多少の強風や大雪くらいなら

犬の散歩を強行できる程度には

寒さ耐性を身に着けた実感のある

昨今の私ではありますが

『雪が降って、融けて、凍って、

また降って、融けて、凍った』

みたいな日の朝は

流石に外出を

躊躇するものがあります。

 

ご近所の医療関係者曰く

「毎年この時期は多くの人が

路面凍結に足を取られて

転倒して救急に運ばれてくる。

このコロナ禍の救急搬送が

コロナ以前の救急搬送と

同じと思うなかれ!

怪我は避けよ!

路面凍結時は家から出るな!」

 

我が家のそばの森の散策路も

思いがけないところが

アイススケートリンク状態に

なっていて、いや本当、

2歩手前までは気をつければ

普通に歩ける雪道だったのが

あるところから突然

厚さ10センチくらいの氷で

道が舗装されている感じになり、

そしてぱっと見ではその境目が

絶対にわからない、という・・・

 

この冬はすでに一度

雪道で私は転倒しているので

ここはちゃんと気をつけたい。

 

でも愛犬アーシーにも

運動はさせたい。

 

・・・というわけで、路面状況が

洒落にならない朝は

我々は家の敷地を

ぐるりと一周しています。

 

(いわゆる牧草地なので

地面の底に草がある分

そこが『足がかり』になり、

雪の底に氷の板がある、

みたいな状態にはならない)

 

雪が私の足首の

上くらいまで残っていると

歩くたびにスボッスボッと

間抜けな音がするのですが、

アーシーも割とスボスボ

足に雪をまといつかせながら

跳ね歩いていて、

これはこれで楽しそう。

 

 

ボールを投げて

「とってこい」遊びなども

しております。

 

 

 

 

ところで12月からこっち

私の『犬との散歩着』は

スキーウェアでございます。

 

イメージ画像:

 

 

ファッションよりも

安全(低体温症予防)

第一なんです、

おわかりいただけますね。

 

(注:スキーウェア業界に喧嘩を

売っているわけではありません、

何事も時と場合による、という

ことを申し上げたいのです)

 

(どんなに暑くても真夏の六本木を

ビキニパンツ一丁で闊歩したら

おまわりさんこいつです案件でしょ)

 

今日は雪が止んでいたので

スキーウェアの上着だけ着て

それでも足元は長靴で

スボスボと敷地内散歩を

しておりましたら、

我々の敷地から

小さい休耕地を挟んで

少し丘を登ったところに

個人住宅が一軒あるのですが、

その庭にその家の奥様が

出ていらっしゃいまして。

 

どうやらお庭から誰かに

電話をしているらしいご様子。

 

私が気づいただけでも

たぶん10分・・・15分は

そうやって外を歩きながら

電話の向こうのどなたかと

楽しそうにお喋りをなさっていて、

そのうちに電話の会話は

終わったようで、すると向こうは

私のほうに手を振りながら

「Norizoさーん!

おっはよーう!」

 

「おはようございまーす!」

 

「アーシーちゃんもおはようー!

今日も寒いわねえー!」

 

・・・まあ日は出ていましたけど

寒いは寒い、風景も

見渡す限り雪景色ですし

犬も人も吐く息は真っ白ですし。

 

ただですね、私は

スキーウェア着用でしたが

あちらの奥様は

それ、パジャマですか?みたいな

胸元の開いたシャツの上に

ざっくりバスローブみたいな

上着を羽織っているだけで。

 

こんな感じの:

 

 

それは・・・

 

南国の春にこそふさわしい

お洋服じゃないのかしら・・・

 

・・・私はまだまだ弱いなあ!

 

でもこれは

負けて悔いなしっていうか!

 

 

なお隣人の驚くべき薄着を

わが夫(英国人)に伝えたところ

「我々英国人は植物でいえば

耐寒性が強い種ですからねえ・・・

君は亜熱帯植物ですから・・・

あんまり無理して温室から

出ないほうがいいと思いますよ」

 

ああ、東京の冬の青空が恋しい。

 

日本の太平洋側にお住いの皆様、

私の分もその温暖な冬の寒気を

心行くまでご堪能ください。

 

 

冬の日の散歩がお好きなあなたも

零下2度屋外薄着余裕なあなたも

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