子育て通信38)家族のためにこんなに頑張っているのに | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

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心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

広島市内のこども園で、子育て通信「えがおがいっぱい」を発信しています。その第38号(2023年2月号)です。

家族のために頑張って、幸せを感じるときばかりではありません。報われなさを感じたり、自分の幸せを犠牲していると感じて、苦しくなることがあります。どうすれば、幸せな頑張りを取り戻せるのでしょうか。



 

相談

 

子育て、仕事、家事と、家族のために頑張っています。でも「全て投げ出して、好きに生きたい!」と思う自分がいます。そんな自分がダメな親に思えて、ますます苦しくなります。

 

 

考え方


「頑張り」の原動力には2つあります。義務感と、「したい」という欲求です。

例えばあなたが、頑張ってお子さんの誕生日会の飾りつけをしているとしましょう。「母親なのだから、子どもが喜ぶ飾り付けをしなければ」と思うのは義務感で、「子どもの喜ぶ顔を見たい」と思うのは、あなたの欲求です。

どちらの原動力がいい、悪いはないのですが、義務感の方が大き過ぎると、報われなさを感じ、頑張ることが苦しくなります。

「義務」だとすると、それを果たさない人は、まわりから責められます。責められないための頑張りになります。知らない間に、「頑張らないと責められる」「頑張っていない私には価値がない」という自己否定感を持つようになり、それで苦しくなるのです。

飾りつけを見たお子さんが、「もっときれいにしてほしかったな」と言ったとしても、お子さんがママを嫌いになったわけではありません。ママ失格でもありません。「そうか、もっと〇〇すればよかったね。来年は、そうするよ」と言って、あとは誕生日会を楽しんでいいのではないでしょうか。

あなたは、お子さんが「〇〇をしてくれるから」お子さんを好きなのではないですよね。もし、心配ばかりかける子であったとしても、お子さんを愛する気持ちは変わらないと思います。

同じように、あなたのご家族は、あなたが〇〇をしてくれるから好きなのではありません。今のあなたを好きなのです。

 

 

どうすればいい?

 

◆ 「全て投げ出したい」と思ったなら、それは、頑張り過ぎたあなたが発するSOSです。家族への愛がなくなったわけではありません。まわりに協力してもらって、自分の時間を持ってください。

◆ 家族のために何かする時は、家族が喜ぶ顔を思い浮かべるといいでしょう。「私は、家族に喜んで欲しいんだ」という、元々持っておられる欲求を再確認することができます。
思ったように喜んでくれなかったら、がっかりです。がっかりはするけれど、ご自身を責めることはありません。だって、みんながあなたを大好きな気持ちは、変わらないからです。

◆ それでも自分を責める気持ちで苦しい時は、「私はわたしでいい、ありのままの私でいい」と、自分に声をかけてください。心からそう思えなくてもいいので、繰り返し、言葉にしてつぶやいてみてください。

※ 子育て通信の「感想」「質問」や、「とりあげて欲しい相談事項」がありましたら、【コメント】していただけるとうれしいです。
(「子育て通信38」完)

 

 

 

 

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