2022年1月19日水曜日

 1・日銀黒田総裁、2%目標達成前の利上げを否定
2・東京など13都県にまん延防止措置
3・NY市場、債券、株が売られるリスクオフへ
4・UAE石油施設ドローン攻撃、原油一段高
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1・黒田総裁、2%目標達成前の利上げを否定「議論していない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-18/R5W1BIT1UM0W01
展望リポート:物価見通し+1.1%に(従来0.9%)上方修正

まあ、そりゃそうよね、って話ですが、
英語版ロイターが日銀が利上げに向け議論を始めるかのような
観測記事を上げるものだから、一部に警戒が強まっていただけに
当たり前の結論にも、ドル円、クロス円が急上昇する局面が見られました。

しかし、その後株式市場が急に崩れ始めてリスクオフの様相に。
それに伴ってドル円、クロス円も再下落。
昨日のブログで想定していた動きでしたので
ドル円、クロス円を売り参戦しています。

物価見通しは引き上げられましたが、政策は緩和の継続で変わらず。
特に今回の日銀が現状の為替の方向性を占う材料にはなりません。
となると、そもそもの「今」の値動きが重要。
昨日も書きましたが、金利上昇でもドル円が上がらないのは
債券の投げが出ているため、ということならリスクオフ気味ということです。
となるとドル円、クロス円売りということになりますね。

2・東京など13都県にまん延防止措置へ、21日から2月13日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-18/R5WHPMT1UM0W01

これも株の売り要因。
これを皆が遵守するかどうかは置いておいて。
日本はまた行動制限するのか、消費、内需はまた縮小するな、
ということで結果がどうあれ、まずは株売の材料です。

今日の後場から日本株が崩れたのは、米金利上昇を嫌気した
などの指摘もありますが、再びまん防による行動自粛要請のニュースが
日本株市場を冷やした可能性もありますね。

3・今夜連休明けの米株市場、全面安です。
 
ゴールドマン、10-12月は予想外のトレーディング減収-人件費は急増
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-18/R5WOMVT1UM0Y01
ゴールドマン・サックスの決算、1株当たりの利益市場予想を下回る

ゴールドマン・サックスの決算を嫌気したなどの指摘がありますが
マインドの悪化も売り要因。先週のミシガン消費者信頼感指数も悪かったですが
今夜はNY連銀製造業景気指数が悪かった。

NY連銀製造業景況指数、1月は急低下
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-18/R5WQUKDWRGG401
・1月 ▼0.7に低下
 ~受注と出荷の指数がいずれも急激に落ち込む
 ~調査期間は1月3-10日で、新型コロナ感染が増えていた時期
・インフレが今年も根強く高止まりする可能性を示唆
 ~6カ月先の仕入れ、販売価格の見通しを示す指数は統計開始以来の最高水準に上昇

マイナスへ、、、落ち込みすぎじゃない?!💦 
 
オミクロン拡大期のリサーチだったこともありますが
米景気の減速の兆候がチラホラ見え始めているというのに
FRBは3月利上げを始めるんです。

利上げ、バランスシートの縮小は景気が悪いならやるべきではないんです。
今回は景気云々よりインフレ退治が目的の利上げですね、明らかに。
このタイミングの悪さ、、、。

※米主要株価インデックス

まだ大崩れというわけではありませんが、米株は確実に上値は重くなっています。

※米国債券利回り一覧 すべての年限で金利上昇止まりません~💦

債券価格下落で、投げ売りの様相となってきているという話もありますが
インフレを織り込む動きが加速しているのかも・・・。

4・原油価格一段高

原油先物価格 7年2か月ぶり高値 UAEの施設爆発受け懸念広がる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220118/k10013436531000.html

OPEC第3の産油国であるアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビの
国営石油会社の施設でドローンによる攻撃で3人が死亡。
UAEが軍事介入するイエメンの反政府勢力、武装組織フーシ派が
攻撃を行ったと犯行声明を出しました。
これを受けWTI原油先物は一時1.6%上昇し、85.19ドルまで上昇。
TOCOM原油先物市場でも中心限月が
約7年2カ月ぶりの高値まで上昇しています。

OPECプラスは毎月日量40万バレルづつ増産をしていますが
実は生産枠の生産が未達となる国もあるのが現状。

過去5年間にわたる石油開発部門の深刻な投資不足に起因しており、
14年に約8000億ドルだった投資は昨年約3400億ドルにまで落ち込みました。
昨年の原油の新規埋蔵量は75年ぶりの低水準に沈んでおり、
原油価格は100ドル、200ドルへ上昇するとの予想も出てきました。

現在OPEC生産国で現在増産余力がある国は
サウジ、UAE、クェートの3カ国程度との指摘もあり、
そのうちの最も治安がいいとされるUAEが攻撃されたのです。
そもそもの供給不安に加えて地政学リスクが重なって原油は一段高。

米金利がこれだけ急上昇していいるにもかかわらず
原油が下がらない、インフレは止まりません。
バイデン政権、中間選挙やっぱり負けるな、このままじゃ。

ポジション
キウイ円77.82円S継続、77.90円で追随売り
ドル円114.84円売り参戦
ポンド円156.20円売り参戦


今週のひろこのスペシャリストに聞く、は
経済ジャーナリスト 和島英樹氏をお迎えし
22年日本株市場徹底予想、
特にEV関連の注目銘柄をご紹介いただいています。

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