明日はマイクロ波化学(9227)の上場日です。本日は3社同時上場で6月末IPOラッシュの山場を一つ超えた感がありますが、予想通りの地合いの状況が続いているなぁという印象しか残りませんでした。「意外にIPOはやっぱり頑張る」というのを少しは期待していたのですが、微妙銘柄が並ぶ6月末では厳しそうです。

マイクロ波化学(9227)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報です。

・気配更新
上限値段:1,392円 気配更新:更新値幅31円、更新時間10分
下限値段:454円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

それでは初値予想です(公募価格:605円)
680円(公募比: +75円/+12.4%)
読者予想平均値:918円 | 中央値:700円 | 補正値:756円

主幹事の引受価格:556.60円

最終初値予想はBB前の予想を据え置いて680円としました。初値微プラスの決着です。読者予想の中央値が700円で、よく当たる大手予想の一角の予想も700円ですので、切の良い700円が一番妥当なラインかと思います。ただ、それならBB前予想のイメージを帰る必要もないと思って680円に据え置いています。

正直、この6月末のIPOは初値がプラスになれば御の字が続くと思います。マイクロ波化学も残念なことに全方面から推奨できるような銘柄ではなくて、イグジット臭も強く、価格設定も割安感がありません。事業内容は興味はあるけど、上場時に買うのは敬遠したくなる銘柄かも知れません。

SMBC日興証券主幹事案件です。 SMBC日興証券は面白いベンチャー企業の取り扱いが多いのでIPOとしては面白いですね。そういう意味でせっかく用意してくれたIPOが公募割れで決着するのは避けて欲しいところです。

幸い1社単独上場ですので、なんとか見た目だけでも結果を残してほしいと思っています。

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もうすでに2社が平然と公募割れしている状況ですので、引き続きIPOの地合いはよくありません。うまく立ち回ることが最前提で少しの儲けが出れば十分。損失が出てもなるべく最小限で抑えたいですね。