見つめ合ったり。

 

4歳でこんなに大好きなお友達と出会えてよかったね(B君は幼稚園行くの嫌!ってずっと言ってたんだけど、うちのお嬢さんと仲良くなって、幼稚園行くのが楽しくなったんだって)。

 

Aちゃん、B君と大好きなお友達との別れを経験してどうなるかと思っていたのですが。

B君の場合は先生がきちんと話してくれた事、そして最後に一緒に遊べたことで整理がついたようです。

AちゃんやB君の事を話す時も、今では落ち着いて話せます。

 

さて、私が上記で「失敗した」と書いた理由。

お嬢さんには、引っ越しの事をきちんと伝えておくべきだった。

 

大人だって、友達が「今日引っ越す」って言ったらショックだもの。

子供だってショックだよ。

そしてきちんとお別れできなければ、ずっと心に残ってしまう。

 

Aちゃんの時の嘆きようを思い出してビビってた私が悪かった。

説明して、最後のお別れの時間を取ってあげるべきだった、と今なら思います。

 

 

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お洒落が大好きなお嬢さん。

今はスカートやワンピースが大好き。

スカートなど、自分の好きな服を着た時にはジャンパーを着たがりません(ジャンパーを着ると自分の好きな服を見せられなくなるので)。

お洒落の為には我慢できる子。

さすが選び取りで口紅を取っただけのことはある…。

 

昔から口達者だったお嬢さん。

それは今でも健在で。

可愛い事だったり、面白い事だったり、本当によく喋ります。

その一例↓。

 

1ニコ.(私)「(怒りながら)誰の子や!(親の顔が見てみたい、というブーメラン的怒り方)」

 うさぎ(お嬢さん)「〇○(私の名前)の子や!」

 

2.うさぎ「(謝った後)じゃあ次お母さん、『怒ってごめんなさい』って言って」

 

3.うさぎ「大きい(怒られた)声が胸の中入るねん…」

 

4.うさぎ「お母さんって大変だね…」

 

5.うさぎ「お母さん、もしかしてまだ私の事赤ちゃんだと思っているの?」

 

6.うさぎ「(シャンプーのついた手で目をこすってしまい)ううっ痛いよぉ、なんでこんな事してしまったんやろ…」

 

7.うさぎ「私お母さんと一緒に生まれたかった」「私がお母さんを生みたかった」

 

8.うさぎ「お母さんもっと大きくなったら何になりたいの?」

 ニコ「お嬢さんのお母さん」

 うさぎ「もうなってるやん!」

 

9.うさぎ「私お母さんと手を繋いで死にたい」

 

10..うさぎ「お母さんが死んだら、これ私にくれる?」