第378話)不登校「無理して行かなくてもいいんだよ」 | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

子どもが「不登校」になったときの対応は、「無理をして学校に行かせようとしない」が基本だと言われています。私も、不登校の相談を受けた時には、そのように伝えています。



「学校に行きたくても行けない理由」はいろいろですが、共通していることがあります。学校に行くことに、大きな不安(ストレス)を感じているという点です。その不安を押し殺して、頑張って行こうとした結果、不安が「恐怖」にまで高まっている子もいます。

学校を休むと、その不安は薄らぎますが、学校へ行けていないことへの不安が押し寄せてきます。友だちや先生や親や世間は、不登校の自分をどう見ているのだろうか、自分の将来はどうなるのだろうかと。

 

その不安に加えて、「不登校の自分はダメ人間」という自己否定感を持ちます。

ですから不登校には、「いかに安心感を与えるか」が、回復のキーワードになります。
安心感を与えるために、次のような接し方を根気強く続けることをお勧めします。

◆「学校に行かなくても大丈夫。不登校でも、幸せに生きることができる」というスタンスで接する。

親としては、心からそう思うのはなかなか難しいことです。ただ、その心配な気持ちはできるだけ見せないようにしてください。
親が、「学校に行かなくても大丈夫」と思っていることは、子どもにとっては、最大の安心材料になります。

◆「学校に行こうが行くまいが、あなたは私の大事な子ども。大好きだよ」という意味のことを、できれば言葉で伝える。

この言葉は、お子さんに、生きることへの安心感を与えます。それにこれって、親の本心ですよね。

◆説教、指示、忠告はせず、『気持ちを認める聴き方』に徹する。


『気持ちを認める聴き方』のポイントは2つです。


① 「あなたの気持ちを教えてほしい」というスタンスで聞く。

「なんとか解決してやろう」とか「どうアドバイスしよう」と考えなくていいのです。「うちの子はどういう気持ちなのか」と考えながら聞いてあげてください。

② 気持ちに賛同する必要はないが、そう思っていることは認める。

たとえば、子どもが「○○なんか大嫌い!」と言ったとして、「それってダメでしょ」と否定しないでください。子どもだって、そう思いたくて思っているわけではないのですから。

かと言って、「ママも嫌いだな」と、ムリに合わせる必要もありません。「そうか、そんなに嫌いなんだ」と、嫌いな気持ちを認めるだけでいいです。

子どもは、気持ちを認められると、「分かってもらえた」という安心感と、「そう感じてもいいんだ」という自信を持つことができます。
第379話へ 続く)

 

 

 

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