我が家にはパンダ(の

ぬいぐるみ)が

1匹いるんですけど。

 

 

先日久々にこの

パンダを抱き上げましたら

抱き心地が変で。

 

具体的にはパンダの

お尻の下に回した

こちらの手に

何か硬いものが当たる。

 

くるりと

ひっくり返してみましたら

お尻のところに・・・

 

 

これはいったい・・・

 

慌てて夫(英国人)を呼び

「パンダ君が大変だ。

これは一体どういうことだ」

 

「・・・この子が猫だったら

間違いなくお尻に虫がわいたと

判断するところなんですけど」

 

思い返せば我が家に以前

住み暮らしていた白黒猫

よくそういうことを

しておりました。

 

「でもさすがに

ぬいぐるみに

虫はわかないよなあ」

 

「これ、かなり硬いですね。

ぬいぐるみの中に入っていた

針金が飛び出て

きちゃったんでしょうか」

 

「このぬいぐるみの中に

針金なんて入って

いなかったと思うが・・・」

 

それでまあ我々は

パンダの患部を

詳しく検分したんですが。

 

 

この硬い棒状の謎の物体は

かなり長く、パンダの

お尻周辺の肌というか

布地にきつく

食いこんでいて・・・

 

色味は黒く長さは

15センチくらいで・・・

 

 

さて問題です、この

棒状というか紐上の

物体はいったい

何だったのでしょうか!

 

・・・と普段なら

クイズにして

遊びたいところなんですが

答えがあまりに

衝撃的であったため

正解をこの場でお伝えします。

 

これ・・・

 

これね・・・

 

干からびて命尽きた

ミミズでした・・・!

 

何故そんなことが

起きるんでしょうか

この家は!

 

パンダはね!

 

ずっと室内にいたんですよ!

 

それもちゃんと

椅子の上に座っていたんです!

 

ミミズがどうやって

そこまで這い上がって

行ったというのか!

 

そもそもその前に

どうして屋内に

ミミズがいるんだ!

 

「我が家はとうとう

並の化け物屋敷を

通り越したというか

嫌な意味での

恐怖の館の方向

舵が切れ始めたというか・・・」

 

「でもこれはあれですね、

ミミズ君にとっても

理解不能な恐怖の

事態だったでしょうね。

進めば進むほど

パンダの布地に

水気を吸われ、

最後は賭けに出て

パンダ君にしがみつくことで

なんとか露命をつなごうとし

そして失敗したんでしょうね」

 

冷酷な私は夫のように

死せる者の心情に

思いを馳せる余裕もなく

バリバリと乾燥ミミズを

パンダのお尻から

剥がしたのでありました。

 

ミミズ君は

花壇で見かける分には

文句なしの益虫ですけど

室内では親しさを感じられない、

二重規範の持ち主ですみません。

 

 

ぬいぐるみにミミズは

きついですよねえ、と

共感してくださったアナタも

すみません、情報量が

多すぎて頭に入って来ません、

屋内で・・・ミミズ?と

混乱していらっしゃるあなたも

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