それにしても現在

一時預かり中の

盲導犬候補生(月齢8か月)は

3か月ほど前に比べると

驚くほどに手がかからなく

なってはいるのですが、

それはあくまでも

人間側の感想で

同じ犬仲間の我らが愛犬

アーシー(元盲導犬

候補生)にしてみたら

以前のほうがなんぼか

楽だったかもしれません。

 

いや、なんかその、

人間に叱られない一線

きれいに守りつつ

アーシーに迷惑を

かけ続けているというか・・・

 

人の手を噛んだらいけない、

だから代わりに他の犬の

頬のあたりを

噛んでおこう、みたいな・・・

 

 

ちなみに引継ぎの時に

この8か月ちゃんの

現行のパピーレイザー

(旧称:パピーウォーカー、

盲導犬候補生が

訓練学校に入るまで

面倒を見ながら

『人間との生活』の

基本を教える役割)から

「この子、上に

立ちたがる性格なんです」と

言われておりまして、

つまりこの犬は

ガキ大将気質の持ち主。

 

見ていると本当に

「君、それ、アーシーだから

許してくれているんだぞ」

みたいな気持ちになって来て・・・

 

数か月前に比べると

8か月ちゃんの体は格段に

大きくなっているでしょう?

 

最近のこの子の特技は

その体格を生かしての

マウンティングで。

 

 

 

 

マウンティングの対象は

当然のごとくアーシーです。

 

傍らに存在する人間として

そういう時は勿論ちゃんと

「止めなさい。降りなさい」と

指導を入れているんですが

そしてそう言われると

8か月ちゃんは素直に

私の言葉に従うんですが

まあめげずに同じ行動を

繰り返す繰り返す。

 

そのうちアーシーのほうが

根負けというか呆れかえって

「もういいですよ、

やらせておきましょう」と

遠い目をしだすのですが

今後のことを

考えるとそうもいかない。

 

またこの8か月ちゃんの

マウンティングというのが

どうも妙になまめかしくて、

犬のマウンティングって

ハッスル感みたいなものが

普通は存在するじゃないですか。

 

 

『わき目もふらずに』というか

『一心不乱に』みたいな。

 

8か月ちゃんの

マウンティングには

何故かそこらへんの

情熱を思わせるものがなく、

どちらかといえば

過剰にしっとりしている。

 

そりゃアーシーも

困惑した目つきになりますし

私も本音の部分では

「いったい私は何を

見せられているんだ」な気分に

なってしまう。

 

それでも指導は入れています。

 

さてここまで読むと

この子は問題犬のような

気がいたしますでしょう?

 

リードをつけて街に出ると

この犬、豹変するんです・・・!

 

その話はまた明日。

 

 

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