一時預かり中の仔犬

(盲導犬候補生)

(月齢10か月)と

わが愛犬アーシー

(元盲導犬候補生)と

夫(英国人)とともに

集団散歩に出かけました。

 

犬の先祖が

オオカミであるためか

仔犬も群れ歩きを

非常に楽しんだ様子で、

時には集団の先頭に

自ら立つ姿もありました。

 

前回滞在時はこうやって

大勢で散歩に出ても

仔犬は常に集団内の

後方の位置を確保していて

「前に出るなんてとんでもない!」

みたいな態度であったのが

(勝てない時の

日本代表みたい~とか

言ってはいけない)

今回はそこらへん本当に

のびのびと前に前に進み

(つまりドイツ戦の時の

・・・とかだから

本当に言ってはいけない)。

 

これも成長の証でしょうか。

 

その翌日、10か月ちゃんは

担当のパピーレイザー

(旧称:パピーウォーカー、

盲導犬候補生が訓練学校に

入るまでともに生活し

『人間との暮らし』を

仔犬に教える役目)さんの

元に帰って行きました。

 

パピーレイザーさんが

我が家まで直接

仔犬を引き取りに

来てくれたのでちょっと

お話などしたのですが

「もうご存知かも

しれないんですけど、

この子、最初の数か月は

本当におとなしい賢い

仔犬だったんですよ。

それが発情期が来たら

なんというか

性格が変わってしまって」

 

「わかります。

うちのアーシーも

最初の発情期で想像妊娠

(偽妊娠)までしてしまい

当時は訓練とか無理でした」

 

発情期で雌犬の気が

高ぶって性格が変わるのは

割とよくあることらしいのですが、

発情期が終わると多くの場合

犬は本来の性格に

戻ってくれるはずが

時々戻らない個体がいる。

 

アーシーの場合は2回目の

発情期で少し落ち着きが戻り

それを機に

避妊手術を実施したのですが

「落ち着きが戻らない状態の

雌犬を手術してしまうと

その後その犬はずっと

『落ち着きのない犬』に

なってしまうかも

しれないんだそうです」

 

「それ、アーシーも

言われました」

 

「落ち着きが戻って

最初の頃の性格に戻れば

この子は本当に賢かったので

ここまでの遅れも

取り戻せるとは

思うんですが、もしも

この性格が定着しちゃうと

・・・盲導犬は無理かな、と

言われているんですよね・・・」

 

こればかりは

生き物相手のことなので

『これをこうすれば

絶対この結果になる』とは

言えないところが難しい。

 

でもこちらの

パピーレイザーさんは

それでもこの10か月ちゃんを

大事に大事に育成しているのが

傍目から見ていてもよくわかり、

我々としても今後の幸運を

心からお祈りして

お別れしたのでした。

 

 

仔犬との暮らし、

お疲れさまでした!

 

 

(アーシーへの挨拶)

 

 

さて皆様うすうす

お察しのこととは思いますが

現在わがブログの時空は

軽く歪んでおります

 

年末年始、さらに歪みは

強くなるものと思われます

 

それもこれもW杯が(以下略)

 

まあそこらへんも含め

今後ともよろしくお願いします

 

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