広島県の観光キャンペーン「瀬戸内ひろしま、宝しま」。
瀬戸内海に面している地域性を打ち出すことで、観光資源のブランド化を図る…というものらしいです。
今回試食したのは、その観光キャンペーンの一環として作られたレトルト製品「レモンクリームチキンカレー」です。
パッケージを裏返すと、ブランドのロゴマークが。一緒に載っている説明によると、カレーには瀬戸内産のレモンや、広島県産の鶏肉が使われているとのこと。
食後に残る、さわやかな香り
製造は、ジャムなどで知られる同県竹原市のアヲハタ。１食180グラムです。
温めてご飯にかけたカレーは、ユルめのポタージュ状。マスタードイエロー…ややくすんだ黄色です。大きさ４センチ前後の鶏肉が２個入っています。
独特な作りのカレーです。クリーミーで旨味が強い半面、スパイスの風味が弱いので、クリームシチューっぽい感じも。刺激は中辛より弱めでしょう。乳脂肪分が強そうですが、その重さがレモンの酸味で緩和され、食べやすいサッパリ感が生まれています。
鶏肉２個は、ポーションが大きくて弾力的。適度な歯応えがあって印象的でした。
食べている間は、レモンの存在感を覚えることは少なかったのですが。何故か食後、さわやかな香りが、口の中に残り続けました。
フルーツガムを噛んだ時みたいな、不思議な後味のカレーでした。
