皆さんこんにちは、

ピアノを弾いていて久々に

「おい、殺すぞ」という

物騒な言葉が口を突いて出た

北国ひきこもりNorizoです。

 

いやショパンの夜想曲

2番(ノクターン Op.9-2)

なんですけど。

 

 

 

 

ところでこの『Op.』は

『Opus Number

(作品番号)』の略で

『オーパス』と読むのが

正しいのは頭では

わかっているのですが

術後病弱者の悲しさ、

つい『オペレーション

(Operation、手術)』と

読んでしまう今日この頃。

 

ともあれ苦戦していた

四連符の壁をなんとか越え、

これで後は安泰かと思ったら

あなた・・・24小節目のあの・・・

 

右手4音目の音符の横に

点がついているのを最初に

見落としてしまったものだから

(あれはアクセント記号だと

勘違いしていた)

もうそうなるとどうしても

全体の尺が合わない。

 

音符横の点を見つけるのに

2日かかりました・・・

 

その瞬間に口から

飛び出したつぶやきが

冒頭のアレですよ・・・

 

でもこの堡塁を

乗り越えたんだから

もう大将首までは

あとわずかって

思うじゃないですか。

 

29小節目の8連符。

 

ふざけんなフレドリック!

 

何が哀しくて単なる趣味の

なんちゃってピアノで

私はノートに左右の音符を

24分割してリズムを

数え直さないとアカンのか・・・!

 

つまり左手で3音出すところで

右手が8音を出すから

3×8で24でしょ、そこに

それぞれの音を当てはめてね・・・

 

(でも上に貼りつけた動画、

これちゃんと正しい数

音が出ています?

省略されていません?)

 

(四連符ネタの時に

貼りつけた動画も

8連符の部分が

短縮化されているような)

 

私はね、いわゆる

『大人のピアノ』というのは

もっとこう気合と雰囲気と

勢いみたいなもので

押し切れるものとばかり

思っていたのに・・・!

 

また私がこうして

行き詰まるたびに

わが心の傷病将校

(ノクターンの練習を開始して以来

私の脳内に住み着いている)が

「・・・もう無理なんだ・・・!」

とか言って馬車の中で

頭を抱え込んじゃって

・・・貴様それでも軍人か!

 

我ながら自分は

どうしてしまったのかと

危ぶみながらの

練習が続いております。

 

 

8連符の塹壕を乗り越え

現在は強弱記号に挑戦中。

 

・・・で、この戦闘は

いつ終了するんでしょうか?

 

なんか本当・・・

 

果てがない気がしてきて・・・

 

うまく弾けない小節を

何度も何度も繰り返し・・・

 

私はね!

 

練習の中で何が嫌いって

反復練習が一番嫌いなの!

 

でも弱兵集団って

全体の足を引っ張るでしょ?

 

補給と補強と日々の訓練で

練度を上げておかないと

他の部隊にも迷惑でしょ?

 

問題の小節を3回連続で

ミスなしで弾けるようになったら

その前後の小節を含めた

3小節を反復練習、

そこを5回連続でミスなしで

通せるようになったら

フレーズを通して反復練習、

こういうことをやりながら

私は氷のような無表情。

 

なのに横を通りかかった

わが夫(英国人)は

「君、ピアノ、

楽しんでいますね!」

 

・・・君は何をもって私が今

『楽しんでいる』と思ったんだい・・・?

 

心情的にはクッキーの缶に

入っていたプチプチを

潰し始めちゃったら

潰しきるまで止められない、

みたいな感覚に近いです。

 

人は何故楽器を

演奏するのでしょうね・・・

 

哲学命題に心を預けながら

私は今日も無表情反復練習です。

 

 

誰に聴かせるわけでもない、

どこかで発表する予定もない、

そんなピアノをこつこつ真面目に

練習する意味とは何なのか

 

・・・五輪に出場している

選手の皆様はきっともっと

高い次元と重圧の中で

同じような命題に

直面したことがあるのだろうな、と

勝手に共感しております

 

いや比べちゃいけない

レベルの話なんですけど

 

日々の積み重ねが得意なアナタも

土壇場気合勝負で

人生を乗り切っているあなたも

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